MICS NEWS Vol.5 Number 2   1.食品機能
             

"K−136.ダイキョー(土浦市)は、グレープフルーツの種から抽出した天然抗菌成分を原料にした、除菌スプレー「ワングレープ」を開発、販売を開始する。
(日本経済新聞 2004. 2.17 39面)

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"K−250.ビッグ・ワールドは、大根葉から抽出した不凍たんぱく質を利用した、冷凍食材品質保持剤を発売。不凍たんぱく質を溶かした液体に食材を浸してから冷凍すると、氷結晶が小さくなり−20度C付近で起こる氷結晶の再成長を防ぐことが出きる。
(日刊工業新聞 2004. 2.26 33面)

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"L−031.関西大学は、そば殻抽出物がでんぷん分解酵素の働きを抑えることを確認。阻害活性は、ポリフェノールの約10倍高いことが分かった。多くが廃棄されているそば殻を利用することで、低コストで有用物質が得られる。でんぷん分解酵素であるα−アミラーゼの働きを抑えることで、でんぷんをオリゴ糖に分解する割合を減らし血糖値上昇を防ぐ糖尿病予防剤への応用を目指す。
  (日刊工業新聞 2004. 3. 3  1面)

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"L−052.キッコーマンと東京薬科大学、ミナヘルスの研究グループは共同で、大豆イソフラボンとハナビラタケの併用による免疫増強作用を確認。2つの素材を応用した健康食品の開発を進める。
  (化学工業日報 2004. 3. 4  1面)

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"L−191.村上農園(広島市)は広島大学と共同で、動脈硬化の予防に役立つビタミンB12を含むカイワレを国内で初めて量産化する技術を開発、4月にも販売を開始する。
   (日経産業新聞 2004. 3.18 17面)

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"A−007.林原生物化学研究所(岡山市)は、オリゴ糖が腸からの脂肪の吸収を抑える働きがあることを発見。同社は、デンプンから環状オリゴ糖「環状4糖」の大量生産法を開発しており、健康食品に利用が見込めるという。
   (日刊工業新聞 2004. 3.29 34面)
   (化学工業日報 2004. 3.30  9面)

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"A−020.三和澱粉工業は、トウモロコシの外皮を原料に機能性糖質の、アラビノースの量産化技術を開発。
   (化学工業日報 2004. 3.30  9面)

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"A−029.ニチレイは、アセロラの種子から抽出したエキスに抗酸化作用や抗老化作用があることを突き止め、エキスを用いた化粧品原料を開発。
   (日経産業新聞 2004. 3.31  1面)

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"A−030.ファーマフーズ研究所(京都市)は韓国世明大学などと共同で、鶏卵から骨の成長を促進させる成分を発見。Mサイズの鶏卵から2百ミリグラム程度抽出でき、成長期の子供用飲料などに添加し、機能性食品素材としての利用を見込む。
   (日本経済新聞 2004. 3.30 16面)

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"K−046.コンビは、中華料理の高級食材として使われているツバメの巣が、インフルエンザなどのウイルスの感染予防に効果があることを確認した。ツバメの巣に含まれるシアル酸が、インフルエンザなどのウイルスを捕捉しやすい特性があることを発見し、シアル酸にウイルスが接着すれば不活性化して、感染の確率を低下させることが可能であるという。
(日経産業新聞 2004. 2. 5  1面)

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"K−135.秋田大学と東北福祉大学、東北大学は共同で、大豆たんぱくの消化過程で生じる成分「大豆ペプチド」に、脳の疲れをすっきりさせる効果があることを発見。
(日本農業新聞 2004. 2.17 17面)

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"K−260.キッコーマンは、加工用トマトの果皮抽出物に含まれるポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」に、スギ花粉症を和らげる効果があることを確認。
  (日本農業新聞 2004. 2.27 19面)
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"L−089.ニチモウは、所沢耳鼻咽喉科と共同で、大豆イソフラボンが突発性難聴の改善に効果があることを突き止めた。
   (化学工業日報 2004. 3. 8  9面)

