MICS NEWS Vol.5 Number 5  
        10.その他
      

"F−004.近畿大学と奈良先端科学技術大学は、葉緑体の中にある遺伝子を組み換え花粉が飛んでも周囲の生態系に悪影響を与えない、光合成能力が従来の1.7倍、二酸化炭素の吸収量が7割高い遺伝子組み換えタバコを開発した。
  (日経産業新聞 2004. 9. 1  9面)

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"F−022.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構東北農業研究センター(大曲)の圃場では、赤や黄色、紫などの色鮮やかな観賞用イネが見頃になっている。イネの新たな需要を目指して10年ほど前から取り組みを始め、来年には品種登録を予定している。
     (日本農業新聞 2004. 9. 2  1面)

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"F−039.年始めからの沿岸域でニシンやマグロなどの大漁に続き、三陸や山陰沖でブリが大量に水揚げされている。八戸港は「これまでにない記録的な漁獲」と驚いている。漁業情報サービスセンターは「黒潮が東海沖で大蛇行したり東北沖の親潮の勢いが強いなど、例年とは海洋環境が異なる」と話すが、今後も豊魚が続くかどうかは予想が難しいという。
  (産経新聞   2004. 9. 4 11面)
  (常陽新聞   2004. 9. 6  2面)
  (中国新聞   2004. 9. 6夕 4面)
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"F−059.ナベインターナショナル(つくば市)は、大量のデータを解析する生命情報科学などの研究機関向けに、インテルの新しい64ビットCPUを搭載した並列計算機を開発。
  (日本経済新聞 2004. 9. 7 35面)

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"F−080.(独)産業技術総合研究所と東京大学は、物に光を当てたとき反射・屈折が入射した場所から光が出るのではなく、微妙に横にずれて出ることを突き止めた。
    (朝日新聞   2004. 9. 9  3面)
    (日刊工業新聞 2004. 9. 9 29面)

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"F−096.文部科学省は、全国約2600施設の放射性物質管理状況を一斉点検したところ、大学や研究所など10機関で放射性物質の管理不適正が見つかり、9日の原子力安全委員会に報告。
    (茨城新聞   2004. 9.10 22面)
    (読売新聞   2004. 9.10 38面)

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"F−102.信州大学は、蚕にクモの糸の成分を含む繭糸を吐き出させることに成功。遺伝子組み換え技術を使ってクモ糸のDNAを蚕の卵に注入し、孵化した成虫を交配して生まれた組み換え成功卵から孵化した蚕がクモ糸成分を含んだ繭糸を吐いた。
    (信濃毎日新聞 2004. 9.11  1面)

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"F−124.独立行政法人の中期見直しに伴い、新たに14法人の職員の身分が国家公務員から非公務員化する方向であることが13日分かった。早ければ06年度から非公務員化される見込み。対象の法人は、物質・材料研究機構、防災科学技術研究所、産業技術総合研究所ほか。
  (読売新聞   2004. 9.14  2面)

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"F−141.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構近畿中国四国農業研究センターは、ホウレンソウに含まれるビタミンCが、夏に低く、冬から春先に高くなる傾向があると発表。
  (日本農業新聞 2004. 9.16  1面)

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"F−143.タイ政府は14日、遺伝子組み換えパパイアが国立の研究施設から周辺に拡散しているのではないかという批判に対応し、施設内にあるパパイアの木1000本以上を伐採するよう指示。
    (日本農業新聞 2004. 9.16  2面)

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"F−157.北陸先端科学技術大学は、金を100万分の数ミリ程度の超微粒子にすると、磁石につくことを確認。将来的には、超小型で大容量の記録媒体への応用が期待できるという。
    (朝日新聞   2004. 9.15夕18面)
  (産経新聞   2004. 9.20  9面)
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"F−166.大阪大学は、口の粘膜から幹細胞を取り出し、シート状に培養、目に移植して角膜を再生させることに成功した。
     (東京新聞   2004. 9.17 28面)
     (朝日新聞   2004. 9.17 38面)
     (毎日新聞   2004. 9.16夕 1面)
     (読売新聞   2004. 9.16夕 1面)
     (日本経済新聞 2004. 9.16夕22面)

