MICS NEWS Vol.15 Number 6
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              


”G−047.焼津水産化学工業は、作物栽培を支援する新たな農業資材「低分子量キチン」を開発。機能性食品の研究を通じ、その製造プロセスから得られた技術、知見をもとにした独自素材で、キチンの平均分子量が3000と分解しやすく、農産物の健全化とともに土壌環境の改善を促すという。同社は販売ルートなどの検討を開始しており、2015年初めをめどに農業用資材分野への進出を目指している。 
【化学工業日報 2014.10.22朝刊 6面】“


”H−001.栃木県は、でんぷんを麦芽糖に分解する酵素「β-アミラーゼ」の力が強い二条大麦の新品種「HQ10」を開発し、農林水産省に品種登録を出願したと県農政部が23日、発表。医療や食用に使われる酵素製剤などに活用できるとして、ビール用二条大麦の生産に不向きな土地での代替麦として期待し、試験栽培を月末から栃木市内で実施。
  【下野新聞 2014.10.24朝刊 13面】
【日本農業新聞 2014.10.25朝刊 13面】“


”H−013.精密部品加工の叶マ進は、直径1ミリ未満の微細な植物の種子を1つずつつかめる装置を開発。ペン状の吸着器を空気ポンプとつなぎ、ボタン1つで手軽に使用できる。試験栽培などのため、種子を1つずつ取り扱うことが多い研究機関などへ売り込む。開発した「シードピッカー」は、研究に多用されるナズナやホウレンソウなど直径0.2ミリ以上の種子を扱え、吸着した種子はボタンを押すと簡単に外れる。 
【日本経済新聞 2014.11.3朝刊 13面】“


”H−028.岡山県農業研究所は、岡山県産のビール麦向けに新型肥料を開発。醸造時に必要なタンパク質の含有率を高めるための肥料で、一度散布すれば追肥する必要が無いという。JA全農おかやまが2015年度からの販売を目指している。
  【山陽新聞 2014.11.9朝刊 5面】“


”H−033.東京理科大学発ベンチャー企業の株式会社イノフィスは、介護や工場などで重い荷物を運ぶ際に装着し、腰の負担を約3分の1に抑える補助ウエア「マッスルスーツ」を発売。東京理科大学が開発した「人工筋肉」を採用。福島県南相馬市の工場跡地で来春から量産化に取り組む予定。同大学の小林教授は「労働人口の高齢化や女性の雇用にも役立つはず」と話している。 
【毎日新聞(夕刊) 2014.11.12夕刊 9面】
【日本農業新聞 2014.11.12朝刊 14面】
【日刊工業新聞 2014.11.13朝刊 28面】“


”H−054.農研機構北海道農業研究センターは、加工用長球タマネギ新品種「カロエワン」を開発。ファミリーレストランやコンビニのサラダなどに使われる加工タマネギは低コストが要求されるため、歩留まりの高さが重要となる。従来のタマネギは破棄部分が23%と無駄が多かったが、新タマネギは形を円柱に近付けて捨てる分部の割合を17%に低減、歩留まりが向上した分だけ低コスト化が可能。2017年度に種子を販売する計画。 
【日刊工業新聞 2014.11.20朝刊 15面】“





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