MICS NEWS Vol.11 Number 6

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"E−068.月島機械(株)とJFEエンジニアリング(株)は共同で、製造効率を3割程度高められ、廃棄物の発生量も抑えられる酵素法と呼ばれる新手法を用いた、バイオエタノール製造の実証に向けた準備作業を年内にもタイで始める。
          【日経産業新聞 2010. 8.19朝刊   2面】

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"E−073.茨城県工業技術センターは、成長促進効果などが期待できる微小気泡(マイクロバブル、ナノバブル)による、魚介類の成長促進効果研究に乗りだした。資源が減少しているアワビやハマグリの生産の安定化や効率化を目指す。
             【常陽新聞 2010. 8.22朝刊  1面】

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"E−076.産業技術総合研究所は、光に反応して酸を放出する物質をシャーレに塗り、細胞を培養したシャーレに光を当て、狙った細胞だけを取り除く技術を開発した。
           【日経産業新聞 2010. 8.23朝刊 12面】

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"E−078.長浜バイオ大学は、制限酵素断片長多型解析法を用いて、琵琶湖の固有種であるビワマスと亜種の判別技術を開発した。産地偽装や食品偽装の抑止にもつながるとして期待される。 
           【日経産業新聞 2010. 8.23朝刊 12面】

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"E−083.水産総合研究センターは、難培養性病原体に対する養殖ブリ用のワクチン技術の開発に乗り出す。遺伝子組換え技術と遺伝情報などを用いて、3年以内に細菌性溶血性黄疸に有効な試作ワクチンの開発を目指す。
           【化学工業日報 2010. 8.24朝刊  9面】

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"F−012.欧州連合(EU)の欧州委員会は、クロマグロの養殖に取り組んでいるスペインの海洋科学研究所が、クロマグロの自然産卵に成功したと発表した。
             【中国新聞 2010. 8.27夕刊  6面】

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"F−014.岡山県森林研究所は、近年減少している高級キノコ「ホンシメジ」の安定収穫に向けた栽培技術の実証試験に取り組んでいる。 
             【山陽新聞 2010. 8.29朝刊  9面】

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"F−019.(株)びわ鮎センターと長浜バイオ大学、(株)美創技研は共同で、養殖アユの冷水病を予防する養殖技術を確立した。稚魚に与える飼料に植物由来の複合酵素を混ぜ、消化吸収を促して耐病性を高め、発病率を落とす。 
           【日経産業新聞 2010. 8.31朝刊 17面】

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"F−021.農研機構中央農業総合研究センターは同花き研究所と共同で、ナス科植物に重大な病害を引き起こす病原体「ポテトスピンドルチューバーウイロイド」の新たな検出法を開発した。これまでに発生した全系統を、1回の操作で簡単に検出できる。 
           【日本農業新聞 2010. 8.27朝刊 22面】
           【化学工業日報 2010. 9. 1朝刊  4面】
           【日経産業新聞 2010. 9. 3朝刊 11面】

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"F−022.農研機構野菜茶業研究所は、トマトに含まれる抗酸化成分「リコペン」の含有量を、1秒で高精度かつ非破壊計測できる新たな計測法を開発した。近赤外分光光度計を使い、トマト果実に可視光及び近赤外光を照射し、飼料に吸収された光を計測する。リコペン濃度が高いトマトの生産、販売への活用が期待できる。
           【化学工業日報 2010. 8.30朝刊  9面】
           【日経産業新聞 2010. 8.31朝刊 11面】

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"F−026.島根県出雲市の多伎いちじく館は、イチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」のコンテナ養液栽培が、慣行栽培の2倍の収量が見込め、育成期間も大幅に短縮できるなど大きな効果があることを実証した。 
           【日本農業新聞 2010. 8.31朝刊 14面】

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"F−028.水産総合研究センターは、世界で初めて完全養殖に成功したウナギの仔魚が、鹿児島県の志布志栽培漁業センターで、稚魚であるシラスウナギに成長したと発表した。
           【日本経済新聞 2010. 8.31夕刊 16面】
             【産経新聞 2010. 9. 1朝刊 25面】
           【日経産業新聞 2010. 9. 1朝刊 11面】
           【化学工業日報 2010. 9. 1朝刊  9面】
         【日刊水産経済新聞 2010. 9. 1朝刊  1面】
            【神奈川新聞 2010. 9. 1朝刊 25面】
            【南日本新聞 2010. 9. 1朝刊 25面】
             【読売新聞 2010. 9. 2朝刊  2面】
             【伊勢新聞 2010. 9. 2朝刊 15面】
           【日刊工業新聞 2010. 9. 3朝刊 21面】
             【常陽新聞 2010. 9. 7朝刊  6面】

