MICS NEWS Vol.5 Number 3  6.生体機能 
             

B-035.千葉大学は、マウスを使った実験で、心臓の幹細胞から拍動する心筋細胞に分化させることに成功。再生医療に応用が期待される。  
(日本経済新聞2004. 4.30夕18面)  
(東京新聞  2004. 5. 1  2面)

B-107.名古屋大学と徳島大学などは共同で、モグラの仲間のトガリネズミの毒腺から毒を採取し、哺乳類が持つ毒を初めて解明。毒は血管を拡張し血圧を低下させるたんぱく質分解酵素カリクレインに似ていることが判明した。  
(日刊工業新聞2004. 5.12 25面)

B-108.北極海に生息する冬カレイから、氷点下でも体が凍るのを防ぐ新しい特殊たんぱく質をカナダの研究者が30年ぶりに発見。  
(産経新聞  2004. 5.13 29面)

B-128.自然科学研究機構基礎生物学研究所と米カリフォルニア大学は、細胞老化の原因となるゲノムの異常改変の抑制に、たんぱく質複合体が関与していることを発見。  
(日刊工業新聞2004. 5.17 19面)  
(中日新聞  2004. 5.15 37面)  
(日経産業新聞2004. 5.17  7面)

B-184.ライオンは、ニンニクを食べた後の嫌なにおいの口臭発生メカニズムを解明。消化吸収される過程で体内酵素により代謝され、不快臭を発することが分かった。  
(日刊工業新聞2004. 5.20 37面)

B-193.大阪大学と科学技術振興機構は、マウスを使った実験で自滅した細胞を放置すると、抗原になって自己免疫疾患を引き起こすことを発見。  
(日経産業新聞2004. 5.21  6面)

B-246.京都薬科大学は、カバの赤い汗に日焼け防止効果があることを発見。細菌感染を抑える抗菌効果も確認された。  
(毎日新聞  2004. 5.27夕10面)  
(日本経済新聞2004.5.27 42面)  
(産経新聞  2004.5.27 31面)  
(日経産業新聞2004.5.27  6面)  
(東京新聞  2004.5.27 28面)  
(朝日新聞  2004.5.27  3面)

C-010.京都大学と味の素は共同で、膵臓からインスリンが分泌される新たな仕組みがあることを発見。マウスを使った実験で、小腸にある腸管細胞のたんぱく質が関与してインスリンが分泌されることを突き止めた。  
(日本経済新聞2004. 5.28 17面)

C-013.理化学研究所と名古屋大学は、体内で生体のリズムを生み出している「生物時計」の振動発生にかかわるたんぱく質の構造と機能を、らん藻の細胞を使って原子レベルで解明。  
(産経新聞  2004. 5.31 26面)  
(日本経済新聞2004. 5.31 23面)  
(化学工業日報2004. 5.31  1面)  
(日刊工業新聞2004. 5.31 29面)  
(日経産業新聞2004. 5.31  9面)  
(東京新聞  2004. 5.31  3面)

C-043.九州大学などは、植物が生長するためにエネルギーを作り出す反応経路の中に、光合成に重要な新機構を発見。  
(日経産業新聞2004. 6. 3  9面)  
(日刊工業新聞2004. 6. 3 25面)

C-065.米ロヨラ大学は、アラスカサケの皮に手術のあとなどに凝血を防ぐために使用される「ヘパリン」が存在することを確認した。  
(日刊水産経済新聞2004. 6.2 6面)

C-086.東京大学は、生物時計の時刻合わせのメカニズムを解明。鳥類の松果体に着目しヒヨコを使った照明の明暗実験で、時計遺伝子の中核となる「ビリオド遺伝子」の働きを抑える「E4BP4」というたんぱく質の量が24時間周期で変動することを見つけた。  
(日刊工業新聞2004. 6. 8 29面)

C-095.米マサチューセッツ工科大学は、脂肪の蓄積を制御する遺伝子をマウスで発見。遺伝子が空腹を認知すると脂肪細胞から脂肪を放出し、そうでない場合は蓄えるように作用するという。  
(日経産業新聞2004. 6. 9 10面)




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