MICS NEWS Vol.12 Number 7
  
           2.食の安全
             

”F−093.徳島県立工業技術センターと(株)山本鉄工所、早稲田大学は、従来の冷凍保存より長期間保存が可能な新しい冷凍システムを開発した。保存する物質に電気的な作用を施すことで、品質の成分を安定化でき、劣化しにくくなる。この技術を使い、冷蔵貯蔵されるスダチの品質劣化を防ぐ研究に取り組む。 
            【徳島新聞 2011. 9.21朝刊  7面】“

”F−098.東京農業大学は、天然のゼオライトを土壌に混ぜると、農作物に移行するセシウム133(非放射性)の量をゼオライトを混ぜない場合の1、2%程度にまで抑えられることを明らかにした。放射性セシウムにも同様の効果があるとみられ、今後、福島県相馬市などの農地で除染への活用法を探る。
           【日本農業新聞 2011. 9.25朝刊  1面】“

”F−100.広島県立総合技術研究所農業技術センターは、金星大島工業(株)、農研機構中央農業総合研究センターと共同でアスパラガスを立ったまま収穫できる電動はさみを、開発している。かがんだ姿勢での作業は足腰を痛めやすく、農家の負担を解消する狙いで来年度の実用化を目指す。
             【中国新聞 2011. 9.26朝刊 22面】“

”G−026.農林水産省は、2012年度から輸入栽培用種子への未承認遺伝子組み換え体の混入を防止するため検査法の開発に着手する。検査法の開発に当たり、海外の論文情報やデータベースから、導入遺伝子や宿主特定のために必要となる遺伝子の情報を収集し、これらの情報を基に検査用試薬を作成する。
           【化学工業日報 2011.10. 7朝刊  4面】“

”G−028.(株)森永生科学研究所は、中部大学、カルビー(株)と共同で、食品中のアクリルアミド(AA)の酵素免疫測定(EIA)技術を開発した。製造した加工食品に含有される濃度が低下したのか否かを、工場などで多検体同時に簡単・低コストに測定できる。
           【化学工業日報 2011.10.12朝刊  9面】“

”G−037.福島県農業総合センター畜産研究所と農研機構畜産草地研究所は、国の基準値未満でも牧草に微量に残る放射性セシウムを乳牛の体内に残さないため、家畜飼料として与えられる吸着材を確かめた。試験管での実験ではゼオライトと粘土(ベントナイト)が有効だった。
           【日本農業新聞 2011.10.13朝刊 14面】“

”G−049.福島県は、血液内の放射性セシウム濃度が1キロ当たり10ベクレル未満の肉牛は、牛肉のセシウム濃度が国の暫定基準値の1キロ当たり500ベクレルを下回るとした研究成果を発表した。血液と牛肉とのセシウム濃度の相関関係について一定の方向性を確認したことで、と畜前にセシウム濃度を確認できる体制整備が大きく前進した。
             【福島民友 2011.10.14朝刊  2面】
            【福島民報 2011.10.14朝刊 24面】 
            【岩手日報 2011.10.14朝刊  4面】 
          【日本農業新聞 2011.10.15朝刊  1面】“







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