MICS NEWS Vol.15 Number 3  
        8.データベース ・ソフト 

             

”B−005.農研機構は、「水田輪作における地下水位制御システム(FOEAS)活用マニュアル」を作成したと発表。システムの導入に適する圃場条件や維持・管理方法などを解説。マニュアルはホームページにて入手可能。FOEASは地下水位を地下30cmから地表20cmの間で調節することができるシステムで、地下水位を調節することで、大豆や麦、野菜などの湿害や干ばつ害を軽減し、収量性の向上が見込める。 
【日本農業新聞 2014.5.1朝刊 14面】

”B−016.農林水産省は、肥料のリスクを事前に把握し、速やかに管理措置を策定するための手順を示した「肥料取締法に基づく公定規格等の設定・見直しに係る標準手順書」(SOP)を作成。未利用資源を用いた肥料に関して、リスク分析の考え方を取り入れるとともに、以前からの肥料取締法による肥料の安全性の考え方を整理し、肥料におけるリスク管理措置の設定に係る手順についてとりまとめたとしている。 
【化学工業日報 2014.5.13朝刊 6面】“

”B−022.農業生物資源研究所は、農産物の大量なゲノム情報を1カ所で解析可能な農畜産物ゲノム情報DBシステム「AgrID(アグリッド)」を開発。既存データからの探索により研究に必要な情報を素早く見つけ出し、利用者が次世代DNA解析装置から得た大量のデータを比較・解析することにより、有用な情報を大型コンピュータがなくても確保できるもので、DNAマーカー育種など農畜産物の品種改良技術を加速させるのに役立つ。 
【化学工業日報 2014.5.16朝刊 7面】

”C−009.農研機構などは、ヒメトビウンカの海外からの移動を計算する飛来予測モデルを開発。この予測モデルを基に、全国の病害虫防除所などがインターネットを通じて利用する「JPP-NETヒメトビウンカ飛来予測システム」を開発し、ヒメトビウンカの効果的防除に向けて5月から運用を開始している。            
 【化学工業日報 2014.5.29朝刊 5面】“

”C−028.千葉県水産総合研究センター東京湾漁業研究所は、東京湾における青潮の発生原因となる「貧酸素水塊」の分布を予測する新たなシステムを開発。これまで予測が難しかった沿岸部の浅瀬に加え、水深ごとの予測精度が向上し、貧酸素水塊を嫌う魚介類の生息状況が把握しやすくなる。同研究所は漁業者らに役立ててもらおうと、ホームページ上で観測データの公開を開始した。 
【千葉日報 2014.6.6朝刊 1面】“








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