MICS NEWS Vol.16 Number 3
          7.健康 
… 食と健康、疾病  etc. …
             

”C-067.千葉大学などは、ブロッコリーの新芽ブロッコリースプラウトに多く含まれるスルフォラファンという物質を小児期に摂取すると、統合失調症の予防につながる可能性があるとするマウスの実験結果を24日付けの米オンライン科学誌に発表。千葉大学の橋本教授は、「子どもの時に栄養が成人期のメンタルヘルスに影響を与えるかもしれない」と話す。今後人でも効果があるかを検証する臨床研究を計画しているという。 
【日本農業新聞 2015.6.25朝刊 13面】
【日本経済新聞 2015.6.26夕刊 12面】“


”D-033.日本メナード化粧品は、漢方薬にも使われるキノコ赤霊芝と黒霊芝の油性成分に肌の老化を防ぐ効果のあることを発見。化粧品に配合し、商品化する予定。同社は油性成分について、赤霊芝と黒霊芝に生成過程を促す効果、赤霊芝に遺伝子の損出を防ぐ効果、黒霊芝に転写能力を高める効果等を見いだしたという。
  【日刊工業新聞 2015.7.15朝刊 13面】“


”D-048.北海道大学は、体内のリズムをつかさどる時計遺伝子の働きが、従来知られている24時間周期に加えて3時間周期で強弱があることをマウスを使った実験で突き止めた。睡眠などの行動と体内時計の関わりの解明に役立つ。成果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に掲載。 
【日経産業新聞 2015.7.24朝刊 8面】“


”E-001.免疫生物研究所は、野口研究所との共同研究で、遺伝子組み換え(GM)カイコで生産した抗体に付加する糖鎖を均一化する技術の開発に成功。研究モデルとして抗HER2ヒト化モノクローナル抗体(トラスツズマブ)を選び、これをGMカイコで作り、新技術を適用させたところ、均一化した抗体は抗腫瘍作用として重要な抗体依存性細胞障害(ADCC)活性の高いことを確認できたという。
  【化学工業日報 2015.7.24朝刊 4面】
【上毛新聞 2015.7.24朝刊 13面】“


”E-008.鞄圏m新薬は中部大学、北海道大学と共同で、サツマイモの1品種「すいおう(翠王)に含まれるポリフェノール「カフェ酸誘導体」に糖尿病の改善作用のあることを確認。動物実験などを行い、同ポリフェノールに血糖値上昇抑制作用のメカニズムの1つ抗糖尿病ホルモン「GLP-1」の分泌促進する作用を発見。同素材の機能性をさらに追及するとともに、独自性の高い商品開発を進めるという。 
【化学工業日報 2015.7.28朝刊 5面】“


”E-024.帯広畜産大学は、生肉やペットから感染する寄生虫「トキソプラズマ」がヒトの免疫から逃れる際に働く遺伝子を突き止めた。この遺伝子を標的に創薬すれば免疫で排除でき、トキソプラズマを攻撃する薬剤と併用して治療効果を上げられるとみており、製薬企業と共同で実用化を目指している。
  【日経産業新聞 2015.8.5朝刊 8面】“


”E-035.東京大学は、新機能性素材開発の一環として、ビールに使われるホップに含まれるフラボノイド「キサントフモール」が肥満や脂肪肝を改善させる分子機構を解明。体内で脂肪酸やコレステロールの合成の誘導に必要な脂質合成転写因子の働きを抑制することで、効果が示されることを明らかにした。生活習慣病予防に役立つ機能性食品素材としてキサントフモールの有用性が判明した。 
【化学工業日報 2015.8.11朝刊 4面】“






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