MICS NEWS Vol.12 Number 6

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

”E−074.長崎県総合水産試験場は、クエの稚魚(全長3センチ)27万匹の育成に成功した。クエの育成は水産総合研究センターや他県の水産試験場、大学などでも行われているが、どこも10万匹前後。同試験場では水槽内にポンプを設置して水流をつくり、ふ化後すぐの斃死(へいし)を減らしている。
             【長崎新聞 2011. 8.19朝刊  5面】
         【日刊水産経済新聞 2011. 8.22朝刊  1面】“


”E−088.東京大学は、液体中の微生物を素早く取り出す装置を開発した。従来の10分の1に当たる約20分で、特定の大きさの微生物を液体中の不純物などから選別できる。少数しか採取できず培養も難しい微生物の仕分けに使えば、小数の細胞だけで遺伝子操作実験などを簡単にできるようになる。
           【日経産業新聞 2011. 8.22朝刊 11面】“


”F−020.東京大学とフランス国立科学研究センターは、約1600個の微小な穴に細胞を1つずつ捉える装置を開発した。捉えた細胞をそのまま電流で破壊し、内部の成分を分析できる。従来、多数の細胞を試験管内など1カ所でまとめて破壊して調べていたが、新装置を使えばより正確な分析結果が得られる。
           【日経産業新聞 2011. 8.29朝刊 11面】“


”F−029.沖縄県農業研究センターは、本島北部地区のサトウキビ発芽率低下の要因を、カビの一種、トリコデルマ属菌と特定した。名護市内のサトウキビ畑で収集した不発芽の苗からトリコデルマ属菌を見つけた。トリコデルマ属菌は土壌などに存在している。
          【沖縄タイムス 2011. 9. 1朝刊  9面】“

”F−030.東京都農林総合研究センターは、夏秋ナスの4本立て栽培で、枝の角度を広くすると果実の品質が高まり、販売できる割合が増えることを確認した。角度が広いと栽植本数が減るが、同じ面積の秀品収量は同等のため苗代の削減につながる。
      【日本農業新聞 2011. 9. 2朝刊 14面】“


”F−034.タカラバイオ(株)は、生きた病原性細菌だけを選択的に検出できるシステムを発売した。特殊な薬剤を含む試薬を添加し、死んだ菌を検出しない仕組みを開発した。食品の品質管理工程などで必要な検査の精度を高められる。
         【日経産業新聞 2011. 8.31朝刊  8面】“


”F−036.東京大学生産技術研究所、家畜改良センター、大日本印刷(株)は、ウシなど家畜の受精卵を体外で効率よく培養する基盤技術を開発した。開発したのは、簡易型マイクロバイオリアクターと呼ばれるツールに、リアルタイム観察装置を組み合わせたシステム。
            【化学工業日報 2011. 9. 5朝刊  9面】“


”F−037.シャープ(株)は、液晶製造技術を応用し、世界で初めて2次元電気泳動を完全自動化したタンパク質分析装置を開発した。新タンパク質分析装置は、一度に数千種類のタンパク質を約100分で高精度に分離できる。タンパク質のリン酸化による微細な変化も分析が可能。
             【電波新聞 2011. 9. 6朝刊  2面】“


”F−047.大分県は、大分県と広島大学が共同開発した豚の凍結精液による人工授精技術に関する特許を取得したと発表した。従来の凍結精液に比べ受胎率などが大幅に向上し、産業ベースでの実用化を可能にした技術。 
          【大分合同新聞 2011. 9. 6朝刊  5面】“


”F−048.(株)島津製作所は、味の素(株)と共同でアミノ酸関連物質の分析速度を従来より10倍も高めた新システムを開発した。アミノ酸関連の38成分を一度に分析できる。開発したシステムでは、2時間以上かかっていた時間をわずか9分に短縮している。誤差も少なくすることができるよう改善した。
           【日経産業新聞 2011. 9. 6朝刊 13面】“


”F−052.東京工業大学は、植物由来の糖(グルコース)の9割以上を樹脂原料に転換できる技術を開発した。国内資源が豊富なチタンの酸化物を触媒に使う。開発したのは、糖をヒドロキシメチルフルフラール(HMF)と呼ばれる化合物に転換する技術。HMFはポリエステルなどの原料になる。
           【日経産業新聞 2011. 9. 7朝刊  7面】“


”F−057.農研機構生研センターは、水稲、麦など複数の作物を収穫できる小型汎用コンバインと、携帯型植物水分情報判定装置の研究開発を加速させる。小型汎用コンバインは、水稲、麦、ダイズ、ソバ、ナタネの収穫を1台で行うことができる。携帯型植物水分情報判定装置は、ミカンの葉の弾性(ヤング率)を計測することで、水ストレスを判定するもの。 
          【化学工業日報 2011. 9.13朝刊  4面】  


”F−063.(株)ワコーは、福岡県工業技術センターと九州工業大学から特許実施権を取得し、マイクロ波常温乾燥装置を製品化した。野菜や果物、水産品を食品用として乾燥させる装置。従来の温風乾燥に比べて消費電力を25分の1に抑制でき、被乾燥物の成分や色は変わらない。 
          【日刊工業新聞 2011. 9.13朝刊 31面】“


”F−066.東京大学と(株)ゲノム創薬研究所はカイコの幼虫の血糖値を制御することに初めて成功した。高脂肪食を与えると高血糖になり、インスリンを投与すると血糖値が下がった。糖尿病治療のモデル動物にカイコを使うことができれば、一般的な動物実験で使うマウスに比べて価格が100分の1と安くすむ。 
          【日経産業新聞 2011. 9.14朝刊  7面】“


”F−072.長崎県農林技術開発センターは、「ウシ受精卵深部移植器」を開発した。牛の子宮に、従来の移植器より7センチほど深部に受精卵を移植できる器具で、特許を取得した。金属製の本体の先端に14センチの軟質チューブをつないだのが特徴。チューブが子宮内壁に沿って柔軟に曲がり、子宮の深部まで届くようになっている。
           【日本農業新聞 2011. 9.14朝刊 12面】“


”F−073.東京大学と家畜改良センター、大日本印刷(株)は、牛の体外受精卵移植で高品質の受精卵を供給するシステムを開発した。開発したシステムは、25の小さなくぼみに受精卵を1つずつ入れて管理する培養容器「簡易型リアクター」と、受精卵の発達、生育を画像で自動認識する技術。 
          【日本農業新聞 2011. 9.14朝刊 12面】“


”F−078.三重県水産研究所は、真珠養殖で用いるアコヤガイの閉殻力を測定し、健康状態を把握する方法で、特許を取得した。閉殻力を指標として、健康状態の良好なアコヤガイを選別でき、体内への真珠の核入れに適した生理状態になっているか判定できる。優良なアコヤガイの系統を作り出す親貝の選抜手法としても有効。
       【伊勢新聞 2011. 9.17朝刊 14面】“





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