MICS NEWS Vol.15 Number 3
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              

””B−028.東京大学大学院は、土に差し込んで使う雨量・土壌水分センサーを 家庭用のインクジェットプリンターで安価にできる技術を開発。通電できる銀の インクで印刷する。試算では1個当たり1,000円で作れ、数十万円する市販のセン サーに比べて格段に安い。米国の大学と共同研究を進めており、今年から実証実 験にはいるという。センサー名は「SnSProut(センスプラウト)」。 
【日本農業新聞 2014.5.19朝刊 11面】“


”B−033.北海道立総合研究機構などは、機械作業が難しいブドウ畑の除草を 自動で行うロボットを開発。20日に札幌市内で開催された同機構主催のフォーラ ムで発表。人気家電のロボット掃除機にもヒントを得て試作機を製作したとい い、5年後の実用化を目指している。除草ロボットはエンジンと油圧モーターで 動き、ブドウの木の列に沿って自走しながら回転刃で雑草を刈る仕組みという。             
【北海道新聞 2014.5.21朝刊 4面】“


”C−004農研機構果樹研究所は、病気に強いレモンの新品種を開発したと発表。これまで瀬戸内海の島々などに限られていた生産地域を広げられる可能性がある。実が大きく果汁が豊富で、酸味がまろやかなことも特徴という。2015年秋から苗木を出荷する見通し。同研究所が開発したレモンの新品種名は「璃の香(りのか)」。既存品種のリスボンレモンとミカンの1種である日向夏を交配した。           
 【日本経済新聞 2014.5.24朝刊 39面】           
 【日経産業新聞 2014.5.26朝刊 20面】           
 【日本農業新聞 2014.5.27朝刊 16面】           
 【日刊工業新聞 2014.5.29朝刊 19面】


”C−038.鳥取県園芸試験場砂丘地農業研究センターは、乾腐病に強く、従来品種と同等の食味を持つ新系統のラッキョウの育成に成功したと発表。バイオテクノロジーを用いて食用の新品種が誕生したのは国内初となる。有機栽培する農家にとっては強い味方となり、「鳥取砂丘ラッキョウ」のブランド力をさらに高めると期待されている。 
【日本海新聞 2014.6.12朝刊 23面】“


”C−039.山梨県果樹試験場は、べと病に強い白ワイン醸造用ブドウ品種「モンドブリエ」を育成。成熟期は9月下旬から10月上旬で、果実糖度は23程度と高く、マスカット臭がある。ワインもフルーティー、香りが豊かで、官能試験では最も高品質な白ワイン用品種とされる「シャルドネ」より評価が高かったという。 
【日本農業新聞 2014.6.13朝刊 14面】“





もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved