MICS NEWS Vol.11 Number 4

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"D−021.農研機構野菜茶業研究所が育成したナスの普及品種「あのみのり」を栽培する農家が増えつつある。受粉のいらない単為結果性に加え、側枝の発生と伸びが緩やかなど省力栽培できるのが特徴で、高齢者などが導入を進めている。また、同研究所は、「あのみのり」を改良して、多収や種なし品種の育成を目指す。
           【日本農業新聞 2010. 6.30朝刊 16面】
           【日本農業新聞 2010. 7. 2朝刊 16面】

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"D−023.北海道大学大学院水産科学研究院は、絶滅危惧種に指定されている「ロシアチョウザメ」の人工ふ化に、国内で初めて成功した。道内でのキャビア生産に向け、養殖技術の確立を目指す。 
            【北海道新聞 2010. 6.30朝刊 34面】

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"D−024.広島大学は、ニホンザルやシカなどによる農作物の食害防止対策として、ライオンやトラの体臭を染みこませた布を畑を囲むネットに取り付けると効果があることを突き止めた。
             【日本経済新聞 2010. 6.30夕刊 20面】
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"D−026.農研機構東北農業研究センター福島研究拠点は、農地の状態や作物の生育状況などを上空から撮影できる簡易気球「ひばりは見た!」をさらに使いやすく改良した。農林水産業や環境保全事業のほか、防災事業など様々な分野で活用できる。
             【福島民友 2010. 7. 1朝刊 27面】
             【福島民報 2010. 7. 1朝刊  6面】

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"D−028.兵庫県立農林水産技術総合センターと農研機構近畿中国四国農業研究センターは、ハウス栽培のホウレンソウの萎凋(いちょう)病対策として、アブラナ科の「黄からし菜」の茎葉を土壌にすき込んだ後、水をためて管理すると殺菌効果が高まることを突き止めた。 
           【日本農業新聞 2010. 7. 4朝刊  1面】

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"D−029.農研機構東北農業研究センター福島研究拠点は、転作田用の湿害対策として、畝立てができる播種機を開発するなど新たな大豆の栽培技術を確立し、「大豆栽培技術マニュアル」としてまとめた。麦類を同時に播種して「リビングマルチ」として利用し、雑草を抑制して収量を確保できる。 
             【福島民友 2010. 7. 1朝刊 27面】
             【福島民報 2010. 7. 1朝刊 27面】
           【化学工業日報 2010. 7. 9朝刊  3面】

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"D−030.鳥取県米子市の兼業農家、有馬康博氏は、ヤマイモ(ジネンジョ)収穫が容易に行える型枠による高床栽培方法を考案した。木製の型枠を解体し土をほぐせば、折れずに収穫ができる。庭先などにも設置でき、場所を選ばないのが特徴。
            【日本農業新聞 2010. 7. 1朝刊 16面】

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"D−032.石川県工業試験場は、羽二重豆腐(株)、石川県立大学などと共同で、豆腐の製造過程で生じるおからや絞り汁を、がんもどきなどの材料として有効利用する技術を開発した。乳酸菌を加えて発酵させることで、保存期間を延ばし、加工食品の材料に活用できる。
             【北国新聞 2010. 7. 4朝刊  3面】

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"D−035.滋賀県農業技術振興センターは、コシヒカリの水管理で、出穂期の3週間前後の計6週間は、常時湛水出穂20日後から成熟期は間断灌水して適期収穫することにより、胴割れ粒や白未熟粒の発生が抑制できることを確認した。
           【日本農業新聞 2010. 7. 6朝刊 18面】

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"D−041.熊本大学は、9種類のセンサーなどを搭載した小型の潜水ロボットを使って、海水の流れや塩分濃度など、海中の環境情報を自動的に収集する「生物生息環境解析システム」を開発した。 
           【日経産業新聞 2010. 7. 7朝刊 11面】

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"D−049.東京海洋大学は、マグロはえ縄漁で、漁獲量の増加が見込める漁具を開発した。新たに海中にとどまるブイを設置し、マグロの回遊域に集中的に針を仕掛ける。常に深い水深に針がとどまるため、浅い水域に生息するウミガメなどの混獲も防げる。
         【日経産業新聞 2010. 7. 9朝刊 11面】

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"D−054.岡山県産トマトの主要産地である高梁・真庭・新見市の農家は、今夏、トマトの果皮が裂ける高温障害の対策として、遮光ネットをハウスに取り付け、温度の上昇を抑制している。裂果は地球温暖化の影響もあり、深刻化しているとして、岡山県農林水産総合センター農業研究所も研究を進めている。 
             【山陽新聞 2010. 7.11朝刊  5面】

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"D−061.静岡県は、茶園の施肥量削減を目指し、今年度から樹冠下の根周辺に点滴施肥する、かん水同時施肥技術の実証試験と普及に取り組む。 
           【日本農業新聞 2010. 7.14朝刊 12面】

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