MICS NEWS Vol.16 Number 4
          7.健康 
… 食と健康、疾病  etc. …
             

”E−035.東京大学は、新機能性素材開発の一環として、ビールに使われるホップに含まれるフラボノイド「キサントフモール」が肥満や脂肪肝を改善させる分子機構を解明。体内で脂肪酸やコレステロールの合成の誘導に必要な脂質合成転写因子の働きを抑制することで、効果が示されることを明らかにした。生活習慣病予防に役立つ機能性食品素材としてキサントフモールの有用性が判明した。 
【化学工業日報 2015.8.11朝刊 4面】“


”E−050.東京理科大学生命医科学研究所と東京大学は、昆布やワカメなどの海藻に含まれる成分が腸内の細菌集団を変え、体内の免疫に作用を及ぼす分子機構を解明。海藻類に含まれる糖の一種「低分子βグルカン」の摂取により、炎症性腸疾患の発症を抑制できることをマウス実験で明らかにした。成果は米科学誌セルホスト&マイクローブに掲載。 
【日刊工業新聞 2015.8.18朝刊 17面】“


”E−058.福岡大医学部、福岡県工業技術センター生物食品研究所などでつくる産学官のグループは、主に薬味や魚の刺し身のつまに使われる香辛野菜「タデ」に高血圧を改善する成分が多く含まれているとする研究成果をまとめた。動脈硬化の予防効果も確認しており、研究グループは、成分を生かしたサプリメントなど健康食品への応用を検討しているという。 
【西日本新聞 2015.8.24朝刊 1面】
【東京新聞 2015.8.25朝刊 27面】“


”E−060.佐藤製薬は、シワを予防する効果があると見込まれる成分の発生を促す植物エキス「インチンコウエキス」を発見したと発表。キク科植物のカワラヨモギの花を乾燥してつくる漢方原料で、皮膚の各層を通過した際に効果を発揮する。同社はエキスを活用して、スキンケア用の商品など用途開拓を進める考え。またアレルギー疾患と関連がある物質「Th2サイトカイン」の発生を抑制することも分かった。 
【日経産業新聞 2015.8.25朝刊 9面】“


”E−070.九州大学大学院農学研究院は、近畿大学との共同研究で、多くの薬効が知られるキノコの一種「霊芝」から抗インフルエンザ薬の候補化合物を発見。脂質性の化合物である「ガノデリン酸」がインフルエンザウイルスの増殖に関わる酵素の働きを妨げることが判明。新しい抗インフルエンザ薬の開発につながる可能性があるという。成果は26日、英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載。 
【日刊工業新聞 2015.8.28朝刊 31面】“


”E−071.カゴメは、京都大学の「カゴメ」トマト・ディスカバリーズ講座との共同研究で、トマトに多くの抗炎症成分が含まれていることを明らかにした。これまで研究報告されているトマトの抗メタボリックシンドローム効果はこうした複数の抗炎症成分が寄与している可能性があるとし、見いだした新成分を含め健康機能成分に最大限活用可能な加工技術の開発を目指すという。  
【化学工業日報 2015.8.28朝刊 5面】“


”F−003.東京海洋大学は、クラゲの触手にある毒針が長いほど、刺されたときの痛みも傷も大きいという研究結果をまとめ、米科学誌プロスワンに発表した。人間の皮膚の表面「表皮」は0.2mmなので、表皮を突き破る長さの毒針をもつクラゲで、被害が大きくなるのではないかと説明。刺されると激痛があるハブクラゲとアンドンクラゲの毒針の長さは0.2mm以上のものが多く、軽傷で済むアカクラゲでは0.1mm前後だった。 
【読売新聞 2015.8.29夕刊 14面】“


”F−021.理化学研究所は、自然免疫の記憶メカニズムを解明。病原体の感染により遺伝子の化学的修飾による変化であるエピゲノムが変化、その状態が持続することにより再感染への抵抗性が上昇していたという。1度侵入した病原体をリンパ球が記憶して排除する獲得免疫だけでなく、自然免疫にも記憶が存在することが示唆されていたが、そのメカニズムは不明であった。アレルギー発症メカニズムの解明や、より効果の高いワクチン開発などに繋がる事が期待されている。 
【化学工業日報 2015.9.3朝刊 5面】“







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