MICS NEWS Vol.12 Number 9
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              

”H−070.ユニチカ(株)は、電子部品や自動車部品などに使われる「耐熱ポリアミド樹脂」で、バイオマス原料を56%用いた新製品を開発した。バイオマス原料であるひまし油を原料全体の56%で採用。独自技術で高耐熱性や低吸水性、耐摩耗性などを競合製品と同等以上に高めた耐熱ポリアミド樹脂「ゼコット」を開発した。   
    【フジサンケイビジネスアイ 2011.11.22朝刊  8面】         
    【日刊工業新聞 2011.11.22朝刊 11面】“

”H−071.仏化学大手のアルケマは、植物油の一種であるひまし油を主成分にしたナイロンで、従来より変形しにくい材料を開発した。ガラス繊維を配合して強化した材料で、成形しやすいことも特徴。開発した材料のうち、植物由来の成分は6割で残りが石油由来。         
    【日刊工業新聞 2011.11.22朝刊 23面】“

”I−003.農研機構北海道農業研究センターは、小麦粉とブレンドした際の加工適性が高い米粉の製造方法を開発した。製粉行程で弱アルカリ性溶液を使ってタンパク質を取り除くことで、パンやケーキがふっくら仕上がる。用途に応じ小麦粉との配合割合を調整すれば、輸入物が多く高価なグルテンを添加する必要がなくなることも突き止めた。         
    【日本農業新聞 2011.11.28朝刊  1面】  

”I−012.トキタ種苗(株)は、筋が無いサヤエンドウ「スジナイン」を育成した。消費者が調理時に筋を取る手間を省ける。品種登録の出願中で、来年秋にも登録されれば全国で販売する計画。筋が無いサヤエンドウは世界初。         
    【日本農業新聞 2011.11.23朝刊 14面】“

”I−025.北海道農業研究センター芽室拠点が開発した秋まき小麦の新品種「北海262号」が、2013年秋にも本格デビューする。道産小麦の大半を占める主力品種「きたほなみ」と、パンなどで需要の高い人気品種「ゆめちから」をかけ合わせ、めん類やパンなど幅広く使えるのが特徴。           
    【北海道新聞 2011.12. 1朝刊  2面】“

”I−034.農業生産法人伊豆沼農産は、地元の伊豆沼の近くで採取した乳酸菌を活用し、発酵生サラミを開発した。発酵生サラミは、自社ブランドの「伊達の純粋赤豚」をミンチにして乳酸菌を加え、熟成させて作る。従来のサラミと比べ、うま味が強く、爽やかな酸味が特徴。           
    【河北新報 2011.12. 5朝刊 13面】“

”I−063.(株)丸善は、香川県産業技術センターと共同で抗菌、防カビ、撥水、耐油の性能を持つ紙製包装箱「テンキーパー」を開発した。これらの性能をすべて兼ね備えた製品は業界で初めて。同社は、包装箱の印刷工程で使用するインクに、数種類の食品添加物を加えることで、四つの性能を持つ包装箱の開発に成功した。      
    【四国新聞 2011.12.14朝刊  7面】“

”I−079.愛媛県認定漁業士協同組合は、愛媛大学と共同で、愛媛県特産の温州ミカンの皮を混ぜた餌で育てた養殖マハタを開発した。魚の生臭さを抑え、鮮度を保つ効果もある。「ひめ柑(かん)育ち」というブランド名で来年度にも出荷したい考え。マハタは高級魚で知られるクエと同じハタ科の魚。         
    【日経産業新聞 2011.12.20朝刊 10面】“




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