MICS NEWS Vol.16 Number 1
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              


”L−038.岡山県工業技術センターは、プラスチックの強化剤となる「セルロースナノファイバー」(CNF)を木材チップから量産する技術を確立したと発表。共同で研究してきた産業機械メーカー・モリマシナリー株式会社が事業化を進める。CNFの重さは鉄の5分の1、強度は鉄の5倍以上で、プラスチックに混ぜると強化剤となり、自動車の内装材や家電部品などを薄くしたり、軽量化したりすることが可能になるという。
  【山陽新聞 2015.3.17朝刊 7面】“


”A−013.農研機構九州沖縄農業研究センターは、米粉パン用水稲品種「こなだもん」を育成したと発表。ふくらみが良く、型くずれしにくい米粉パンを作れる。「ヒノヒカリ」を栽培する西日本の広い地域で栽培を見込んでいる。米粉にすると、粒が細かく、でん粉の損傷がすくなくでき、育成地の福岡県筑西市では、出穂期や収穫時期などの栽培特性は「ヒノヒカリ」に近い。収量は10アール約520キロで、「ヒノヒカリ」とほぼ同じだったという。 
【日本農業新聞 2015.4.2朝刊 14面】


”A−016.新潟県は、「コシヒカリ」と比べて、より高温の条件下でも優れた味を維持できる、新たな米の品種を開発したと発表。2年後から一般販売する予定で、名称は来年3月末頃までには決定する。粒がやや大きく、甘さと粘りに特徴があり、「コシヒカリ」とは異なる味わいという。新品種の稲は背丈が低いため倒れにくく、刈り入れの作業時間が「コシヒカリ」より1週間遅い特性もある。 
【日本農業新聞 2015.4.3朝刊 16面】“


”A−056.フューチャアグリ鰍フ蒲谷代表は、ハウス内の温度、湿度などの他、作物の生育状況や病害虫の発生まで観測できる「栽培見回りロボット」を開発。時間を設定すれば、自動でハウス内を見回りデータを収集。今年は農水省のロボット技術導入事業を活用して、100台の見回りロボットで実用性を実証するという。 
【日本農業新聞 2015.4.23朝刊 1面】“







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