MICS NEWS Vol.10 Number 6
          7.健康 
… 食と健康、疾病  etc. …
             

"F−007.富山大学は、B型肝炎やインフルエンザなどの特定の感染症に有効な抗体を作る細胞を独自のシリコン基板を使用して人間の血液から採取し、ウイルスを撃退する力の強い抗体を短時間で量産するシステム(ISAAC法)を開発した。
        【北日本新聞 2009. 8.17夕刊  1面】
            【北日本新聞 2009. 8.18朝刊  1面】

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"F−048.米国オレゴン国立霊長類研究センターは、クローン技術を応用して、ミトコンドリアを交換した卵子を作り、体外受精で健康とみられるアカゲザルの子を誕生させることに成功した。ミトコンドリアの異常による病気を防ぐ研究として注目される。
         【日本経済新聞 2009. 8.31夕刊 22面】

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"F−049.農林水産省は、遺伝子組み換え技術による花粉症緩和米やGMカイコを利用した絹糸の人工血管など先端バイオの成果を実用化に導く事業「アグリ・ヘルス実用化研究促進プロジェクト」を立ち上げ、2010年度から5年計画とし、総額40億円で推進するための予算要求をした。 
           【化学工業日報 2009. 9. 1朝刊  9面】

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"F−052.京都大学と東京大学は、細胞内で脂肪の合成を妨げる化合物を突き止めた。メタボリック症候群の治療薬開発につながる成果と期待される。 
           【日本経済新聞 2009. 8.28朝刊 42面】

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"F−053.熊本大学と科学技術振興機構は、メタボリック症候群や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因となるたんぱく質「アンジオポエチン様たんぱく質」を発見した。このたんぱく質を抑える方法を解明すれば、肥満や糖尿病の治療薬の開発につながると期待される。 
           【日経産業新聞 2009. 9. 2朝刊  9面】

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"F−058.双日(株)と東京海洋大学などは、米ぬかに含まれる「オリザノール」に体内の脂肪をエネルギーに変えやすくする効果があり、魚類はこれを体内に蓄積しやすいことを突き止めた。オリザノールを餌に混入し、生活習慣病予防に効果があるクロマグロとして商品化を目指す。
             【朝日新聞 2009. 8.29朝刊 16面】
         【日刊水産経済新聞 2009. 9. 3朝刊  1面】

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"F−080.明治大学とバイオベンチャーのバイオス医科学研究所は、ヒトのインスリンを作るために必要な遺伝子の変形型を、ブタの精子に加えて受精させ、高血糖のブタの作出に成功した。ヒトの糖尿病のような症状が現れる大型動物の作出は初。今後、新薬の効果や安全性を調べることに役立てる。 
           【日本経済新聞 2009. 9. 7朝刊 13面】





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