MICS NEWS Vol.13 Number 5
  
           2.食の安全
             


”E−008.米モンサントは、遺伝子組み換え(GM)の「乾燥耐性トウモロコシ」を研究、開発している。降雨不足による生育不良を抑え、安定した生産量確保に役立つのが特徴。商品化の際には、既に販売されている「害虫耐性」や「除草剤耐性」のGMトウモロコシの特性も備える見通し。 
          【日経産業新聞 2012. 7.30朝刊 11面】“


”E−023.農業環境技術研究所は、地球温暖化が進むと、60年後には大豆やトウモロコシの産地で収穫量が最大80〜65%減る可能性があるという試算をまとめた。国立環境研究所などの国際チームが作った4種類の温暖化予測シナリオを基に、大豆やトウモロコシの生産国である米国、中国、ブラジルの現在の産地での収穫量をコンピューターでシミュレーションした。
           【日本経済新聞 2012. 8. 4夕刊  1面】“


”E−031.山形県農業総合研究センター園芸試験場は、サクランボの痛みを抑えて輸送する新パッケージ技術の開発に取り組んでいる。試作したパッケージは、トレーに大粒のサクランボを一粒ごとに固定するくぼみを持ち、そのトレーを伸縮性のあるフィルムシート2枚で固定。サクランボの軸はトレーの裏からそれぞれ出す形とした。
 【日刊工業新聞 2012. 8. 9朝刊  4面】“


”E−036.農研機構畜産草地研究所などは、放射性セシウムを取り込んだ家畜の汚染を減らす技術を、森林総合研究所などは、セシウムに汚染されたおがくずを使っても安全にキノコを栽培する手法をそれぞれ開発した。いずれも青色顔料のプルシアンブルーを使ってエサやおがくずに付いたセシウムの影響を減らす技術。 
        【日本経済新聞 2012. 8.14朝刊 12面】“






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