MICS NEWS Vol.15 Number 3
  
           2.食の安全
             

”B−004.農林水産省は、24日現在、豚の伝染病「豚流行性下痢(PED)」が33道県で33万頭以上感染し、このうち子豚を中心に8万3000頭が死んだとしている。各地で流行したPEDのウイルスを遺伝子解析した農業・食品産業技術総合研究によると、4年前に中国で、昨年に米国で流行したウイルスと酷似しているとしう。全国的な流行は1996年以来で、養豚業界に不安が広がりつつある。 
【読売新聞 2014.4.30朝刊 3面】“


”B−009.熊本県で発生した高病原性鳥インフルエンザは1日、一部の出荷制限が解除。感染は発生元の養鶏場以外に拡大せず、当面の封じ込めに成功。過去の口蹄疫や鳥インフルエンザの教訓を生かした防疫作業が功を奏した。京都産業大鳥インフルエンザ研究センターは、「熊本県は事前の想定ができており、的確な初動につながった。全国のモデルになる」とし、また農林水産省も今回の対応を「苦い経験の集積」と評価した。 
【読売新聞 2014.5.2朝刊 2面】“


”B−017.水産総合研究センターと日かつ漁協と共同で開発を進めているマグロの酸素充填解凍技術が冷凍カツオにも応用できる事が判明した。冷凍マグロに起こりやすい解凍後の変色や肉質の劣化を防止する技術として昨年発表され、現在、日かつ漁協を中心に製品化への取り組みを進めているが、より変色しやすい冷凍カツオにも応用できることで、技術を使った製品の登場に注目が集まっているという。 
【日刊水産経済新聞 2014.5.13朝刊 1面】“


”B−021.農業環境技術研究所と海洋研究開発機構は、東太平洋の赤道付近の海面水温が平年より高い状態が続く「エルニーニョ現象」が世界の四大穀物であるコメ、コムギ、トウモロコシ、ダイズの生産量に及ぼす影響を公表。エルニーニョが発生した年にはトウモロコシとコメ、コムギの生産量は世界平均で平年を下回ったという。同日付の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」電子版に掲載されている。 
【日本経済新聞 2014.5.16朝刊 38面】
【読売新聞 2014.5.16朝刊 38面】
【日経産業新聞 2014.5.16朝刊 10面】
【日本農業新聞 2014.5.16朝刊 15面】


”C−012.キウイの木が枯れる「キウイフルーツかいよう病」が西日本で広がり、農林水産省は自治体担当者らを集めて対策会議を行った。症状の進行が速い「Psa3系統」という型が日本で初めて確認され、同省によると、Psa3系統の感染が確認されたのは、愛媛、福岡、佐賀、岡山、和歌山の5県で計47カ所。             
 【読売新聞 2014.5.30朝刊 33面】“









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