MICS NEWS Vol.12 Number 1
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              

"L−001.学生発ベンチャーのスパイバー(株)は、炭素繊維に匹敵する強度があり、ナイロンを上回る伸縮性を持つ、クモの糸の人工合成技術を開発した。「人工クモ糸」を使った繊維製品の実用化にめどを付け、来年にも試作品を発表する計画。
           【産経新聞 2011. 2.21朝刊 14面】

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"L−002.日本電信電話(株)物性科学基礎研究所は、半導体を使うLEDのうち、最も波長が短い210ナノメートルの深紫外光を出す窒化アルミニウムを使った結晶成長技術を開発し、紫外光を効率的に出せるLEDを作出した。小型装置から光を照射するだけで、ダイオキシンの分解や水の殺菌が行える。 
           【日経産業新聞 2011. 2.21朝刊 11面】

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"L−005.宮崎県の農事組合法人今新と(有)ハートコーポレーションは、農商工連携事業を活用して、規格外野菜を加工した新商品の開発に取り組んでいる。10種類の野菜を粉末化し、これを原料にゴボウや青じそを練り込んだ米粉うどんなどを開発した。
         【日本農業新聞 2011. 2.21朝刊 10面】

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"L−020.山梨県南アルプス市は市内のハウス栽培農家と連携して、木質ペレットボイラーで栽培したトマトの生産に乗りだし、環境省の「オフセット・クレジット制度」に認証された。トマトを1つ食べると、日常生活で排出する5キログラムのCO2をオフセットできる。 
           【日経産業新聞 2011. 2.22朝刊  2面】

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"L−021.明治製菓(株)は、荒廃地を活用して育成したブラジル産のカカオ豆を原料に使用した環境配慮型の板チョコレートを商品化した。 
           【日経産業新聞 2011. 2.22朝刊 16面】

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"L−031.(株)サカタのタネは、家庭菜園向けに、手のひらサイズのミニネットメロン「ころたん」の苗を商品化した。果実は、網の目状の模様が入った黄金色の皮が特徴。今後、趣味園芸家向けの独自品種を幅広く開発し、家庭菜園市場の活性化を目指す。 
     【フジサンケイビジネスアイ 2011. 2.28朝刊  8面】

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"L−033.広島大学は、物質の表面と化学結合して張り付く成分を、消毒薬に合成したスプレー缶タイプの抗菌剤「Etak(イータック)」を開発した。鶏舎の屋根など消毒用の消石灰を撒けない場所などにスプレーすると、鳥インフルエンザウイルスにも効果が期待できる。1回の使用で1週間程度効果が持続する。
             【朝日新聞 2011. 2.26朝刊  2面】

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"L−034.元農林水産省東海農政局職員の今井隆氏が2000年に偶然発見した突然変異水稲品種「龍の瞳」が、東京や大阪の百貨店で「飛騨 龍の瞳」の商品名で販売され、高値ながら人気を集めている。玄米千粒の重さは32グラムと大粒で、コシヒカリの1.5倍、弾力があり甘みが強いなどが特徴。
             【朝日新聞 2011. 2.28朝刊  7面】

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"L−038.富士化学工業(株)と関西学院大学は、サケの白子から抽出したタンパク質「プロタミン」と酸化ケイ素を混合した抗菌剤を開発した。銀を含む従来品に比べ、黄色ブドウ球菌や大腸菌に対し、高い効果が期待できる。 
           【日経産業新聞 2011. 3. 1朝刊  9面】

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"L−042.愛媛県松前町の農業生産法人「あぐり」は、東京農工大学が開発した土壌分析装置に衛星利用測位システムを搭載し、位置情報と土壌診断結果を組み合わせた圃場マップを作成した。土壌診断結果を地図に反映して、施肥は必要な箇所だけにを行えば良いため、施用量の削減、資材コストの抑制、環境への負荷低減などが期待できる。
           【農業共済新聞 2011. 3. 2   11面】

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"L−049.農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した高温に強い水稲品種「にこまる」が、高知県本山町の棚田で特別栽培米「土佐天空の郷にこまる」として栽培され、昨年の食味コンテストで日本一に選ばれたほか、温暖化対策で引き合いが強まったなどにより栽培を希望する農家が急増し、種もみが売り切れるなど県内農家の人気を集めている。 
             【高知新聞 2011. 3. 3朝刊  6面】

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"L−057.農林水産省は、国が開発を支援する高性能農業機械の基本方針として、「農作業の安全」を盛り込むことを決定した。農業機械等緊急開発事で、乗用型トラクターで転倒の原因となっている片ブレーキの防止装置と、コンバインの緊急即時停止装置について、2011年度から研究に着手し、3年後の実用化を目指す。
          【日本農業新聞 2011. 3. 5朝刊  1面】
           【化学工業日報 2011. 3. 9朝刊  4面】

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"L−062.北海道美瑛町TMR(混合飼料)センターと(有)ジェネシス美瑛は、2月末からイアコーンを使用した混合飼料の供給に乗りだした。輸入トウモロコシの国際価格が上昇する中、低下価格の国産濃厚飼料として、供給量を更に増やしていく計画。 
      【日本農業新聞 2011. 3. 7朝刊  1面】

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"L−084.米国食品・飲料会社のペプシコは、マツの樹皮やトウモロコシの皮を原料とした、石油製品と変わらない化合物の開発に成功し、100%植物由来のペットボトルを実用化すると発表した。将来は、同社の加工食品事業で排出される、オレンジの皮やカラスムギの殻などの生ゴミも原料として利用したい考え。
           【日経産業新聞 2011. 3.18朝刊  4面】

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"L−088.(株)カネカは、独自に発見した微生物を使用した生分解性樹脂「カネカPHBH」の実証生産設備を稼働させた。従来品に比べて熱や衝撃に強いのが特徴。農業用塩化ビニール樹脂やポリ袋などの代替品として利用を見込む。
           【日経産業新聞 2011. 3.25朝刊  4面】

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"L−090.北海道浦臼町の農産物加工会社「にんじん家族」は、道立食品加工研究センターが開発した植物性乳酸菌で発酵させた飲料「おこめネクタル」を開発し、商品化した。町内産の「きらら397」「ふっくりんこ」を使用したコメ麹が主原料で、アルコール分を含まず、乳白色でとろみがあり、濃厚な甘みと酸味が特徴。「飲むごはん」として、高齢者や乳幼児でも安心して飲める。
        【日経MJ(流通新聞) 2011. 3.28朝刊  5面】

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"A−003.中北薬品(株)と農研機構野菜茶業研究所は、共同研究で、同研究所が育成した花粉症などのアレルギー抑制成分を豊富に含む茶品種「べにふうき」の茶葉を原料とした肌にやさしく潤う、保湿効果のある緑茶クリーム「葉潤モイスチャークリーム」を開発した。 
    【日本農業新聞 2011. 4. 1朝刊 13面】

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"A−013.エステー(株)は、エステー(株)傘下の日本かおり研究所(株)と(独)森林総合研究所が共同で開発した大気汚染物質を無害化する樹木抽出物の量産化に乗り出す。消臭芳香剤に配合し、来年の商品化を目指す。
           【日経産業新聞 2011. 4. 7朝刊  6面】

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