MICS NEWS Vol.10 Number 7

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"F−117.森林総合研究所は、輸入材の原産地を特定し、偽装や違法を見抜き指摘する研究に取り組んでいる。 
             【毎日新聞 2009. 9.15朝刊 22面】

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"F−119.定食屋チェーンの大戸屋は、独自販売を目的として、照明にLEDを採用する省エネ型の野菜工場を新設し、来年春にも栽培を開始する計画。  
             【朝日新聞 2009. 9.16朝刊 15面】

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"F−125.日本食糧新聞が開催した「食品ニューテクノロジー研究会」における、農研機構食品総合研究所の橘田和美氏による「遺伝子組み換え作物の検知手法開発について」や、米加工品のDNA判定技術などについての講演内容を紹介。
         【日本食糧新聞 2009. 9.16朝刊  7面】

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"G−006.家畜改良センター鳥取牧場は、農研機構生物系特定産業技術研究支援センターや農機具メーカーと共同開発した、飼料用トウモロコシをロールベールにする実用機「細断型ロールベーラ」の普及に向け、9月18日に県立農業大学校で実演会を開催した。自給率の向上、作業の省力化、良質なサイレージが期待される。
           【日本海新聞 2009. 9.24朝刊  5面】

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"G−007.九州大学は、肉牛(黒毛和種)の受精後2〜3日の胚に特定の抗生物質を投与することで、異物を細胞外に排出して防御機能を高める「P糖タンパク質」が数倍に増えることを突き止めた。受胎率向上技術として、福岡県では、来年度にも生産現場への普及を図る。 
            【西日本新聞 2009. 9.24朝刊  1面】

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"G−013.兵庫県立農林水産技術総合センターは、タマネギ苗の台風被害を回避する研究に取り組んでいる。淡路島特産のタマネギ品種「ターザン」の種まきを通常より約半月遅らせても、収穫時期や収量、品質に差がないことを確認した。今後、食味への影響についても確認する予定。 
        【日経MJ(流通新聞) 2009. 9.28朝刊 18面】

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"G−015.水産総合研究センターは、アサリの成長にブドウ糖が有効であることを突き止めた。アサリの人工飼育時に、栄養不足を補うためブドウ糖を与えたところ、稚貝の生育が約3割促進した。アサリの安定供給技術として期待される。
         【化学工業日報 2009. 9.29朝刊  9面】
           【日経産業新聞 2009.10. 1朝刊 13面】
         【日刊水産経済新聞 2009.10. 1朝刊  2面】

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"G−017.鹿児島県農業開発総合センター熊毛支所は、奄美など西南暖地における野菜類の生産安定化対策として、木柱を利用した簡易平張施設による台風被害の軽減効果を実証し、低コストで薬剤散布の軽減、早期収穫、増収などの利点を確認した。
           【日本農業新聞 2009. 9.18朝刊 16面】

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"G−019.理化学研究所は、界面活性剤などを使い、膜タンパク質「バクテリオロドプシン」を試験管内で大量に合成できる技術を開発した。 
           【日経産業新聞 2009. 9.18朝刊 10面】

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"G−023.茨城県農業総合センター農業研究所は、水稲の収穫適期を容易に判定できる「コシヒカリ適期収穫チャート」を開発した。正確な収穫時期を把握し、早刈りや刈遅れによる品質低下を防ぎ、高品質米の安定生産が期待できる。
             【茨城新聞 2009. 9.21朝刊 21面】

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"G−025.福岡県のJA粕屋は、九州大学と共同開発した気象観測装置「農地環境モニタリングシステム」を利用して、過去の気象データや生育状況を基に、水稲品種「ヒノヒカリ」の収穫適期を観測し、品質のよいコメの収穫に役立てている。
          【日本農業新聞 2009. 9.23朝刊  1面】

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"G−029.岩手県農業研究センターは、県産ブドウの奨励品種「サニールージュ」の房を整形する技術を開発した。出荷規格に見合った大きさのブドウを安定生産でき、栽培拡大が期待される。 
             【岩手日報 2009. 9.28夕刊  7面】

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"G−034.農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、90馬力程度の大出力のトラクターの操縦における安全性と、作業者の身長や体重などとの関係についての研究結果を日本畜産学会で発表した。 
           【日本農業新聞 2009. 9.30朝刊 16面】