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"F−032.佐賀県畜産試験場は、牛の卵子の長期保存技術を開発し、凍結保存した卵子を体外受精させ、子牛を誕生させることに国内で初めて成功した。遺伝的に優れた牛の卵子の長期保存が可能となり、エース級の「種牛」と「雌牛」の交配による優良品種の開発などが期待される。 
            【西日本新聞 2010. 9. 2夕刊  1面】
           【日本経済新聞 2010. 9. 3朝刊 38面】
           【日経産業新聞 2010. 9. 3朝刊 11面】
           【日本農業新聞 2010. 9. 3朝刊 14面】
           【日刊工業新聞 2010. 9. 3朝刊 21面】
             【佐賀新聞 2010. 9. 3朝刊  1面】

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"F−033.農研機構九州沖縄農業研究センターは、簡易で低コストな水稲の直播技術を開発した。水稲種子に植物の微量要素であるモリブデン化合物をまぶすと、直播での苗立ちが改善する。従来の方法に比べて資材費が10分の1程度で、作業も容易。
           【日本農業新聞 2010. 9. 1朝刊 16面】
           【化学工業日報 2010. 9. 1朝刊 11面】
           【日経産業新聞 2010. 9. 6朝刊 15面】
           【農業共済新聞 2010. 9. 8    9面】

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"F−037.米アイオワ州立大学は、生きている細胞のDNAの塩基配列を変えたり、部分的に削除する簡易な方法を開発した。特別に合成したタンパク質を細胞に入れるだけで編集作業が行える。作物や動物の品種改良などの効率化につながる技術として期待。
           【日経産業新聞 2010. 9. 2朝刊 12面】

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"F−039.家畜改良センターは佐賀県畜産試験場と共同で、同センターで液体窒素を使って超低温保存した豚の受精卵を同試験場に輸送して、分娩・出産させる実験に国内で初めて成功した。農場内への疾病侵入の危険性が低い種豚の導入方法として利用でき、優良種豚の広域的な移動が、安全で低コストになると期待される。
           【日本農業新聞 2010. 9. 3朝刊 14面】
             【福島民報 2010. 9. 3朝刊 21面】
             【福島民友 2010. 9. 3朝刊  2面】

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"F−050.茨城県常総市の菅原農場は、農研機構中央農業総合研究センターの支援を受けて、スーダングラスを立毛状態で採食させる繁殖和牛の立毛放牧を始めた。夏季放牧の効率的粗飼料確保技術として有望。 
       【日本農業新聞(北関東)2010. 9. 7朝刊 10面】


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"F−051.岐阜県中山間農業研究所中津川支所は、2010年度試験研究中間報告会を開催した。この中で、農研機構果樹研究所が育成し、菓子業者との連携販売で生産が増えているクリ品種「ぽろたん」について、大果生産技術などの試験内容が報告された。 
       【日本農業新聞(北関東)2010. 9. 7朝刊 10面】

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"F−063.名古屋大学は、特定の細胞を認識する機能性脂質を表面に付与したミドリムシを使って、細胞を分離する新たな手法を見いだした。簡便で安価な細胞分離法として実用化を目指す。 
           【化学工業日報 2010. 9. 8朝刊  6面】

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"F−075.豊田通商(株)は近畿大学と共同で、クロマグロの稚魚を5倍程度の大きさの幼魚「ヨコワ」に育てる養殖事業に参入すると発表した。年間約1万匹の生産を目指す。
             【朝日新聞 2010. 9.11朝刊 11面】
             【読売新聞 2010. 9.11朝刊  8面】
          【読売新聞(大阪)2010. 9.11朝刊  8面】
             【毎日新聞 2010. 9.11朝刊  4面】
             【産経新聞 2010. 9.11朝刊 10面】
          【産経新聞(大阪)2010. 9.11朝刊  1面】
     【フジサンケイビジネスアイ 2010. 9.11朝刊 10面】
            【西日本新聞 2010. 9.11朝刊 15面】
         【日刊水産経済新聞 2010. 9.13朝刊  1面】
           【大阪日日新聞 2010. 9.14朝刊  6面】
             【茨城新聞 2010. 9.17朝刊  8面】

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"F−076.北陸先端科学技術大学院大学は、イネの種類を判別する技術を開発した。人工のDNA「クロスリンクDNA」とイネの葉から抽出したゲノムを混ぜて光を照射し、イネゲノム内のDNAと「クロスリンクDNA」が結合して蛍光を出す仕組み。産地偽装などを見破る手法として期待される。 
           【日刊工業新聞 2010. 9.11朝刊 13面】




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