MICS NEWS Vol.11 Number 6
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              

"E−074.石川県工業試験場は、従来の清酒よりも強い酸味を引き出す酵母を開発した。ワインに近い後味で、洋食にも合うなどが特徴。食生活の多様化に対応する酒造りを後押しし、消費拡大につなげる狙い。 
             【北国新聞 2010. 8.22朝刊  2面】

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"E−080.丸三綿業(株)は農業生物資源研究所と共同で、本繭シルク布団を開発した。新たに開発したシルク綿「シルクフィル」は、保温性、圧縮回復生に優れ、羽毛布団並の軽さなどが特徴。衣料品や生活資材などへの応用も可能。繭の消費につながるとして期待。 
             【繊研新聞 2010. 8.24朝刊  4面】

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"E−084.NECは、草や穀物の茎の主成分「セルロース」とカシューナッツの殻の主成分「カルダノール」を化学処理したバイオプラスチックを開発した。植物の原料比率が70%以上で、耐久性にも優れているなどが特徴。非食用の植物資源を使ったバイオプラスチックの開発は世界初。
           【日経産業新聞 2010. 8.26朝刊 22面】
     【フジサンケイビジネスアイ 2010. 8.26朝刊  8面】
           【日刊工業新聞 2010. 8.26朝刊 20面】

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"F−010.(株)紀州ほそ川とすさみ開発(株)は、「紀州うめぶた」の共同開発に乗り出す。新たに開発した梅干しの製造過程で出る副産物の「梅酢」を活用した飼料「梅BX70」を、防腐剤や抗生物質を使用しない既存飼料に混ぜて与える。今後、効果を検証し豚肉の安定供給を目指す。 
             【紀伊民報 2010. 8.27朝刊  1面】

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"F−013.新潟県上越市内では、農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センターが育成した水稲新品種「みずほの輝き」の初収穫が今秋始まる。良食味で倒伏に強く、コシヒカリよりも10日程度遅く出穂するのが特徴。JAえちご上越が県外卸業者との契約栽培のみで販売し、知名度の向上や栽培拡大などを目指す。
             【新潟日報 2010. 8.28朝刊  6面】

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"F−018.フジッコ(株)と北海道立工業技術センターは共同で、生昆布(冷凍)を使うと、これまでとは異なる食感や風味を持つ佃煮ができることを明らかにした。
            【食品新聞 2010. 8.30朝刊  2面】

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"F−025.北海道ホエイ豚協議会が発足した。チーズの生産過程で出る道内産のホエーを、豚の肥育期間内に135リットル以上給餌して育てた豚肉と加工品を「北海道ホエイ豚」として認証する。高付加価値の豚肉生産とブランド化を目指す。
           【日本農業新聞 2010. 8.31朝刊 14面】
           【日経産業新聞 2010. 9. 2朝刊 16面】

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"F−034.農研機構中央農業総合研究センターは、極早生で多収の稲ホールクロップサイレージ(WCS)用水稲新品種「なつあおば」を育成した。9月上・中旬から収穫でき、熟期の異なるWCS用品種と組み合わせれば、収穫適期が広がり、栽培面積の増加が期待できる。倒伏に強い、縞葉枯病に対し抵抗性があるなどが特徴。
           【日本農業新聞 2010. 9. 2朝刊 14面】
           【化学工業日報 2010. 9. 6朝刊  5面】

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"F−043.岡山県瀬戸内市の和菓子メーカー竹久夢二本舗敷島堂は、農研機構果樹研究所が育成し、県などが栽培を推奨している皮ごと食べられる種なしブドウ品種「シャインマスカット」を使った「大福」を考案した。 
             【山陽新聞 2010. 9. 4夕刊  6面】
             【山陽新聞 2010. 9. 5朝刊  9面】

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"F−048.関西電力(株)は福井県立大学などと共同で、エチゼンクラゲの有効成分「コラーゲン」などを利用して、医薬品や化粧品を開発するプロジェクトに乗りだした。
           【産経新聞(大阪)2010. 9. 6夕刊  1面】

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"F−052.福岡県農業総合試験場は、地鶏「はかた地どり」の新品種を開発した。うまみ成分のイノシン酸がブロイラーに比べて4割、従来品種に比べても1割多い、肉質がきめ細かく、歯切れが良いなどが特徴。 
           【日刊工業新聞 2010. 9. 7朝刊 29面】

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"F−071.サンケイ化学(株)は鹿児島県環境保健センターと共同で、火山灰や火砕流などの堆積物「シラス」を原料として合成したゼオライト(多孔質鉱石)に、銀イオンを吸着させた殺菌剤を開発した。来春にも水稲種子の殺菌用に粉状に加工した「シードラック水和剤」として製品化する計画。
           【日経産業新聞 2010. 9. 8朝刊 15面】

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"F−078.全農岡山県本部が募集していた、農研機構果樹研究所が育成した皮ごと食べられる種なしブドウ品種「シャインマスカット」の愛称が「晴王(はれおう)」に決定した。岡山県内では約20fで栽培され、昨年は7.5トンを出荷し1キロ当たり2620円の値を付けている。 
             【山陽新聞 2010. 9.12朝刊  9面】





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