MICS NEWS Vol.10 Number 4
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"D−004.三重大学は、哺乳動物では発現が困難なヒトGPCR(Gタンパク質共役型受容体)抗体を、魚類に遺伝子組換え酵母を食べさせることで簡便に作成することに成功した 。多品種の抗体製造にも使用でき、コストも大幅に低減できる可能性がある。
           【化学工業日報 2009. 6.25朝刊  8面】

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"D−010.京都大学は、レアメタルのモリブデンやニッケルなどを遺伝子組換え酵母を使って回収する技術を開発した。 
           【日本経済新聞 2009. 6.29朝刊 13面】

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"D−012.大阪大学と広島大学は共同で、遺伝子組み換えで大腸菌に高温でも働く酵素産生させ、「生物触媒」として利用する技術を開発した。バイオマスから化成品を製造する工程などが短縮できると期待される。 
           【日経産業新聞 2009. 6.30朝刊  1面】

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"D−013.山形県農業総合研究センター畜産試験場は、稲発酵粗飼料用の稲の刈り取り時期を遅らせると、ビタミンAが大幅に減ることを確認した。収穫を遅らせることで黒毛和種の肥育牛への給与が可能になり、稲発酵粗飼料の利用拡大につながると期待される。
           【日本農業新聞 2009. 6.30朝刊  1面】

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"D−017.福井県畜産試験場は、勝山市の県営奥越高原牧場で、ホルスタインのメスが生まれる確率の高い性判別精液(メス精子)を受精卵に移植する方法で、公共牧場としては初めて繁殖に成功したと発表。 
             【福井新聞 2009. 6.30朝刊  6面】

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"D−019.大阪大学は、既存の半導体加工技術による赤色発光ダイオードの試作に成功した。青や緑色LEDの材料と同じ窒化ガリウムにユーロピウムを少量加えるので、LEDディスプレーの高精細化につながり、有害なヒ素や資源確保が難しいインジウムを利用しない利点もある。 
           【日経産業新聞 2009. 7. 1朝刊 11面】

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"D−020.大分県農林研究センター畜産試験場は、同試験場が開発した豚の凍結精液を使った人工授精技術を使い、臼杵市の足立牧場で繁殖に成功したと発表。これまでの人工授精よりも、受胎率の大幅改善が見込める技術として期待される。
           【大分合同新聞 2009. 7. 1朝刊  5面】
           【日本農業新聞 2009. 7. 5朝刊  1面】

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"D−023.千葉県や愛知県などの農業試験場と名糖産業(株)は共同で、子牛に乳酸菌とオリゴ糖を組み合わせて給与すると、発育が促進することを確認した。腸内環境が改善されることで、下痢が減るなど増体が向上する。 
           【日本農業新聞 2009. 7. 3朝刊 14面】

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"D−026.中国農業科学院は、サツマイモの空中栽培法の特許登録を行った。根菜類が空中で育つことを証明した世界でも例のない栽培法として、内外の注目を集めている。  
        【茨城新聞 2009. 7. 3朝刊  4面】

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"D−032.岩手県農業研究センター県北農業研究所は、ホウレンソウ萎ちょう病など、ナスやピーマンにも効果が期待できる防除技術を開発した。土壌消毒の被覆資材に難透過性フィルムを使うことで、ポリエチレンフィルムに比べてクロルピクリン燻蒸の錠剤を20%削減でき、消毒コストは13%減らせる。 
           【日本農業新聞 2009. 7. 7朝刊 16面】

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"D−034.農研機構生研センターは、モモなどの果実の害虫であるヤガ類を、超音波で防除する技術を開発した。今後は、機器メーカーなどと協力して製品化を目指す。
           【日経産業新聞 2009. 7. 8朝刊 11面】
           【化学工業日報 2009. 7. 8朝刊  4面】
           【日刊工業新聞 2009. 7. 9朝刊 10面】

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"D−055.大阪府立大学と大阪府環境農林水産総合研究所、(株)アワフル、有光工業(株)、静岡県ゴルフ場協会は、農薬の飛散(ドラフト)を防止するため、薬液を泡状にして散布する技術を開発した。 
           【日本農業新聞 2009. 7.14朝刊  1面】

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"D−056.長崎県総合水産試験場は、県工業技術センターが開発した、従来のものに比べコンパクトで、魚が排出するアンモニアを無害化できる水質浄化装置を導入し、高級魚「クエ」の陸上養殖試験に取り組んでいる。 
             【長崎新聞 2009. 7.14朝刊  7面】

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"D−057.兵庫県立農林水産技術総合センターは、窒素含量を透視度計で推計した溜池の水を水稲栽培に使用した場合、施肥量を最大2割減らせることを確認した。上手く利用すれば肥料代や環境負荷の低減につながる。 
           【日本農業新聞 2009. 7.15朝刊 12面】

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"D−068.岩手県農業研究センター畜産研究所は、牛の受精卵移植で受胎率が高まる血液成分のレベルを明らかにした。今後は、血液成分を適正値にする飼育方法や飼料などについて研究を進める。 
             【岩手日報 2009. 7.17朝刊  5面】

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"D−072.発光ダイオード(LED)など光を活用した新たな農業技術を確立するためのプロジェクト研究(野菜・果樹・茶・キノコ・害虫・花き)の研究概要の紹介記事(6回連載)。 
           【日本農業新聞 2009. 7. 7朝刊 16面】
           【日本農業新聞 2009. 7. 8朝刊 14面】
           【日本農業新聞 2009. 7. 9朝刊 14面】
           【日本農業新聞 2009. 7.14朝刊 14面】
           【日本農業新聞 2009. 7.15朝刊 16面】
           【日本農業新聞 2009. 7.22朝刊 14面】

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"D−080.岩手県農業研究センターなどは、市販の試薬や装置に改良を加え、生産者自身が素早く土壌診断を行える土壌分析システムを開発した。分析できるのはカルシウムなど5項目で、分析行程時間は15分程度と従来の10分の1以下。 
           【日本農業新聞 2009. 7.23朝刊 16面】
             【岩手日報 2009. 7.23朝刊  5面】

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"D−083.愛知県農業総合試験場は、トマト黄化葉巻病などを引き起こす害虫「タバココナジラミ」のうち、薬剤抵抗性を持つ種類を簡単に識別できる技術を開発した。ニッポンジーンが検出キットの販売を開始。簡単な器具があれば、1時間程度でバイオタイプを判別できる。 
           【日本農業新聞 2009. 7.24朝刊 14面】
             【中日新聞 2009. 7.25朝刊 20面】

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"D−085.石川県畜産総合センターは、吸引法と超急速ガラス化保存法を組み合わせた新しい受精卵の雌雄判別技術の実用化を進め、予定どおり雄牛2頭を誕生させた。農家にとって求める性の牛の誕生は朗報であり、能登牛の増産も期待される。
           【北国新聞 2009. 7.25朝刊 33面】 "


"D−088.農畜産物の「おいしさ」を決める要素を科学的に分析し、それを物差しとして消費者に示す基準づくりの取り組みや研究が進んでいる現状を紹介。 県や大学、農研機構などでは成分とともに、「おいしさ」に関係する複雑な要素が検討されている。単純な味の物差しを作らないようにすることも大切だとい う、野菜茶業研究所の堀江秀樹氏のコメントを紹介。               【読売新聞 2009. 7.28朝刊 15面】 "




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