MICS NEWS Vol.11 Number 7          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

"F−097.京都府病害虫防除所は、農研機構中央農業研究センターによる解析の結果、県内の栽培農家が育成しているトウガラシから、国内初となる病原ウイルス「トウガラシえそモザイルウイルス(仮称)」を確認したと発表した。
             【京都新聞 2010. 9.16朝刊 25面】

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"F−099.理化学研究所などの国際研究チームは、核を除いた受精していない卵子に他の個体の体細胞の核を移植して作った「体細胞クローンマウス」を、従来の約10倍の出生効率で作り出すことに成功した。畜産分野などでの体細胞クローン技術の実用化につながる成果として期待される。 
           【日経産業新聞 2010. 9.17朝刊 11面】
           【日刊工業新聞 2010. 9.17朝刊 22面】

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"F−101.熊本県病害虫防除所は、国内で未確認だった新型の水稲ウイルス病「イネ南方黒すじ萎縮病(仮称)」を確認した。葉身と葉先がねじれ、激しい場合はらせん状になるなどが特徴。 
           【日本農業新聞 2010. 9.17朝刊 14面】
           【熊本日日新聞 2010. 9.17朝刊  6面】

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"G−001.農業生物資源研究所は、短いRNA分子により、植物の遺伝子の働きを試験管内で抑えること(RNAサイレンシング)に成功し、その仕組みを明らかにした。ウイルスによる病害等を、RNAサイレンシングを利用して制御する手法の開発につながるとして期待される。 
           【化学工業日報 2010. 9.22朝刊  1面】

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"G−004.物質・材料研究機構と大阪市立大学は共同で、DNAやRNAを構成する塩基分子のチミンとウラシルを識別できる人工膜(アームドシクロノナン)を開発した。
            【日経産業新聞 2010. 9.21朝刊 11面】

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"G−005.北海道大学は、ドジョウを使い卵や精子のもとになる生殖細胞をなくした個体で、雌ができることを突き止めた。 
           【日刊工業新聞 2010. 9.21朝刊 23面】

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"G−017.東京大学は、線虫は周りの仲間が多くなりすぎてエサが不足する恐れが生じると、臭いの好みに関係するタンパク質の合成をフェロモンが抑制し、臭いの好みを変化させ集中を防いでいることを見いだした。 
             【茨城新聞 2010. 9.24朝刊 21面】
           【日刊工業新聞 2010. 9.30朝刊 24面】

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"G−020.アルゼンチンやスウェーデンの研究グループは、ヒマワリやタンポポなどのキク科植物は、南米のパタゴニア地域北西部の地層から見つかった花の化石を分析した結果、約5千年前に南米でうまれた可能性があると結論づけた。
             【朝日新聞 2010. 9.27朝刊  2面】

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"G−022.福島県水産試験場と北海道立総合研究機構は共同で、カレイの一種の高級魚「マツカワ」の自然繁殖の再開に向け、産卵生態の解明に乗りだした。
             【福島民報 2010. 9.27朝刊 23面】

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"G−023.理化学研究所は、X染色体上でほかの遺伝子の働きを抑える「Xist遺伝子」が異常に働くと、体細胞クローン技術によるマウスの出生率が低下することを突き止めた。この遺伝子を働かなくすると、出生率が8〜9倍に高まることも明らかにした。
              【毎日新聞 2010. 9.28朝刊 23面】

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"G−026.東京大学と農業生物資源研究所は、アミノ酸の配列から働きを推定できないタンパク質について、立体構造が似たタンパク質を探して働きを解明することに成功した。この方法を使って機能が分かっていないタンパク質を調べることにより、新たな有用なタンパク質を発見できる可能性があるとして期待。
           【日経産業新聞 2010. 9.28朝刊 11面】
           【日刊工業新聞 2010.10. 5朝刊 32面】

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"G−041.大阪大学は、サルモネラ菌のべん毛の働きを解析し、細胞の外から中へと流れ込む水素イオンのエネルギーを利用して、左右両方向に等しく動いていることを突き止めた。分子レベルの微小モーターの開発に役立つとして期待される。
           【日経産業新聞 2010. 9.30朝刊 14面】

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"G−044.名古屋大学は、ミツバチが温度や忌避物質を感じるための重要なセンサーとして機能するイオンチャンネル「AmHsTRPA」を見いだした。 
             【科学新聞 2010.10. 1    4面】

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"G−052.理化学研究所と産業技術総合研究所は共同で、アブラムシの体内いる共生細菌を、異なる種の間で移し替えると、餌にできなかった植物を利用できるよう食性が変化することを突き止めた。昆虫が植物に適応していく仕組みの解明に役立つ成果として期待。
           【日経産業新聞 2010.10. 5朝刊 11面】
             【東京新聞 2010.10.11朝刊 25面】

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"G−059.沖縄県工業技術センターと産業技術総合研究所は共同で、沖縄本島などに分布する寄生植物「リュウキュウツチトリモチ」に含まれるポリフェノールに、美白効果があることを突き止めた。 
             【琉球新報 2010.10. 6朝刊  5面】
           【沖縄タイムス 2010.10. 7朝刊  7面】

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"G−076.金沢大学は、細胞内で物質輸送を担う2本脚の構造を持つタンパク質「ミオシンV」が、歩くように交互に脚を前に出して移動する動画の撮影に成功した。
         【朝日新聞 2010.10.11朝刊  2面】
             【毎日新聞 2010.10.11朝刊  2面】

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"G−083.岡山大学は、地中に最も多く含まれ、植物の成長を妨げるアルミニウムを、植物の細胞内に運んで隔離するタンパク質「Nrat1」をイネから見いだした。「Nrat1」を制御することで酸性土壌でも育ちやすい植物を作れるほか、花の色を変えるなどの応用も見込める。 
           【日経産業新聞 2010.10.14朝刊 11面】
 
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