MICS NEWS Vol.5 Number 3  5.製品開発 
             


B-039.愛媛県工業技術センターは、納豆やヨーグルト、砂糖などの食品を使って家庭でも作ることができる、生活排水の水質を浄化する微生物剤を開発。製法をホームページで公開。  
(日刊工業新聞2004. 5. 7 24面)

B-102.佐賀県は、長崎大学がイワシやアジなどを餌として与え、特定の方法で養殖した無毒のトラフグ養殖技術を利用して、肝を食卓に出せる「ふぐ特区」を6月に国に提案する。  
(朝日新聞  2004. 5.12 34面)

B-113.清水建設は、ビルの屋上に簡単に自然を再現することができる、ビオトープ施工法を開発。プラスチック製のコンテナを組み合わせて作る工法で、持ち運びが容易なうえ、通常の給排水設備があれば設置可能。  
(日経産業新聞2004. 5.13  9面)

B-125.プリオニクス(スイス)が開発したBSE検査キットが、米農務省からBSE監視強化プログラムでの使用許可を取得。認可されたのは、「プリオニクスチェックウエスタン」と「プリオニクスチェックLIA」の2種類。  
(日経産業新聞2004. 5.14  9面)

B-126.東海パルプは、間伐材を使った紙の一貫生産体制を構築すると発表。森林育成の妨げとなる間伐材の有効活用につながる環境対応型製品として、市場拡大を狙う。  
(日経産業新聞2004. 5.14 14面)

B-158.ミツミテニー(桐生市)は、繭糸に含まれているセリシンを使った「シルクパウダー」の販売を開始する。セリシンは皮膚の角質層に近い組織構造を持ったたんぱく質で、美容やクリーニング仕上げ材向けに販路拡大を目指す。  
(上毛新聞  2004. 5.18  6面)

B-170.タカラと聖豊商事は生分解性新素材を使った食品トレーを販売。ポリ乳酸などの生分解性プラスチックのように合成に化学反応を使わず、もみ殻や稲わらの繊維、ジャガイモのでんぷんを粉砕した粉末と微生物を使って固めて成形した。  
(日経産業新聞2004. 5.19  1面)

B-172.科学技術振興機構は18日、屋上緑化用の高保水性軽量マットを開発。屋上緑化に使用する軽量土と同程度の重さで保水性が高いので、散水の手間が軽減できる。  
(日経産業新聞2004. 5.19  7面)  
(日本農業新聞2004. 5.19 11面)

B-212.久保工(東京)は、高保水性ゲルを使った屋上緑化システムを実用化した。ゲルは紙おむつなどに使うハイドロにカルシウムを混ぜ込んだもので、あらかじめカルシウム濃度を高めておき、植物の生長に不可欠なカルシウムをあまり吸い取らない保水ゲルを開発した。  
(日刊工業新聞2004. 5.24 27面)

C-006.富士写真フィルムは、遺伝子やたんぱく質を蛍光物質を試薬と合わせ、光を照射して解析する画像解析装置「LAS−3000multicolor」を6月1日発売する。  
(日経産業新聞2004. 5.28  9面)  
(化学工業日報2004. 5.28  8面)  
(日刊工業新聞2004. 5.28  8面)

C-020.佐賀県は、長崎大学が毒素を含まない餌を与え、特定の方法で養殖した無毒のトラフグを利用して、肝を食卓に出せる「嬉野温泉ふぐ特区」を6月に国に提案する。  
(産経新聞  2004. 5.30 31面)  
(東京新聞  2004. 5.30 30面)

C-023.NECは、変形しても元の形状に戻すことが出きる形状記憶性とリサイクル性を両立させた植物が原料の、バイオプラスチックを開発。ドライヤーなどで加熱することで一度変形しても簡単に元の形状に戻すことができる。  
(環境新聞  2004. 5.26 18面)

C-035.サカタのタネは、プラム型で食べやすいミニトマトの新品種「アイコ」を開発。うまみ成分のグルタミン酸の含有量が高く、生で食べる以外に焼くなどの加熱料理にも対応できる。また、葉かび病抵抗性が強く減農薬栽培が可能。
(フジサンケイビジネスアイ2004. 6. 2 23面)        
(東京新聞  2004. 6.15 20面)         
(化学工業日報2004. 5.31  8面)

C-048.アングル・ミユキ(大阪市)は、100%大豆たんぱく繊維を使った女性用下着を開発。シルクに似た柔らかさと光沢があり、保湿性や抗菌性に優れている。  
(日経産業新聞2004. 6. 3 19面)

C-066.関西大学は、ゼラチンから繊維を作製する乾式紡糸技術技術を開発。ゼラチンを50〜60度で加熱しゾル状にして、空気圧を利用しノズルから押し出すとゲル化して繊維となる。繊維は綿糸程度の強さがあり、不織布などに加工できるほか、食品、生体適合材料などへも応用が期待される。  
(日刊工業新聞2004. 6. 7 20面)

C-096.高知県や高知女子大学などのグループは、海洋深層水の粉末化に成功。海洋深層水からナトリウムを取り除き、トレハロースと結合させて粉末化した。ミネラル数十種類を含む海洋深層水が調味料など用途が拡大される。  
(日経産業新聞2004. 6. 9 19面)

C-110.トッパン・フォームズは、DNA情報を使った識別ラベルを商品化。トレーサビリティーにICタグの利用が広がっているが、識別機能に限定すれば大幅なコストダウンが可能。  
(日経産業新聞2004. 6.10  1面)

C-177.村上農園(広島市)は16日、野菜で初めてビタミンB12を含むかい割れダイコンの量産化に成功したと発表。ビタミンB12は、貧血や動脈硬化に効果がある。  
(日本農業新聞2004. 6.17 19面)  
(化学工業日報2004. 6.21 16面)

C-201.サタケ(広島県東広島市)は、コメの品種を簡単にDNA鑑定できるシステムを開発し、今年末にも販売を開始すると発表。専門知識がない人でも鑑定ができる。  
(日経産業新聞2004. 6.21  1面)

C-217.パックペッカー(横浜市)は、血糖値を抑制し糖尿病予防効果があると言われている桑の葉を原料にした「桑葉羊羹」を発売。  
(日刊工業新聞2004. 6.22 21面)

C-232.三菱レイヨンとインフォジーンズ(つくば市)は23日、環境ホルモンを簡単に調べられるDNAチップを開発。今秋から研究機関向けに発売する。  
(朝日新聞  2004. 6.24 13面)  
(日刊工業新聞2004. 6.24 16面)

C-239.ダイキン環境研究所と早稲田大学は23日、共同開発したバイオフィルターが、空気中のインフルエンザウイルスを1分以内に不活性化し、感染力をなくすことを確認したと発表。今後、エアコンや空気清浄器など医療分野で製品化を目指す。  
(日刊工業新聞2004. 6.24 32面)  
(日本経済新聞2004. 6.24 13面)  
(日経産業新聞2004. 6.24 12面)




もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved