MICS NEWS Vol.6 Number 4
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"F−072.食品総合研究所の杉山滋主任研究官らは、食品などに対するアレルギーを簡単に調べる基盤技術を開発。血液中に含まれる抗体と呼ばれるたんぱく質が、アレルギーの原因物質をくっつく力を検出する。数分に短縮できる。
(日経産業新聞(日経テレコン21) 2005. 9.13  7面)

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"F−016.産業総合技術研究所生命情報科学研究センターの細胞情報チーム、NEC、川崎重工業、日本電子の研究チームは1日、従来の約5%の量の試料で約20倍早くプロテオームを解析できる装置を開発したと発表。
    (日刊工業新聞   2005. 9. 2 25面)
    (化学工業日報   2005. 9. 2 11面)

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"F−025.香川県農業試験場は、温州ミカンの収穫時の糖度を予測するシステムを開発。過去20年分のデータが基になっており、生育途中のミカンの大きさを測って入力するだけで予測できるのが特徴。
           (日本経済新聞   2005. 9. 5 32面)

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"F−026.産業技術総合研究所と東京工科大学は、シャープ、凸版印刷、アステラス製薬と共同で、たんぱく質の2次元電気泳動を1時間で行うシステムを開発。試料の注入から検出まで全自動で行うため、解析時間を大幅に短縮。
           (日刊工業新聞   2005. 9. 5 22面)

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"F−049.北海道立工業試験場とバネ製造道内最大大手の北海バネは6日までに、近赤外線を使って瞬時に野菜や果物の糖度を測定できる「携帯型糖度計測装置」を開発。従来製品より小型で、一般農家向けに低価格化も目指す。
           (北海道新聞    2005. 9. 7  2面)

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"F−051.北海道の帯広畜産大学の畜産生命科学研究室は、国のガイドラインより低温・短時間で家畜の肉骨粉を再資源化することに成功。この「骨炭化」技術は、肉骨粉から安全に窒素やリンなどの資源を回収できる。
           (日本農業新聞   2005. 9. 8 12面)

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"F−058.浜辺に漂着する小さなプラスチックゴミを調べて、ポリ塩化ビフェニール(PCB)による海の汚染を手軽に知る手法を、東京農工大の高木秀重・助教授らが開発。
      (朝日新聞(夕刊) 2005. 9. 9 10面)

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"F−076.東京海洋大学の山川紘社会連携推進共同研究センター客員教授と凸版印刷は、養殖アワビの貝殻にICタグ(電子荷札)を装着し管理する技術を確立した。
           (日刊工業新聞   2005. 9.13  1面)

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"F−086.沖縄発酵化学は、植物原料のビフィズス菌製剤の生産に成功、本格的事業に乗り出す。一般に食品用のビフィズス菌は、牛乳由来のものが多いが、BSE問題が発生して以来、動物由来でない成分を用いた培養による製品へのニーズが高まってきた。
           (化学工業日報   2005. 9.15  5面)

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"F−088.筑波大学発のベンチャー企業、サンケアフューエルスは今年度内をメドに、タイの自社農園で生産したヒマワリの種の油から低コストのディーゼル車用燃料を作る試験プラントを建設。
    (日本経済新聞   2005. 9.15 37面)

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"F−112.英国サウサンプトン大学発ベンチャーのイリカ・テクノロジーズの研究者グループは、外科手術用具に付着したクロイツフェルト・ヤコブ病の原因とされるプリオンたんぱく質の新しい検出法を開発。
           (日刊工業新聞   2005. 9.19 14面)

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"F−169.牛肉のおいしさを短時間で測定し、肉質にあった調理法をアドバイスする「融点測定装置」を、山形県農業総合研究センター畜産試験場と県産業技術振興機構が、共同で開発。消費者が購入する際、「おいしさ」の目安を提供。
           (河北新報     2005. 9.27 25面)

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"F−179.1滴の血液から患者の遺伝子情報を高速度で解析できる装置を開発したと、理化学研究所や島津製作所、凸版印刷などの研究グループが27日、発表。従来は結果が出るまでに数日かかったが、この装置では1時間半で終了。
    (毎日新聞     2005. 9.28  3面)
    (産経新聞     2005. 9.28  2面)

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"F−186.産業技術総合研究所と警察庁科学警察研究所は28日、猛毒のリシンを短時間で検出する方法を開発した、と発表。致死量の1万分の1という微量でも検出でき、2年後の実用化を目指す。
           (東京新聞     2005. 9.29 30面)

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"F−197.大阪府立母子保健総合医療センター研究所の和田芳直所長らのグループは、たんぱく質の質量分析計を手軽に扱えるようにする新技術を開発。試料が壊れないように混合する補助剤が不要。補助剤を使う行程は熟練者がいないと作業が難しかった。
    (日経産業新聞   2005. 9.30 11面)

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"G−004.山形県農業総合研究センター畜産試験場は29日、牛の受精卵から採取したサンプル細胞を培養する新技術を開発し、10項目の遺伝子情報を診断することに国内で初めて成功したと発表。
           (河北新報     2005. 9.30 36面)

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"G−025.「野菜工場」が活気づいている。ラプランタは小型プラントの開発に取り組み、来年度からのフランチャイズを展開、JFEの子会社は野菜の増産に踏み切る。「野菜工場」各社は成長の波に乗ろうと供給力の拡充に乗り出している。
           (日経産業新聞   2005.10. 4  1面)

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"G−064.上越市の環境ベンチャー、アグリフューチャーじょうえつは、間伐材や廃材などからできる木粉などのバイオマスの液化行程を大幅に効率化する新技術を京都大学と共同で開発、5日までに特許出願。
           (新潟日報     2005.10. 6  5面)

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"G−067.東京農工大学の松永是教授らは6日、細胞の中で働く遺伝子の種類や働き具合を調べることができる新技術を開発したと発表。直径50ナノメートルの磁性ビーズを使うのが特徴。
           (日本経済新聞   2005.10. 7 15面)
           (茨城新聞     2005.10. 7 21面)
           (日経産業新聞   2005.10. 7 10面)
           (毎日新聞     2005.10. 7 28面)

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"G−082.ブドウの種子から食用油を抽出し、商品化する試験研究に帯広畜産大学の美濃羊輔名誉教授らが近く取り組む。十勝ワインを搾った後の、十勝管内池田町ブドウを使って、有効利用を図る。
    (北海道新聞    2005.10. 9 12面)
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