”Ｆ−０８５．富士ゼロックス(株)は、富士フィルム(株)、ダイセルポリマー(株)と共同で木を原料に使ったバイオ樹脂を開発した。木の繊維成分であるセルロースをベースに、石油系のＡＢＳ樹脂を混合した。植物由来成分は重量ベースで約４０％使った。２０１１年度中に発売する複合機の内装部品に採用する。 【日経産業新聞 ２０１１． ９．１５朝刊 ２面】“ ”Ｆ−１０１．網走水産試験場は、海洋深層水を使ってホタテのうま味成分を高める技術を開発した。海洋深層水からミネラルウオーターを製造する際に残る塩分濃度の高い海水にホタテを浸すと、内部のたんぱく質がうま味成分のグリシンに変化する性質を活用した。 【日経MJ（流通新聞） ２０１１． ９．２６朝刊 １４面】“ ”Ｆ−１０３．日本アルコール産業(株)は、土壌消毒剤「エコロジアール」の試験販売を開始した。将来的に禁止される臭化メチルによる土壌消毒の代替として展開する。同商品は、農業環境技術研究所と千葉県農業総合研究センターと共同で確立した技術に基づくもの。 【化学工業日報 ２０１１． ９．２６朝刊 ６面】“ ”Ｇ−００８．林兼産業(株)は、水産総合研究センター、鹿児島大学と共同で、クロマグロの完全養殖用の稚魚向けの配合飼料を開発した。乾燥魚粉を原料とする人工飼料のため品質が一定で、冷蔵保存できるため冷蔵庫から出してすぐ使える利点もある。新飼料はクロマグロ稚魚が好んで活発に食べるよう、少し弾力を持った食感とした。 【日刊水産経済新聞 ２０１１． ９．３０朝刊 １面】 【日経産業新聞 ２０１１．１０． ３朝刊 ２０面】“ ”Ｇ−０３５．浜縮緬工業協同組合と農業生物資源研究所は、遺伝子組み換え蚕から作った蛍光絹糸を使い、滋賀の伝統織物「浜ちりめん」を試作した。青色ＬＥＤ（発光ダイオード）で照らし、オレンジ色のフィルターを通してみると緑や赤、オレンジの蛍光色を発する。試作品は赤い蛍光絹糸を使った「変わり三越ちりめん」など反物３種類。 【日経産業新聞 ２０１１．１０．１３朝刊 １４面】 【産経新聞（大阪） ２０１１．１０．１３朝刊 ２８面】 【京都新聞 ２０１１．１０．１３朝刊 ３０面】 【日刊工業新聞 ２０１１．１０．１３朝刊 １１面】“ ”Ｇ−０３９．農研機構近畿中国四国農業研究センターは、大田市内の放牧組合などと連携して、出産を経た経産牛を耕作放棄地で放牧し、消費者の健康にも良い食肉「熟ビーフ」として売り込む。体脂肪を減らすとされる成分が放牧で増えることを確認した。経産牛は一般に肉質が硬く、主に加工品向けに安価で取引されている。 【中国新聞 ２０１１．１０．１３朝刊 ２５面】“ ”Ｇ−０４２．富士ゼロックス（株）は、ユニチカ（株）、富士フイルム（株）と共同で植物由来成分を重量ベースで５０％強含んだバイオ樹脂を開発した。新開発の樹脂では樹脂成分に石油系材料を使わず、飼料用トウモロコシを材料とするポリ乳酸だけを採用した。 【日経産業新聞 ２０１１．１０． ４朝刊 ２面】“ ”Ｇ−０４５．東京大学は、植物セルロースから作った太さがナノメートル（ナノは１０億分の１）レベルの糸（ナノファイバー）を使い、強度が寒天の１００倍のゲルを開発した。木材パルプから作製した幅３ナノ−４ナノメートルのセルロースナノファイバーが原料。医療用基材や触媒保持体、水の浄化剤への利用が見込める。 【日刊工業新聞 ２０１１．１０．１０朝刊 １面】“ ”Ｇ−０４６．プロセブン（株）は、植物性油脂を原料とする「バイオマス耐震マット」を開発した。植物性油脂を５０％以上配合しているため、石油製品である現行品に比べ環境負荷が低い。引っ張り強度などの耐震性能は現行品より約１０％高く、耐熱性に優れる。 【日刊工業新聞 ２０１１．１０．１３朝刊 ２４面】“ ”Ｇ−０４７．（株）イーコロールは、農作物を荒らすイノシシを撃退する高輝度ＬＥＤを使った獣おどしを開発した。不規則に点滅する光でイノシシを畑から遠ざけて食害を無くす。装置は、円柱型のプラスチックケース（直径約１０センチ、高さ約１０センチ）内にＬＥＤが六つ入ったシンプルな構造。 【宮崎日日新聞 ２０１１．１０．１４朝刊 ９面】“ |
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