MICS NEWS Vol.11 Number 11

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

""K−015.バイオベンチャーの(株)リーゾは、コメ、イモ、茶葉など、これまでDNA解析が難しかったサンプルに特化した、DNA抽出キット「DNAすいすい」を商品化した。
            【茨城新聞 2011. 1.28朝刊  8面】

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"K−022.九州大学と福岡県農業総合試験場、筑後川流域農業共済組合は、バイオ技術とゲノム情報を利用して、優良な遺伝形質をもつ受精卵の提供を目的として、高品質牛胚の作出技術に取り組んでいる。特定遺伝子を過剰発現させるなどして、同胚の生存率や受胎率の向上などの技術体系の確立を目指す。 
           【化学工業日報 2011. 1.31朝刊  9面】

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"K−023.東京大学は、植物の病気を簡単に素早く診断できるシステムを開発した。専門技術や設備が不要で、農家の人など自ら診断できる。 
           【日刊工業新聞 2011. 1.31朝刊 23面】

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"K−026.(有)ソメノグリーンファームは、用水パイプラインと、水田に埋設した暗渠管をパイプで連結して、バルブ操作により水稲乾田直播栽培での地下かん水に活用する方法を取り入れた。パイプラインから直接導水する方法に比べ、短時間でたん水状態になり、水管理が容易に。 
           【日本農業新聞 2011. 1.28朝刊 18面】

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"K−029.秋田県農業試験場は、ハウス内でLEDを用いた電照ギクの栽培実験を行い、白色LEDには花芽分化を抑制する働きがあることを実証した。需要が増すお盆や彼岸などに合わせて、出荷時期を調整することが可能に。 
            【秋田魁新報 2011. 1.31朝刊  5面】

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"K−040.栃木県那珂川町では、和牛の周年放牧の実現を目指した実証試験に取り組んでいる。水田の裏作で牧草を栽培し、11月下旬から3月中旬に繁殖雌牛を移動させて放牧を行う方式。寒冷地の水田活用と餌代の節約、労力の軽減、放牧後の稲作の収量や品質の向上に繋がり、成果を上げている。 
           【日本農業新聞 2011. 2. 3朝刊 14面】

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"K−043.佐賀県農業協同組合(JAさが)は、産業技術総合研究所と全国農業協同組合連合会(JA全農)ETセンターが共同開発した、細胞を延命させる機能を持つ非凍結低温保存液で保存した冷蔵受精卵を19頭の経産牛に移植し、14頭の妊娠を確認した。液体窒素で凍結した受精卵などを使った場合に比べ、本技術による成功率は74%と高受胎率が得られた。 
           【日経産業新聞 2011. 2. 4朝刊 10面】
           【日本農業新聞 2011. 2. 4朝刊  1面】

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"K−045.水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所百島実験施設は、愛知県水産試験場と(株)日本総合科学と共同で、天然クルマエビの漁獲量を増やすことを目的として、稚エビの生産と放流技術の開発に乗り出した。
             【中国新聞 2011. 2. 4朝刊  5面】

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"K−046.水産大学校は、食味や栄養成分を損なわず、安全性の高い通電加熱を魚類に導入する技術を開発し、鹿児島県水産技術開発センターで、シラスを使った通電加熱の公開実験を行った。従来の煮る方法に比べ、イノシン酸など旨味成分が損なわれず、日持ちもするなど品質が向上する技術として期待される。
            【南日本新聞 2011. 2. 5朝刊  6面】
         【日刊水産経済新聞 2011. 2. 8朝刊  1面】

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"K−050.埼玉県大里農林振興センターは、収穫前の麦の畝間に、農研機構作物研究所が育成した多用途向き多収水稲品種「タカナリ」を同機構東北農業研究センターが開発した立毛間播種機を使って直播きする試験に取り組んでいる。作業時間の短縮と米の収穫遅れによる収量減を防ぐ狙いで、2012年度の実用化を目指す。
            【日本農業新聞 2011. 2. 8朝刊 14面】

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"K−055.秋田県立大学と秋田県農業試験場は、甘いトマトを手軽に栽培できる技術を開発した。アフリカで生育している樹木の根が、下層の湿潤層から吸い上げた水を上層の乾燥層で排出する機能に着目し、栽培土壌を2層に分け、上層を乾燥層とすることで、根から水分の排出を促進でき、糖度が増す仕組み。植物自らが水分調整を行うため栽培が簡単で、果実の大きさも確保できる。 
            【秋田魁新報 2011. 2. 8朝刊  4面】

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"K−068.農研機構中央農業総合研究センターは、農地の環境などを観測するフィールド用モニタリングロボット「フィールドサーバ」の本体と連動して観測する子機を開発した。農地に子機を多数設置し、土壌水分などを観測して、無線LANで結んだ本体のサーバを経由し、ツイッターで利用者に情報を提供する仕組み。
             【茨城新聞 2011. 2.10朝刊  8面】

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"K−072.東京海洋大学は、養殖魚の産卵期を予測するセンサーを開発した。尾びれの付け根から採血し、産卵が近づくと増える「卵成熟ホルモン」を検出することで、産卵の約1週間前に兆候が分かる。 
           【日経産業新聞 2011. 2.11朝刊  8面】

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"K−073.サクラエスアイ(株)は、滅菌缶を楕円型に改良した高圧蒸気滅菌装置「SNIシリーズ」を開発した。滅菌缶を楕円型にすることで、缶の強度と滅菌スペースの確保を実現した。 
           【日経産業新聞 2011. 2.11朝刊  9面】

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"K−074.東レ(株)は、木くずや稲わらを粉砕した水溶液から不純物を取り除き、樹脂や繊維の原料となる糖を効率よく作製する技術を開発した。化学製品を作る基盤技術として、数年後の実用化を目指す。 
           【日経産業新聞 2011. 2.11朝刊 12面】

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"K−076.北海道帯広市農業技術センターは、厳冬期に太陽光発電で土を暖め、ホウレンソウを栽培する実験に取り組んでいる。発電による電気で暖めた不凍液を、深さ20センチの地中に、蛇行させて埋設したホースに流し循環させる仕組み。加温した土の温度は、葉物野菜の栽培に適した10〜20℃に保たれる。 
           【北海道新聞 2011. 2.11朝刊 30面】

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"K−082.名古屋大学は、細胞の切断などに活用でき、位置決め精度が高い磁気駆動式装置を開発した。小型プレートの中に磁気で動く微小ツールを組み込みんで操作する仕組み。細胞核を切除する作業などへの応用できるとして期待。
           【日刊工業新聞 2011. 2.15朝刊 25面】

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"K−095.理化学研究所と筑波大学は、遺伝子組み換え作物の安全性を詳しく評価できる手法を開発した。3種類の測定装置を組み合わせ、遺伝子導入前後で成分がどのように変化するかを比較する。作物に含まれる成分の約9割程度を測定できる。
          【日本経済新聞 2011. 2.17夕刊 14面】
           【日刊工業新聞 2011. 2.18朝刊 20面】
           【日経産業新聞 2011. 2.21朝刊 11面】

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"K−097.山形県工業技術センターは、産学官連携で、特産のラ・フランスから天然の香り成分(フルーツエッセンス)だけを液状で抽出できる製造技術を開発した。水分に溶けやすい特性を生かし、食品向けとして高付加価値利用につなげることを目指す。
          【日刊工業新聞 2011. 2.18朝刊 26面】


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