MICS NEWS Vol.13 Number 1  
        8.データベース ・ソフト 

             

”L−098.農林水産省は、農業が果たす生物多様性の保全効果を科学的に表す手法を開発し、「農業に有用な生物多様性の指標生物調査・評価マニュアル」を作成した。同マニュアルを農業環境技術研究所のホームページに載せた。害虫の天敵となる昆虫類などの数を圃場で調査し点数化することで、環境保全型農業への取り組みを評価する。
【日本農業新聞 2012. 3.28朝刊 16面】“


”A−004.日本水土総合研究所は、NTCコンサルタンツ(株)と共同で、農村の栽培作物や気象などに応じて太陽光発電や小規模な水力発電など再生可能エネルギーの適切な組み合わせを求められるシミュレーションソフトを開発した。複数の種類の発電装置を組み合わせて導入した際の設置費用やコスト回収期間の予測に役立つ。
    【日刊工業新聞 2012. 3.29朝刊  1面】“


”A−010.石川県水産総合センターは、石川県沿岸における海の水温、塩分、海流の向きと流れを高精度で予想する「海の天気予報」を携帯電話サイトから無料配信する。沿岸の海洋予測結果のリアルタイム配信システムの公開運用は、全国で初の試みとなる。予測範囲は、石川県沿岸の東西230キロ×南北320キロの範囲。 
   【日刊水産経済新聞 2012. 3.30朝刊  6面】“


”A−011.農業生物資源研究所は、作物の品種改良で膨大なデータを効率良く処理するために、スマートフォン(多機能型携帯電話)を活用したソフトを開発した。圃場(ほじょう)で育成系統などの特徴を携帯電話に入力すれば直接パソコンに取り込め、入力作業を省力、短縮化できる。開発したソフトは、携帯電話の画面のボタンを押すだけで記録できる。 
          【日本農業新聞 2012. 3.30朝刊 16面】“


”A−012.静岡県農林技術研究所は、トマトの株内に届く散乱光の透過率から葉の面積と日射量を調べ、水分蒸散量を推定して養水分を自動給液するシステムを開発した。パソコンやスマートフォン(多機能型携帯電話)で監視し、遠隔操作できる。特に気象条件の変化で減収や品質低下を招きやすい高糖度トマトの低段密植養液栽培で利用効果が高いとみる。 
          【日本農業新聞 2012. 3.30朝刊 16面】“


”A−021.石川県立大学は、(株)総合園芸、北陸電力(株)、(株)アクトリー、小太郎漢方製薬(株)と共同で、医薬品や試薬の原料に用いられるエイコサノイドを安定的に生産する植物工場システムを開発した。遺伝子組み換え技術によりエイコサノイドを生産するゼニゴケを作出し、植物工場で栽培したものを搾汁、精製し、効率的にエイコサノイドを得ることができる。
           【化学工業日報 2012. 4. 3朝刊  1面】“





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