MICS NEWS Vol.14 Number 4
  
           2.食の安全
             

”C−043.農研機構食品総合研究所は、食肉にいる大腸菌の数を数分で推定できるシステムを開発した。生肉の表面に光を当てて出てきた蛍光の情報を専用ソフトで解析して菌数を推定する。菌を培養する方法に比べて簡便で、食肉加工工場などの品質管理に使える。開発したシステムは、蛍光分光技術と、専用ソフトが入ったコンピューターを使う。
           【日経産業新聞 2013. 6.20朝刊 11面】“


”C−044.水産総合研究センター中央水産研究所は、酸素充てん解凍技術を利用した冷凍マグロの高品質化技術を開発した。加工場や店舗バックヤードなどで冷凍マグロに酸素を封入し、冷凍状態でパッケージングする。包装には酸素非透過性硬質フィルムを用いる。これにより酸化進行を防ぎ、肉の鮮やかな赤色が長期間保たれる。
    【日刊工業新聞 2013. 6.20朝刊 13面】 
        【日刊水産経済新聞 2013. 6.20朝刊  1面】“


”D−005.静岡県農林技術研究所果樹研究センターは、キウイフルーツ「レインボーレッド」の「追熟予測モデル」を開発した。エチレン処理後の果実硬度を測定しパソコンに入力すると、目標硬度に到達する日を表示する。消費者に食べ頃の果実を提供するのに役立つ。
           【日本農業新聞 2013. 6.27朝刊 16面】“


”D−035.農林水産省は、7月9日に農作物への放射性セシウムの移行を抑えるための営農技術対策について、緊急的に取り組んでいた調査研究の成果を発表した。牧草で、交換性カリ(植物が吸収できるカリウム)と、土壌中の放射性セシウムの固定能力を示す指標「RIP」が低いと移行しやすいことを明らかにした。
         【日本農業新聞 2013. 7.10朝刊 14面】 
          【化学工業日報 2013. 7.11朝刊  4面】“





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