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"L−093.協和発酵は、チーズやみそなどの発酵食品や煮込んだシチューなどに含まれ、食べ物のこくを引き出す物質を発見。
   (日本経済新聞 2004. 3. 8 17面)
           (化学工業日報 2004. 3.10  8面)

"L−115.カゴメと国立医薬品食品衛生研究所は共同で、ニンジンジュースを飲み続けると花粉症やアトピー性皮膚炎などの予防効果があることを解明。ニンジンに含まれるβカロチンが抗アレルギー物質として作用し、飲み続けることにより長期的な治療効果があるという。
   (日経産業新聞 2004. 3.11 20面)
   (日本農業新聞 2004. 3.12 15面)

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"L−129.南九州大学は、シイタケに付着する微生物から新しい酵素を開発。キノコ類の細胞壁を分解し、オリゴ糖の吸収量を増やすことが可能になり、キノコの持つ免疫作用などを高めることが可能となる。
   (日経産業新聞 2004. 3.12 17面)

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"L−150.九州大学は、緑茶2〜3杯程度のわずかな量でも、緑茶に含まれるカテキン成分が、がん細胞の増殖力を半減させることを突き止めた。抗ガン剤などの新薬開発につながる成果。
   (日本経済新聞 2004. 3.15夕14面)
   (茨城新聞   2004. 3.16 21面)
   (日本農業新聞 2004. 3.16 17面)
            (読売新聞   2004. 3.23 35面)

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"L−164.キッコーマンは、クランベリー飲料に美肌効果があることを臨床試験で実証。クランベリー飲料に含まれる、クエン酸やリンゴ酸といった有機酸とポリフェノールの抗酸化作用や、血流改善作用によるものという。
   (日経産業新聞 2004. 3.17 21面)


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"L−245.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構九州沖縄農業研究センターは、紫サツマイモに含まれる色素、アントシアニンが血圧を下げる効果があると発表。アントシアニンが血液中のLDLの酸化を抑え、血液をサラサラにして血液の流れをスムーズにする。
   (日本農業新聞 2004. 3.26  1面)
   (化学工業日報 2004. 3.26  8面)


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"A−016.キリンビールは29日、動物実験で「KW乳酸菌」にアトピー性皮膚炎の改善作用があることを確認したと発表。
   (日経産業新聞 2004. 3.30 20面)
   (東京新聞   2004. 3.30 30面)
   (読売新聞   2004. 3.30  8面)

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"A−076.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構九州沖縄農業研究センターは、紫サツマイモに含まれる色素、アントシアニンが血圧を下げる効果があると発表。アントシアニンが血液中のLDLの酸化を抑え、血液をサラサラにして血液の流れをスムーズにする。
   (日経産業新聞 2004. 4. 6  8面)
   (科学新聞   2004. 4. 2  1面)
   (日刊工業新聞 2004. 4. 8 25面)

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"A−105.キューピーは、野菜とマヨネーズを一緒に食べると、野菜のベータカロチンの吸収が7倍に高まると発表。ラットを使った実験でマヨネーズに含まれる卵黄が、吸収促進に関与していることが分かった。
   (日経産業新聞 2004. 4. 8 19面)

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"A−116.北海道立中央農業試験場は10日、中国産小豆に比べ北海道産の小豆には、ポリフェノール類が普通種で2倍含まれていることを明らかにした。
   (日本農業新聞 2004. 4.11  1面)

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"A−163.東京海洋大学は、マウスを使った実験でコメは小麦よりスタミナ維持や脂肪吸収の抑制に役立つとの、研究結果をまとめた。
   (科学新聞   2004. 4.16  2面)

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"A−182.東北福祉大学は、大豆ペプチドが学習や記憶に効果があることを実験で明らかにした。
   (日本農業新聞 2004. 4.21 16面)

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"A−238.アサヒビールと弘前大学は、リンゴに含まれるポリフェノールに肥満を抑える効果があることを、ラットを使った実験で明らかにした。
   (科学新聞   2004. 4.23  2面)

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"B−029.ファンケルは、日本農芸化学会で「発芽玄米が高脂血症モデルの病態を改善する」という研究結果を発表。
   (日本農民新聞 2004. 4.25 10面)




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