MICS NEWS Vol.15 Number 6

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

”G−039.和歌山県水産試験場は、日本で初めて南方系のマグロ類「スマ」(通称ヤマトガツオ)の種苗生産技術を確立。陸上の水槽でふ化させて、海上のいけすに移すまでの生存率が1割を超えたという。試験場は「実用化への大きな一歩」とし、来年度は春に早期産卵させて養殖することで、成長が止まる冬季を迎える前に出荷サイズまで成長させる試みに挑戦する。
  【紀伊民報 2014.10.17朝刊 1面】“


”G−049.石川県立大学と京都大学は、植物が作る微量な有用物質を微生物で大量に合成する手法を開発。数カ月前から数年かかっていた期間を数日に短縮でき精製も簡単にできる。新しい化学品や医薬品の開発に応用でき、鎮痛剤原料の大量合成にめどをつけており、企業との共同研究などによって実用化を目指している。 
【日経産業新聞 2014.10.23朝刊 10面】“


”G−050.昭和電工は、光触媒を使って野菜をきれいな環境で育てられる植物工場を開発。微弱な光でも細菌の活動を抑えられる酸化チタンを工場の壁材の内側に塗布し、野菜が汚れることを防ぐ。2015年初めにも農業事業者向けに販売を開始。植物工場の参入企業が増えて競争が激化するなか、”無菌野菜”工場を品ぞろえに加え、他社との差別化を図る。 
【日経産業新聞 2014.10.23朝刊 13面】“


”H−002.NECは、ルーマニアのジャガイモ畑でITを活用した農業の実証実験を実施したと発表。オランダのシステム開発のデイコムと共同で今年4〜9月に実施。気温などを測る気象センサーと、水分量や土の温度を測る土壌センサーを設置し、データを分析した。農薬や殺虫剤の使用量を1ヘクタールあたり最大40%削減できることを確認。実験はルーマニア中央部のブラショフ市内のジャガイモ畑で実施したという。
  【日経産業新聞 2014.10.27朝刊 7面】
【日刊工業新聞 2014.10.27朝刊 12面】
【化学工業日報 2014.10.28朝刊 5面】“


”H−003.愛媛県農林水産研究所水産研究センターは、養殖のマダイにイヨカンの香りを効率よく加える技術を開発。ジュースの製造時に回収されるイヨカンの精油を飼料に少量加え給餌。年内にも出荷が始まる見通し。飲料製造会社のえひめ飲料との共同開発。イヨカンの果皮に含まれる精油を使用し、マダイの重さの0.1%分に当たる精油を飼料に加えると、魚の脂肪分に香り成分が移る。 
【日経MJ 2014.10.27朝刊 14面】“


”H−004.東京工業大学は、遺伝子の働きを調節する分子の動きをとらえようと試みており、その実現へ向け、今年のノーベル化学賞の受賞テーマとなった「超解像蛍光顕微鏡」に独自開発の技術を組み合わせた新しい顕微鏡を開発。従来の超解像顕微鏡よりも画質が数倍良くなる。生きた細胞を高い倍率で観察し、遺伝子の働きの詳細を動画でとらえることが目標という。 
【日経産業新聞 2014.10.27朝刊 10面】“


”H−038.岩手県農業研究センター畜産研究所は、黒豚(バークシャー種)の肥育後期に、トウモロコシ主体の配合飼料の75%を飼料用米に置き換えて給与すると、ロース芯の脂肪交雑や、脂肪のうま味に関係が深いオレイン酸が増え、発育も従来の配合飼料と変わらないことを実証実験で明かに。トウモロコシ主体の配合飼料に比べ、試料用米主体の配合飼料の方がオレイン酸が多く、リノール酸が少なくそれが影響したとみている。
  【日本農業新聞 2014.11.14朝刊 16面】“


”H−046.長崎県総合水産試験場や長崎大水産学部などの県内外5団体は、魚の脂肪率を測る機器「フィッシュアナライザ」を開発。電流の流れ具合から測る方式で、従来より簡単で安く、短時間での測定を実現した。養殖業者が活用することで魚のブランド化を加速させる狙いもあるという。共同開発した計測機器製造販売の「大和製衡」が来年売り出す予定。 
【長崎新聞 2014.11.18朝刊 7面】“


”H−049.カネカは、動植物から短時間でDNAを抽出できる試薬を開発。従来、DNAの抽出には動物、植物、血液でそれぞれ別の試薬が必要だったが、1つの試薬で可能に。抽出時間も10分から約8分へと短縮。食品検査や研究用、病院などでの利用を見込んでいる。 
【日経産業新聞 2014.11.19朝刊 17面】“


”H−058.千葉大学はCHCシステム株式会社などと共同で、園芸施設内の二酸化炭素(CO2)を外気と同じ濃度に調節する、CO2発生装置用のコントローラーを開発。施設内のCO2濃度が適度に保て、光合成を長期間にわたって促せ、余分なCO2が天窓から逃げることが殆どなく、天候や出入口の開閉に気遣うこともなくなる。コントローラーは農水省の事業を受けて開発された。 
【日本農業新聞 2014.11.21朝刊 18面】“









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