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"F−167.米エネルギー省合同ゲノム研究所などの研究チームは、人間の全遺伝情報のうち、5番染色体の解読成果を発表。
  (化学工業日報 2004. 9.17 10面)

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"F−179.(独)産業技術総合研究所とアネルバ(府中市)の研究チームは、大容量・高速で電源を切ってもデータが消えない次世代メモリー「MRAM」の量産技術を開発した。
    (朝日新聞   2004. 9.21  2面)

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"F−184.防災科学技術研究所は、今月5日に発生した紀伊半島沖地震で、地震波が広がる様子を再現したアニメーションを、同所のホームページに15日公開。
   (朝日新聞   2004. 9.18夕 2面)

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"F−213.独立法人に関する有識者会議は22日、見直し対象にした56の独立行政法人のうち、22法人を8法人に統合し、原則として非公務員化するよう提案した。有識者会議では「類似重複業務は統合すべきだ」として統合案を示し、「公務員である理由が薄い」との考えを示す。統合案は農林水産省所管では、さ
け・ます資源管理センターと水産総合研究センター。農業・生物系特定産業技術研究機構と農業生物資源研究所、農業環境技術研究所、農業工学研究所、食品総合研究所、国際農林水産業研究センター。
     (朝日新聞   2004. 9.23  4面)
     (日本経済新聞 2004. 9.23  2面)
     (産経新聞   2004. 9.23  5面)
     (読売新聞   2004. 9.23  4面)
     (日刊工業新聞 2004. 9.23  2面)
     (毎日新聞   2004. 9.23  5面)

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"F−220.米アドバンスト・セル・テクノロジー社とシカゴ大学などの研究チームは23日、ES細胞から網膜色素上皮細胞をつくることに成功。目の重い病気の治療に役立つ可能性がある。
  (朝日新聞   2004. 9.25 37面)
  (化学工業日報 2004. 9.27 10面)
    (日本農業新聞 2004. 9.25 11面)

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"F−224.米コロンビア大学は、浴場施設などで発生しているレジオネラ菌のゲノムを解読。効果的な感染予防法などの開発に期待される。
  (化学工業日報 2004. 9.27 10面)

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"F−226.米マサチューセッツ工科大学は、ホウレンソウの光合成を利用した太陽電池を開発。
  (朝日新聞   2004. 9.25夕14面)

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"F−263.理化学研究所は28日、これまでに確認されたどの元素よりも重い113番目の新元素の合成に成功したと発表。線形加速器で、原子番号30の亜鉛原子を加速し、原子番号83のビスマス原子に80日間連続照射した結果、核融合よって113番元素の原子核1個が検出された。新元素と認定されれば日本が初めて命名権を持つことになる。
  (産経新聞   2004. 9.29  3面)
  (朝日新聞   2004. 9.29  1面)
  (東京新聞   2004. 9.29  1面)
  (毎日新聞   2004. 9.29  3面)
    (日刊工業新聞 2004. 9.29  1面)
  (茨城新聞   2004. 9.29 21面)
  (日本経済新聞 2004. 9.29 38面)
  (日経産業新聞 2004. 9.29  1面)
  (化学工業日報 2004. 9.29  1面)
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"F−276.政府は28日、年内に組織や業務の見直し案を決める32の独立行政法人を選定。今後、評価委員会などで検討し、民営化や統廃合、職員の非公務員化などを決める。
    (茨城新聞   2004. 9.29  2面)

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"G−017.奈良先端科学技術大学は、植物の根の成長を制御する重要な2つの遺伝子を、シロイヌナズナを用いた実験で発見。遺伝子の働きを制御することで、根からの水分や栄養の吸収を良くし、農作物などの生育向上につながる可能性がある。
    (日刊工業新聞 2004.10. 1 30面)

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"G−019.松下電器産業は砂糖で動く小型燃料電池を試作、発電実験に成功。負極に砂糖を分解する酵素を付着させて、砂糖が水と二酸化炭素に分解する過程で電子を放出し、負極に電子が移動することで電流が流れる。砂糖は引火しにくく安全で入手が容易であるため、実用化できれば携帯電話やノートパソコンを長時間使用出来るようになる可能性がある。
    (日本経済新聞 2004.10. 1 15面)

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