MICS NEWS Vol.11 Number 8
  
           2.食の安全
             

"G−089.内閣府が行った食料供給についての特別世論調査によると、将来の食料輸入に不安があると答えた人の割合は85.9%であり、08年の前回調査より低下したものの依然高水準となっている。買い物などの際に国産の食材や、ほぼ自給しているコメを原料とするパン、めんなど米粉製品を積極的に選ぶとした人の割合は、前回を上回っている。 
             【毎日新聞 2010.10.15朝刊  7面】

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"G−100.農林水産省と農研機構は、11月5日に茨城県つくば市のつくば国際会議場(エポカルつくば)で、研究成果発表会「食品表示の真偽を知る技術開発と健康増進に向けた食品の機能解明」を開催する。 
             【科学新聞 2010.10.22    2面】
            【化学工業日報 2010.10.22朝刊  3面】

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"H−013.富山県農業研究所は、県農林水産総合技術センターが育成した赤米品種「赤むすび」について、コシヒカリなど他品種の混入を防止し、判別が容易にできることを目的として、もみの先端部分を赤く改良した新品種を育成した。今年度中にも品種登録を行い、ブランド化を目指す。 
             【富山新聞 2010.10.28朝刊 31面】

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"H−033.福岡県は、県が育成したイチゴ品種「あまおう」を、中国で品種登録したと発表。中国の育成者権が得られ、無断栽培の防止、許諾なしの生産・販売の差し止め、賠償請求が可能に。 
           【日本農業新聞 2010.10.30朝刊  2面】

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"H−035.農畜産業振興機構が行った中国産野菜の輸出動向調査によると、中国産の野菜輸出に占める日本向けの割合が減少傾向にあることが明らかになった。中国国内の需要が高まっていることや、日本向けのメリットが薄くなっているとの見方。日本国内では、国産野菜の安定供給がますます重要になると指摘している。
          【日本農業新聞 2010.10.31朝刊  3面】

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"H−039.欧州委員会は、今後5年間、クローン技術で生まれた牛や豚などの食品の生産、流通を禁止することを決定した。食品以外の研究目的のクローン動物の利用は禁止されず、クローン動物の子孫から生産した食品の輸入は一定の条件付きで認める方針。
         【日本経済新聞 2010.11. 3朝刊  7面】

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"H−054.国際生命科学研究機構は、動物実験の結果をどう見るか、在来種への交雑など環境への影響をどう考えるかなど、約40項目にわたる過去の論争を解説した冊子「遺伝子組換え食品を理解するU」を作成した。 
             【毎日新聞 2010.11. 9朝刊 11面】

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"H−057.食と医療の安全に関わるプリオン病の市民講座実行委員会は、11月23日に東京大学弥生講堂で、プリオン病の市民講座「食と医療の安全―BSE、ヤコブ病、鳥インフルエンザ、口蹄疫―」を開催する。 
           【日刊工業新聞 2010.11.10朝刊 23面】

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"H−066.北海道電力(株)総合研究所と田尻機械工業(株)は、遠赤色光を出す特殊な発光ダイオードを使って、ジャガイモを長期保存する技術を開発した。室温下でもイモの芽伸びと重量減少を抑制でき、光照射の難点とされた緑化や有毒なソラニンの増加も起きず、品質が保てる。 
           【日本農業新聞 2010.11.10朝刊 16面】

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"H−077.国際稲研究所がベトナムのハノイで開催した国際稲会議の会合や展示で、世界の米需給の行方に最も関心が集った。また、世界全体で、品種改良や灌漑設備の増強などを通じた米生産を呼びかける声も目立った。 
           【日本農業新聞 2010.11.12朝刊  3面】

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