MICS NEWS Vol.15 Number 8  
        8.データベース ・ソフト 

             

”K−043.岡山県農業研究所は、水田で使用するリン酸肥料の削減基準を示したガイドラインを策定。土壌100g中にリン酸が10mg以上蓄積されていれば、田植え前の施肥量を従来の半分以下に減らしてもコメの収量に影響しないとしている。世界的な需要増でリン酸肥料の価格が高騰する中で、稲作のコストダウンに向け周知を図るという。ガイドラインは同研究所のホームページで公開している。 
【山陽新聞 2015.2.15朝刊 5面】“


”K−044.NTT西日本や東京大学などは、農作業の様子や農作物の生育環境を一覧できるシステムを開発したと発表。作業者の耳元や肩にカメラ、足元には無線タグをつけ、作業の様子や映像や動線を記録。また、農業ハウスセンサーを設置し、温度や湿度、二酸化炭素の濃度も記録することで、農作業の動画や温度などのデータを蓄積、栽培手法の改良や農作業の技能伝承につなげるという。 
【日経産業新聞 2015.2.17朝刊 7面】“


”K−045.農研機構中央農業総合研究センターは、「カブリダニ識別マニュアル初級編1版」を刊行し、ホームページに公開。研究員でも困難だったカブリダニの識別に関して、必要な形質を抽出することにより、識別が容易になる。マニュアルの普及により、作物の害虫防除におけるカブリダニ類の活用拡大が期待されている。 
【化学工業日報 2015.2.17朝刊 6面】“


”L−004.農業環境技術研究所は、土中の炭素の増減と二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を簡単に同時に計算できるインターネット上のウェブサイトを公開。農家や行政などが温室効果ガスの削減効果を簡単に試算できる。全国の農地の排出量を計算することができる。試算値は、農産物の付加価値を高めて販売するためのデータとして活用できる。
  【日本農業新聞 2015.2.23朝刊 13面】“








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