MICS NEWS Vol.12 Number 3
          7.健康 
… 食と健康、疾病  etc. …
             


"”B−052.(株)免疫生物研究所は、日本製粉(株)、農業生物資源研究所との共同研究で遺伝子組み換えカイコを用いたヒトフィブリノゲンの生産技術を開発した。同社によると、カイコによるフィブリノゲン生成に成功したのは世界初。フィブリノゲンは血液凝固因子の1つである糖たんぱく質で止血用の医薬品などに利用されている。将来はヒトの血液を原料にしないフィブリノゲン製剤への応用を目指す。
             【化学工業日報 2011.5.25朝刊  8面】
              【上毛新聞 2011.5.25朝刊  1面】
             【北海道新聞 2011.5.25朝刊  8面】“"


"”B−059.高知県立大学と(有)池一菜果園、土佐市は、産学官の共同研究でフルーツトマトのジュースが高血圧を下げる効果があることを発見した。フルーツトマトは血圧降下作用のあるルチンやカリウムを豊富に含むとされる。
            【日経産業新聞 2011.5.24朝刊 18面】“"


"”C−002.東京大学医科学研究所は、体内に侵入した赤痢菌などの病原菌分解システムを働かせるのに必要なたんぱく質を突き止めた。このシステムは不要たんぱく質を除去する役割もあり、不要たんぱく質がたまって起こる神経難病の発症の仕組み解明にも役立つとみている。
            【日経産業新聞 2011.5.26朝刊 11面】“"


"”C−014.英ウォリック大学は、悪玉コレステロールよりも心筋梗塞を起こしやすい「超悪玉」として注目される新種のコレステロールが悪さをする仕組みを突き止めた。悪玉であるLDLコレステロールに糖が結び付いて表面の形が変化すると「超悪玉」になり、血管の壁につきやすくなる性質を持つことがわかった。
            【朝日新聞 2011.5.30朝刊 37面】“"


"”C−019.京都大学大学院は、朝の目覚めを促す特定のたんぱく質が脳内にあることを突き止めた。睡眠障害や時差ぼけ治療の創薬につながる可能性がある。英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で発表した。
           【朝日新聞(大阪) 2011.6.2朝刊 27面】“"


"”C−046.福島県病害虫防除所と農研機構中央農業総合研究センターは、福島県内の農地からトマト黄化萎縮病(仮称)の原因になるとみられる新種のウイルスを発見した。トマト黄化葉巻病とよく似た症状で、葉の黄化、巻葉、小葉化、株の萎縮などがみられる。感染力は非常に弱い。
            【日本農業新聞 2011.6.14朝刊 14面】“"


”C-058.富山県は、花粉症対策として無花粉スギの植栽を進める。全国で初めての試み。人工林の伐採後の再造林で優良無花粉スギを導入する。優良無花粉スギは富山県森林研究所が全国で初めて種子から苗を大量生産する技術を開発した。
            【富山新聞 2011.6.16朝刊  2面】“





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