MICS NEWS Vol.13 Number 12
  
           2.食の安全
             

”L−017.国際稲研究所は、ベータカロテンを豊富に含んだ遺伝子組み換え品種のコメ「ゴールデンライス」の商業生産が「フィリピンで今後2年以内に開始される可能性がある」との見通しを明らかにした。アジア途上国の貧困地域への供給を目的としたゴールデンライスは、栄養失調状態にある子供の健康改善の一助になる。
      【日経産業新聞 2013. 3. 4朝刊 10面】“


”L−029.国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、遺伝子組み換え作物の世界の栽培面積が、2012年に累計約15億ヘクタールに達したと発表した。11年比でで約6%の伸びで、米国国土の約1.5培、日本国土の約40倍にあたる。国別では米国の栽培面積が約6950万ヘクタールでトップ。世界の28カ国が栽培しており、北米と南米が約87%を占める。 
          【日経産業新聞 2013. 3.13朝刊  2面】“


”L−035.千葉県農林総合研究センターは、鮮度保持剤「1−MCP」を梨に処理した際の流通過程での効果を明らかにした。貯蔵限界が常温より2日延びて7日間貯蔵できる。同剤は、果実を熟させるホルモンのエチレンを抑制する植物成長調整剤で、2010年にリンゴ、日本梨、柿で登録された。
           【日本農業新聞 2013. 3.14朝刊 14面】“





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