MICS NEWS Vol.11 Number 5
          7.健康 
… 食と健康、疾病  etc. …
             

"D−079.北里研究所は、遺伝子組み換え技術を使い、ジャガイモにワクチン成分を組み込んだ鳥インフルエンザウイルス向けの「食べるワクチン」を開発した。エサに混ぜて給与するだけで効果がある。
           【日本経済新聞 2010. 7.19朝刊 11面】

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"D−089.東京大学先端科学技術研究センターは、人工酵素を使い、病気の原因となる遺伝子の変異を修復する技術を開発した。遺伝子治療に役立つ可能性があるほか、特定の遺伝子を改変したマウスなど、実験用動物の開発などに応用が可能。
          【日経産業新聞 2010. 7.20朝刊 11面】

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"D−097.農業生物資源研究所は、東京慈恵医科大学などの医療機関や大学とコンソーシアムを組み、スギ花粉症治療薬米の開発を行う。動物実験を経て早ければ3〜4年度にも臨床試験を実施する計画。 
           【化学工業日報 2010. 7.23朝刊  5面】

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"E−002.東北大学は東北電力と共同で、海藻から効率的にバイオエタノールを生産する技術を開発した。水から取り出した渇藻に酵素を加えて成分を分解するとともに液状化し、これに複数段階に分けて酵母などを加え、発酵させる仕組み。約2週間でエタノールが生成される。 
           【日経産業新聞 2010. 7.27朝刊  2面】

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"E−005.大阪大学はどは、納豆のねばねば成分である「ポリグルタミン酸」を小さく分解して皮膚に加えると、角質層に浸透して保湿成分の「ヒアルロン酸」などを増加させたり、紫外線によるコラーゲン分解を抑制する効果があることを突き止めた。今後、化粧品素材として実用化を目指す。 
           【日経産業新聞 2010. 7.28朝刊 11面】

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"E−012.理化学研究所は、植物がウイルスなどの病原体を認識して、侵入を防ぐメカニズムを解明した。病原体を認識する「免疫センサー」を制御するタンパク質の立体構造を解明し、複合体内にあるタンパク質「RAR1」が、複合体の形成を促して免疫機能を高め、ウイルスの侵入を防いでいることが判明した。
           【日刊工業新聞 2010. 7.30朝刊 29面】

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"E−015.福島県は森林総合研究所と共同で、スギの雄花を枯れさせる菌類「スギ黒点病菌」を使い、スギ花粉の飛散を65%程度抑える屋内実験に国内で初めて成功した。今後、屋外実験で80%以上の飛散抑止を目指し、飛散防止剤の散布に最適な時期を解明する計画。 
             【福島民報 2010. 8. 1朝刊 29面】

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"E−020.(株)富士通研究所と名古屋大学は、人工抗体と信号変換器を組み合わせ、食中毒の原因となる食品中の微量な毒素タンパク質を高速で検出できるセンサーを開発した。従来の方法に比べ、検出時間を100分の1程度に短縮できる。   
           【日経産業新聞 2010. 8. 3朝刊 11面】

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"E−025.農研機構九州沖縄農業研究センターは、2008年に九州や山口県など西日本で多発したイネ縞葉枯病の発生要因の一つが、気流解析と殺虫剤抵抗性の検定を行った結果、中国江蘇省から「ヒメトビウンカ」が飛来したことにより引き起こされたことを明らかにした。 
           【日本農業新聞 2010. 8. 4朝刊 14面】
           【化学工業日報 2010. 8. 4朝刊  3面】
            【西日本新聞 2010. 8. 4朝刊 24面】
           【熊本日日新聞 2010. 8. 4朝刊  6面】
           【日経産業新聞 2010. 8.10朝刊 10面】

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"E−032.東京大学医科学研究所は、新型インフルエンザウイルスが大流行を起こした原因となる遺伝子変異の特定に成功した。タンパク質「PB2」の591番目のアミノ酸が、グルタミンではなく、アルギニンかリシン変異すると、人の体内でよく増殖するウイルスになることを突き止めた。 
             【朝日新聞 2010. 8. 6朝刊 29面】
             【毎日新聞 2010. 8. 6朝刊 25面】
           【日本農業新聞 2010. 8. 7朝刊 15面】

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"E−046.ホクト(株)と磯子中央病院は、エリンギに体脂肪を減らす効果があることを突き止めた。エリンギに含まれる豊富な食物繊維が有効との見方。
           【日経産業新聞 2010. 8.13朝刊  5面】

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