B-044.静岡県中小家畜試験場は、竹を粉末にして飼料に添加し鶏に与えても、産卵成績や質に影響がないことを明らかにした。放任された竹林の竹資源の有効利用と竹が持つ機能性成分の効果について研究を進める。 (日本農業新聞2004. 5. 5 11面) B-135.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所と伊藤園は、茶殻を再利用し反すう家畜用飼料を開発。産業廃棄物として大量に処分されている茶殻に乳酸菌を加え発酵させて、1年以上の貯蔵も可能な飼料。 (下野新聞 2004.5. 3 3面) B-162.ナタネやトウモロコシなどの植物油や廃食用油から「バイオディーゼル」を効率よく製造する技術開発の研究が続々と進められている、その現状を紹介。(独)農業・生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センター内にも先月、バイオディーゼルの産学官連携実験施設が完成し、実験プラントが稼働を開始した。 (日経産業新聞2004. 5.19 7面) B-169.トキタ種苗(さいたま市)は、菜種油かす、米ぬか、豆腐かすなどの植物原料だけを使った植物性有機肥料「グルメの力」を発売。 (化学工業日報2004. 5.19 4面) B-179.青森県工業総合研究センターは、ホタテの貝殻とリンゴの搾りかすから、冬場の道路などにまく凍結防止剤を開発。昨年の散布実験では、塩化カルシウムや空港にまかれる尿素などと同じ効果を確認した。 (日本農業新聞2004. 5.19 17面) B-226.アサヒビールなどは、工場排水を低コストで処理できるシステムを開発。メタン菌など空気を供給しなくても繁殖する微生物を使い、排水中の有機物を分解する嫌気性排水処理システム。 (日経産業新聞2004. 5.25 1面) B-229.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構九州沖縄農業研究センターなどは、サツマイモを澱粉原料として使った時に出る廃液や滓を有用物に変えて有効利用する世界初のサツマイモ総合利用実証プラントを建設。 (日本農民新聞2004. 5.25 6面) B-230.エス・サイエンスは汚泥の有効利用に、生成したコンポストと下水汚泥などの有機系廃棄物を特殊ミキサーで高圧混合して悪臭を発生させることなく、短期間でコンポスト化するシステムを開発。 (日刊工業新聞2004. 5.25 25面) (日経産業新聞2004. 5.26 9面) C-025.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所は、茶殻を再利用して乳牛用飼料を開発。産業廃棄物として大量に処分されている茶殻に乳酸菌を加え発酵させ、1年以上も貯蔵可能なサイレージ化する。茶の持つ機能性成分により牛の健康増進効果も期待されている。 (日本農業新聞2004. 6. 1 11面) C-036.JFFエンジニアリングなどはヒトのし尿からリンを回収し、肥料原料に再資源化する技術を開発。 (日本経済新聞2004. 6. 2 11面) C-056.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構九州沖縄農業研究センターは3日、焼酎作りやでんぷん加工で出るサツマイモの滓を有効利用するシステム開発に取り組むことを発表。搾り滓から健康食品や家畜飼料としての利用法を探る。 (熊本日日新聞2004. 6. 4 7面) (西日本新聞 2004. 6. 4 9面) (日経産業新聞2004. 6. 7 13面) C-062.秋田県総合食品研究所は、おからなどの食品廃棄物から生分解性プラスチックの主原料となる乳酸を効率よく生産する技術を開発。 (日経産業新聞2004. 6. 4 8面) C-088.NECは、変形しても元の形状に戻すことが出きる形状記憶性とリサイクル性を両立させた植物が原料の、バイオプラスチックを開発。ドライヤーなどで加熱することで一度変形しても簡単に元の形状に戻すことができる。 (科学新聞 2004. 6. 4 8面) C-109.山本工務店(三重県浜島町)は、植物のステビアを使い食品残さや下水汚泥などの有機廃棄物をたい肥化する、簡易型コンテナを開発。嫌なにおいも出ず、通常の半分の期間でたい肥ができる。 (日経産業新聞2004. 6.10 1面) C-152.トクデンプロセルは、コメ残さなどを原料とするでん粉を主成分に、生分解性緩衝材の発売を開始する。 (化学工業日報2004. 6.15 3面) C-272.日立造船は京都市向けに、廃食用油燃料化施設を完成した。廃食油にメタノールを加えバイオディーゼル燃料を生産するもので、製造能力は1日あたり5千リットルで、日本最大級。 (日刊工業新聞2004. 6.28 14面) |
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