MICS NEWS Vol.5 Number 2  6.生体機能 
             

"K−035.ノエビアは、亜熱帯植物のテルミナリアの抽出物と、バラからとれるローズウォーターに、リラックス効果があることを発見。精神的なストレスを和らげる作用を持つβエンドルフィンの皮膚細胞からの遊離を促進する作用を確認した。
(化学工業日報 2004. 2. 4  5面)

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"K−106.日本大学先端医学総合研究センターは、バラからの抽出物「オイゲニン」が花粉症の症状をやわらげることを確認した。
(日本経済新聞 2004. 2.13 17面)

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"K−148.イタリア・ベローナ大学は、BSEを引き起こす異常なタンパク質「プリオン」に、従来知られていたものとは違ったタイプがあることを突き止めた。同大学はBSEと確認された8頭の牛の脳のうち2頭の脳から新しいタイプのプリオンを検出し、分子構造や蓄積する脳内の場所が従来と違っていた上、アミロイドという物質が沈着していたという。
(茨城新聞   2004. 2.18 21面)
(読売新聞   2004. 2.17夕14面)

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"K−084.東京大学は、タンパク質「FKBP」が染色体の構造を変換し、DNAの特定領域にある遺伝子の発現を制御していることを実証。
(日刊工業新聞 2004. 2.10 27面)
 
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"K−194.理化学研究所は、微生物や植物に広く分布するセンサータンパク質が、細胞内で情報伝達を行う時のリン酸化反応の新しい仕組みを解明。
(日刊工業新聞 2004. 2.20 24面)
 
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"K−197.東京大学は、細胞分裂や神経網の構築など様々な生命現象を調節するタンパク質が動く詳しい仕組みを解明。
(日本経済新聞 2004. 2.20 15面)
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"K−216.京都大学は、成長の早いタケノコでは、成長ホルモンのジベレリンを合成する遺伝子が、活発に働いていることを突き止めた。タケノコの遺伝子のメカニズムを解明できれば、穀物などの品種改良に応用し、成長を早めることも可能に。
(産経新聞(大阪)2004. 2.23 29面)
(日本工業新聞 2004. 2.25  7面)

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"L−123.理化学研究所は、頭を柔軟にして視覚能力を発達させるたんぱく質をマウス実験で発見。神経伝達物質「GABA」と結合する受容体たんぱく質の一つが、言語や視覚などの能力が発達する敏感期の出現の鍵を握ることを解明。
   (毎日新聞   2004. 3.12  3面)


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"L−196.神戸大学と京都大学は共同で、瀬戸内海沿岸に育つオキツノリなどの紅藻類から「シアノバクテリア」という微生物が葉緑素を作っていることを確認した。
   (日経産業新聞 2004. 3.22  9面)
   (日本経済新聞 2004. 3.22 21面)

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"A−021.東京大学は、松の樹皮の抽出物質フラバンジェノールに、脳の細胞を活性酵素から守る働きがあることを、マウスを使った実験で確認。
   (読売新聞   2004. 3.29夕18面)

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"A−036.理化学研究所と京都大学は、光合成にかかわる植物特有のたんぱく質を突き止めた。
   (日経産業新聞 2004. 4. 1  9面)

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"A−049.ノエビアは、テツホシダから抽出したエキスに、紫外線からDNA損傷の保護作用を見いだし、コラーゲン産生促進効果を確認した。
   (化学工業日報 2004. 4. 2  4面)

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"A−093.岡山大学は、膵臓から分泌されるアミノ酸が、血糖値を上げるホルモンの分泌を抑える仕組みを解明。
   (日本経済新聞 2004. 4. 7 38面)
   (茨城新聞   2004. 4. 7 21面)

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"A−135.東京海洋大学などは、植物のフェヌグリーク(コロハ)に脂肪吸収を抑制する作用があることを突きとめた。実験動物を使った投与試験で、コロハの抽出物が血中中性脂肪の濃度上昇と、体重増加を抑えることが分かったという。コロハは、インドなどで栽培されるハーブの一種。
   (化学工業日報 2004. 4.13  9面)

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"A−140.東京農工大学は、パーキンソン病の原因とされる繊維組織の発生抑制タンパク質を、試験管レベルの実験で開発。
   (日経産業新聞 2004. 4.14  8面)

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"A−151.キューピーは、機能性成分ホスファチジルセリンがNGF(神経成長因子)の活性を高めることを解明。
   (化学工業日報 2004. 4.16  8面)

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"A−157.滋賀医科大学は、関節リウマチの患者の血中に特定の酵素(プロスタグランジン)が多く存在することが調査の結果明らかになった。
  (毎日新聞   2004. 4.17 27面)

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"A−166.昭和女子大学と小岩井乳業などは共同で、「KW乳酸菌」に花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー改善作用があることを、マウスの実験で発見。
   (日本農業新聞 2004. 4.19 11面)

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"A−199.理化学研究所は20日、分裂酵母でDNAの「ホットスポット」が活性化する仕組みを解明。
   (日刊工業新聞 2004. 4.21 29面)

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"A−229.東京大学は、マウス実験で精子の形成に欠かせないたんぱく質「Cnot7」を見つけた。遺伝子操作でCnot7が体内にできないマウスを作り出した結果、欠損したマウスでは正常な精子が形成されないことがわかった。
   (毎日新聞   2004. 4.26  3面)
   (化学工業日報 2004. 4.27  8面)

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"B−023.理化学研究所は、マウスを使った実験でアレルギー症状が分子レベルで起きる仕組みの概要を解明。アレルギーを発症させる体内物質を貯蔵している肥満細胞が、アレルギーの抗原や抗体から受ける刺激の強さや持続時間に応じて「体内物質をばらまくスイッチ」と「肥満細胞自身の寿命を延ばすスイッチ」の2つのスイッチを切り替えていることを突き止めた。
   (日刊工業新聞 2004. 5. 3 12面)
   (日経産業新聞 2004. 5. 3  7面)





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