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"G−036.宮城県畜産試験場は、マイコプラズマ性肺炎など、呼吸器疾患への抵抗力が強いランドレース種系統ブタの新品種「ミヤギノL2」を育成し、県内の養豚場に雌ブタの配布を開始した。発育性や繁殖性を向上させ、高品質な豚肉生産を目指す。
         【日本農業新聞 2009. 9.30朝刊 16面】

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"G−057.佐賀大学は、低アルコールの清酒を造る際にでる異臭「つわり香」の原因物質「ピルビン酸」を抑える、新しい酵母を開発した。 
           【日本農業新聞 2009.10. 6朝刊 13面】

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"G−059.農業技術ベンチャーのニアスは、近畿大学と共同で、農産物の病気やカビへの抗菌効果が高い微生物の量産技術を開発した。フィルム状に加工し、種子を包んで抗菌効果を持続させる。近く微生物農薬として許可申請を行う予定。
           【日本経済新聞 2009.10. 7朝刊 13面】

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"G−062.大分県農林水産研究センター果樹研究所は、界面活性剤で作った泡を2重被覆のハウスの被覆間に充満させ、保温効果を高め、加温コストを下げる技術を開発した。夏季の遮光や遮熱にも有効。 
           【日本農業新聞 2009.10. 7朝刊 20面】

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"G−066.コニカミノルタセンシング(株)は、約2秒で計測し、反復データの蓄積や解析が可能な葉緑素計「SPAD(スパッド)-502Plus」を、11月に発売を開始する。イネやブドウなど農作物の生育状況を簡単に計測できる。
           【日経産業新聞 2009.10. 8朝刊  1面】

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"G−071.山梨県果樹試験場は、ブドウの着色不良の原因究明のため、定量PCR測定器を導入するなど遺伝子レベルでの研究を強化する。温暖化対策や新品種の開発にも力を入れる方針。 
           【山梨日日新聞 2009.10. 8朝刊  1面】

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"G−076.シンジェンタは、主要なトウモロコシなどの農作物に高温や干ばつなどの環境ストレス耐性を付与する、スプレー散布が可能な新農薬「Invinsa」を開発し、来年にも販売を開始する。 
           【化学工業日報 2009.10. 9朝刊  4面】

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"G−081.岡山県農業試験場は、害虫の卵がふ化する前に落花する「カリフォルニアポピー」や、茎などから殺虫成分を含んだ粘着物質を出す「ペチュニア」など13種類の害虫防除効果が期待できる景観植物を選定。野菜畑の周辺に植え、害虫駆除や農薬使用量の低減などの実用化に向けた検証を進める。 
             【山陽新聞 2009.10.11朝刊  9面】

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"G−083.東京工業大学は、太さ1ミリメートルのガラス管の中で、メタンと酸素に高電圧をかけて、常温でメタノールを合成する手法を開発した。高温処理が不要、消費エネルギーを10分の1以下に抑えられるなどのメッリトがある。2〜3年での実用化を目指す。
           【日経産業新聞 2009.10.14朝刊 10面】

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"G−087.森永製菓(株)は、加工製品などの食品に、アレルギーの原因物質が含まれているか否かを容易に確認できる検査キットを開発した。 
           【日経産業新聞 2009.10.15朝刊 16面】

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"G−089.東京農業大学は、土壌から硝酸態窒素やリン酸などの主要8成分を同時抽出できる「マルチ抽出法」と医療用装置を用いて、土壌成分分析を従来の方法よりも数十倍速く行える土壌診断法を確立した。 
           【日本農業新聞 2009.10.15朝刊 14面】

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"G−090.茨城大学が行っている、環境負荷が小さく、生態系バランスを維持する農業の実現に向けた微生物利用研究の紹介記事。 
             【茨城新聞 2009.10.15朝刊  1面】

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"G−095.沖縄県農業研究センター石垣支所は、二期作目の休耕水田有効活用して生産農家の所得向上を目指し、バングラデシュ産の浮き稲「rayada」の現地適応試験を行った。二期作米の代替として、3回の稲わら収穫が可能で、10アール当たり1500〜1700キロの収量が期待できる。 
           【日本農業新聞 2009.10.18朝刊  1面】






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