MICS NEWS Vol.10 Number 3
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"B−051.農研機構中央農業総合研究センターは筑波大学などと共同で、食品加工に利用できない硬い大豆を柔らかくする「石豆解消装置」を開発した。研磨機に突起のついた金網を取り付け、研磨時に石豆の表面に微細な傷をつけることで、吸水しやすくなる。納豆などで加工時の選別が不要となり、製造コスト削減につながる。
             【読売新聞 2009. 5.23朝刊 33面】
             【毎日新聞 2009. 5.23朝刊 23面】
           【日本経済新聞 2009. 5.23朝刊 35面】
             【産経新聞 2009. 5.23朝刊 21面】
             【茨城新聞 2009. 5.23朝刊 20面】
           【日本農業新聞 2009. 5.23朝刊 16面】
           【化学工業日報 2009. 5.25朝刊  9面】
             【東京新聞 2009. 5.25朝刊 24面】

"
"B−052.アステラス製薬は、高エネルギー加速器研究機構に完成させた分析器(ビームライン)を用いて、タンパク質の構造解析と設計を行い新薬の候補物質スクリーニングの効率化を図っている。 
             【朝日新聞 2009. 5.22朝刊 30面】

"
"B−054.昭和電工は、困難とされていた光合成に最適な波長660ナノメートルの光を得られる4元素系の赤色発光ダイオード素子を開発した。これまでの3元素系と比較して、3倍以上の高出力を実現し、植物育成市場の参入を目指す。 
            【化学工業日報 2009. 5.25朝刊  1面】

"
"B−056.九州大学と福岡県産業・科学技術振興大学は共同で、大腸菌やサルモネラ菌などの食中毒の原因菌を8時間で検出できる小型の装置を開発した。 
           【日本経済新聞 2009. 5.25朝刊 13面】

"
"B−063.沖縄県畜産研究センターは、黒毛和牛の体細胞クローン牛の受胎率が30%台まで向上した生産技術を開発した。 
           【沖縄タイムス 2009. 5.26朝刊  9面】

"
"C−001.東京大学は、指示内容を書き込んだトランプのようなカードを作業の対象となる場所へ置いておくことで、動作の開始・終了などを制御する技術を開発した。
           【日経産業新聞 2009. 5.22朝刊 11面】

"
"C−010.山形県畜産試験場養豚支場は、豚の肥育後期の約2ヶ月間に飼料用米を与えると、肉のオレイン酸が増えて食味が良くなることを確認した。与え過ぎると肉が硬くなるため、重量比で15%を配合飼料に混ぜるのが最適。
           【日本農業新聞 2009. 5.28朝刊 14面】

"
"C−014.農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、良質な堆肥製造に欠かせない、堆肥原料の通気性を簡単に測定できる装置を開発した。 
           【日本農業新聞 2009. 6. 3朝刊 14面】
           【化学工業日報 2009. 6. 4朝刊  3面】

"
"C−020.飼料米で飼育した銘柄豚の流通が定着し始めている。コストはトウモロコシの2倍だが、国産米を用いた「安全・安心」や地域循環型農業というアピールが支持を得ている。飼料米の生産は拡大傾向にあり、08年の栽培面積は1600ヘクタール以上となった。 
        【日経MJ(流通新聞) 2009. 6. 1朝刊 14面】

"
"C−022.農研機構北海道農業研究センターは広島大学と共同で、GPSやGISを利用した放牧牛の管理化システムを開発した。牛に受信機を取り付けPHS経由で地図データ上に取り込む。牛の活動量や健康管理にも活用が可能。
           【日経産業新聞 2009. 6. 2朝刊  3面】

"
"C−030.水産総合研究センターは、水深500メートルまで使用可能な音響・光学複合生物観測システム「J−QUESTχ」を開発した。中深層を遊泳するハダカイワシ類などの現存量推定や生態研究などに役立つものと期待される。
         【日刊水産経済新聞 2009. 6. 4朝刊  1面】

"
"C−032.電気通信大学は、可視光の範囲であらゆる光を放つ発光物質の作製法を開発した。化学反応で一部の分子を変化させた液体状の発光物質に、ホタルの発光酵素「ルシフェラーゼ」を加え、10色の色を取り出すことに成功した。
           【日経産業新聞 2009. 6. 4朝刊 12面】

"
"C−034.鳥取県産業技術センター食品開発研究所などは、電気によってタンパク質を接着することで、加工工程で捨てられている高品質の魚肉を再成型して有効活用する技術の開発を始めた。農林水産省の技術開発事業として採択された。
            【日本海新聞 2009. 6. 4朝刊  8面】

"
"C−037.農研機構北海道農業研究センターは、種なしスイカの生産に必要な花粉を長期間保存する技術を開発した。(北農研プレスリリース) 
            【北海道新聞 2009. 6. 5朝刊  4面】

"
"C−040.広島県立総合技術研究所食品工業技術センターは、食材の形を保持したまま、任意の硬さに変えられる「凍結減圧酵素含浸法」を開発した。新たな高齢者・介護用食品の実用化や機能性食品、医療検査食などの開発が期待される。
           【日刊工業新聞 2009. 6. 8朝刊 19面】

"
"C−045.住友電気工業(株)は、近赤外線の反射から、検査対象物を加工しなくても食品などに含まれている成分を分析できる技術を開発した。生産ラインで用いれば、全量検査が可能になり、異物混入防止につながるとしている。 
           【日経産業新聞 2009. 6. 8朝刊  1面】

"
"C−049.家畜改良センター兵庫牧場は、肉用鶏種「はりま」に、従来の飼料の配合割合で10%の籾付きの飼料米を混ぜて給与したところ、成育が慣行の飼養と同等以上であることを確認した。 
           【日本農業新聞 2009. 6. 9朝刊 14面】

"
"C−051.(株)セルリムーバーは、ブタの頸静脈を使った細胞培養基材を実用化した。生体環境に近い条件下で培養できるのが特徴。 
           【日刊工業新聞 2009. 6. 9朝刊 19面】

"
"C−058.農研機構中央農業総合研究センターは、大豆の種まき前に種子の水分量を上げる調湿処理を行い殺菌剤を塗布することで、収量減の要因となっている湿害による出芽不良を改善する技術を開発。今年度から現地実証試験を開始する。
           【日本農業新聞 2009. 6.11朝刊 14面】

"
"C−067.宮崎大学は、大人が手の届く位置で収穫できる柿の低木化に成功した。実用化されれば、山間地や傾斜地での作業負担が減るため、関係者の期待は高い。この研究は、農林水産省の「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」に採択されている。
           【宮崎日日新聞 2009. 6.12朝刊 25面】

"
"C−072.水産大学校と(株)ヤナギヤ、(株)奈可越は、低コスト・ローテク化が達成された無菌フグ製造技術を開発した。 
         【日刊水産経済新聞 2009. 6.17朝刊  6面】
             【山口新聞 2009. 6.17朝刊  8面】




もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved