MICS NEWS Vol.13 Number 8
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              


”H−009.(株)ジャパンマゴットカンパニーは、糖尿病性壊疽(えそ)のマゴット治療に用いていたハエを、農業用に本格展開する。岡山県や徳島県内のイチゴ、マンゴー農家で行った実験ではミツバチと違って人を刺さないほか、ハチより受粉の動きがやさしいため形の良いイチゴができるなどの好結果が得られた。 
        【日刊工業新聞 2012.10.31朝刊 33面】“


”H−037.農研機構東北農業研究センターは、食油用ナタネで、北海道など寒地の寒さに強い晩生品種「キタノキラメキ」を育成した。既存品種に比べて遅まきでも越冬性に優れ、寒地では既存品種に比べて収量、含油率が共に高い。油には大量に摂取すると問題とされる脂肪酸のエルシン酸を含まない。また、寒害、雪害にかなり強い抵抗性を持つ。 
          【日本農業新聞 2012.11.13朝刊 14面】      


”H−045.(株)リーゾは、抗酸化作用を持つポリフェノールを含んだコメの新品種「コシヒカリつくば黒1号」を開発した。コシヒカリの良さを保ちつつ、総ポリフェノール量はコシ玄米の5倍含有し、玄米の色が黒と薄茶色の2倍になっているのが特長。新品種は、同社が東南アジア産の古代米をコシヒカリと掛け合わせた上で、コシヒカリを繰り返し交配する方法で開発した。 
            【茨城新聞 2012.11.15朝刊  8面】“


”H−053.静岡県工業技術研究所は、秋冬に取れる三、四番茶を原料にした新感覚の「緑の発酵茶」を開発した。独自技術でカテキン類の苦み、渋みを抑え香りを高めることで、市販のジャスミン茶に近いまろやかな味を実現した。初摘みの一番茶などに比べ、三番茶や四番茶は低価格で売られているのが実情で、茶栽培農家の収入増加と茶産業の活性化が期待できる。  
         【日刊工業新聞 2012.11.20朝刊 17面】“







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