MICS NEWS Vol.5 Number 12  
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"A−013.名機製作所と大日本製薬は、樹脂を添加せづに木質材料だけを原料に、射出成形技術を開発。樹脂が使われていないため廃棄時の分解速度が速く、間伐材の有効利用や廃材のリサイクルなどの用途拡大が期待できる。
    (日刊工業新聞 2005. 3.31  1面)

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"K−112.理化学研究所と東京大学は、人工的アミノ酸を使い光照射のみで、未知のタンパク質を検索する技術を開発。
    (化学工業日報 2005. 2.18  5面)
    (日経産業新聞 2005. 2.18  7面)
    (日刊工業新聞 2005. 2.18 22面)

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"K−116.東レは、植物成分のセルロースを原料に極細繊維を作る技術を開発。ポリエステルやナイロン繊維にはない、光沢や吸水性を備えている。
    (日本経済新聞 2005. 2.18 17面)

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"K−117.NECは、ナノテクノロジーを利用して作ったバイオチップを使い、ガンなどの病気に関係しているタンパク質の有無を1時間で解析、病気を素早く診断できる技術を開発。
    (日本経済新聞 2005. 2.18 17面)

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"K−118.東北大学は17日、虫歯治療で削った部分に歯の主成分ハイドロキシアパタイトの微粒子を高速で吹き付け、元の歯と同様に白いエナメル質に修復することに成功。金属や樹脂を埋め込む治療法に比べ密着度が高く、経年劣化も少ないという。
    (産経新聞   2005. 2.18 30面)

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"K−124.パイオニアと三菱化学などは、ナタデココの繊維を使い紙のように曲げられる薄型のディスプレー基板を開発。ナタデココを使えば、既存のガラス基板よりも安価で作れる見込みで、早期実用化を目指す。
    (朝日新聞   2005. 2.21  3面)

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"K−127.(独)水産総合研究センター北海道海区水産研究所は、タラバガニとアブラガニを見分けるのに、DNA分析により比較的簡単に判別する方法を確立した。
     (日刊水産経済新聞 2005. 2.18  7面)

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"K−133.江崎グリコと三和澱粉工業は、グルコースの直鎖状高分子のアミロースを高効率、高純度で酵素合成する技術を開発。生分解性新素材として幅広い活用が期待される。
    (科学新聞   2005. 2.18  6面)

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"K−140.山梨大学などの研究グループは、歯の表面を覆っているエナメル質を再生させるペーストを開発。初期虫歯なら患部を削らず、治療が可能になると期待される。
      (産経新聞   2005. 2.24 29面)
      (朝日新聞   2005. 2.24 37面)

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"L−004.日立製作所は(独)産業技術総合研究所や北海道大学と共同で、ナノテク技術を使い細胞培養を効率化できる技術を開発。
    (日経産業新聞 2005. 2.24  1面)

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"L−010.(独)食品総合研究所は日清製粉グループ、京都大学と共同で、パン作りの工程で職人がこねたパン生地の微細構造を、3次元で可視化できる「蛍光バイオイメージング」技術を開発。職人の技を数値化できたことで、新しい製パン技術の開発が加速されるものと期待される。
    (日本食糧新聞 2005. 2.28  3面)

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"L−014.東京大学は、酵素を含む溶液をガラス基板に滴下した後、くぼみが並んだ透明なゴムシートを上から押しつける簡単な方法で、その活性を1分子ずつ高感度に検出することに成功。
    (日刊工業新聞 2005. 3. 1 27面)

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"L−028.米イリノイ大学は、バラ科植物の成分で免疫力を高める物質「QS−21A」の化学合成に成功。
    (日経産業新聞 2005. 3. 3 11面)

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"L−029.北陸先端科学技術大学は、天然タンパク質を改良したタンパク質を、効率よく作る技術を開発。アミノ酸を1つだけ取り替えた改良型タンパク質19種類分を一度に合成でき、製造時間とコストを削減できる。
      (日経産業新聞 2005. 3. 3 11面)

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"L−044.東京大学と東北大学などの研究チームは、BSEの1次検査が25分でできる名刺サイズの「検査チップ」を開発。マウスを使った実験で性能を確認した。
    (東京新聞   2005. 3. 5 28面)
    (朝日新聞   2005. 3. 5  2面)
    (日本経済新聞 2005. 3. 5 13面)
    (日経産業新聞 2005. 3. 7  9面)

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"L−045.東洋インキ製造は、卵や果物に直接触れず賞味期限や産地情報などを印字できる、非接触のインクジェット方式印刷機に対応した食べても安全なインキを開発。
    (日経産業新聞 2005. 3. 7 16面)

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"L−048.北海道大学は、生きている牛の血液でBSEの感染を判定できる装置の開発を進め、夏頃の完成を目指している。新装置は、牛の月齢にかかわらず若い牛でも判定できるようにしたいと話す。
    (東京新聞   2005. 3. 6 26面)

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"L−057.東京大学は、巨大な2本鎖DNAでも任意な場所を切断する「スーパー人工制限酵素」を開発。
       (化学工業日報 2005. 3. 9  3面)

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"L−076.徳島大学は、血液などに含まれる遺伝子をナノテクを応用して作った超微粒子を詰めた微細なガラスチップの通路に試料を流し、遺伝子の種類によって通過する速度の違いを利用した解析技術を開発。
    (日経産業新聞 2005. 3.10  7面)

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"L−082.大阪ガスは、メタンを原料に生分解性プラスチック「ポリヒドロキシブチレート」を低コストで連続生産できる技術を開発。今後の事業化に向け、生産・供給体制の検討を具体化させる。
      (環境新聞   2005. 3. 9 14面)

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"L−102.宮城県水産研究開発センターは、カキに含まれる脂肪酸の比率から産地を識別する手法を開発したと発表。DNA解析などの既存の手法と比べ迅速かつ低コスト化が図れる。
     (日刊水産経済新聞 2005. 3.11  8面)

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"L−110.(独)産業技術総合研究所は、健康食品の有効成分を直径100ナノのカプセルに封入する技術を開発。粉末製品の半分以下の量で同等の効果が得られることを動物実験で確認。アガリスクなどの高価な抽出物の使用量を半分以下に抑えることが可能になり、製品価格を安くできるという。
    (日経産業新聞 2005. 3.16  7面)
    (日刊工業新聞 2005. 3.16 27面)
    (化学工業日報 2005. 3.22  5面)
    (読売新聞   2005. 3.21 36面)
    (常陽新聞   2005. 3.18 10面)

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"L−111.(独)水産総合研究センターは、魚介類の感染症37種類の細菌を半日で診断することができるDNAチップを開発。養殖魚の感染が早めに分かることで早期の投薬により、病気のまん延を防ぎやすくなる。
    (日経産業新聞 2005. 3.16  7面)

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"L−130.長野市の中田邦位さん(76歳)は、生ゴミを焼却しないで粘土を加えて炭化させる技術を開発。焼却時に出る二酸化炭素の発生を抑え、焼却灰の量も少なく抑えられる。
      (信濃毎日新聞 2005. 3.17  8面)

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"L−143.筑波大学は、複数の小さな生体組織の断層画像を同時に撮影することができる装置を開発。MRIの一種で、マイクロメートルの精度で断層像が得られるMRマイクロスコープの新型、4〜8個の試料を同時に撮影することができる。
    (日経産業新聞 2005. 3.22  7面)

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"L−172.東京都臨床医学総合研究所は、タンパク質とDNAなどの相互作用を細かく調べる新たな技術を開発。微量の試料で反応を短時間で分析できる。
      (日経産業新聞 2005. 3.24  9面)

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