MICS NEWS Vol.7 Number 11
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"J−059.京都大学の佐々木千鶴研究員らは、バイオエタノール生産などに役立つサトウキビの搾りかすなどから取り出す新技術を開発。利用するのは電子レンジでも使うマイクロ波で、化学薬品を使わないので環境負荷が少なくできる。
           (日経産業新聞   2007. 1.22  1面)

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"J−062.島根県農業技術センターと出雲市の(有)三和農産は、ギャバの含量が市販品の3倍という発芽玄米の製造法を共同開発。浸漬液に緑茶を使うことにより、製造過程でギャバの流出を抑えることに成功、雑菌数も減らした。
           (日本農業新聞   2007. 1.23 14面)

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"J−080.農業生物資源研究所のグループは、植物繊維を分解するシロアリの酵素を大腸菌に組み込んで量産する技術を開発。酵素利用は分解効率が高く、コスト低減につながり、バイオ燃料製造の有望な手段になると期待。
           (日経産業新聞   2007. 1.26 10面)

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"J−081.宮城県畜産試験場は、牛の乳房炎を早期発見する診断法を確立。1頭当たり数滴の生乳をサンプルに、測定から12秒で結果が分かる。測定装置を無料で開放し、予防に役立てる。
           (日本農業新聞   2007. 1.26 12面)

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"K−003.家畜改良センターは30日までに、新たに共同利用種雄牛に選定した8頭の広域広大検定成績を発表。県域を越えて精液の供給が出来る、遺伝能力の優れた牛は50頭に。
           (日本農業新聞   2007. 1.31 11面)

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"K−004.農業環境技術研究所は温室効果に影響のある二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素の3つのガスを一度に自動的に計測するシステムを開発。1mlあたり10分で3つのガスを定量分析できる。
           (日刊工業新聞   2007. 2. 1 22面)

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"K−006.長野県のキノコ製造会社「えのき園」が、培土表面に高密度で菌糸体を植えることで通常約2ヶ月かかるエノキダケの栽培期間を約20日短縮、35〜38日ほどにする技術を開発。
           (信濃毎日新聞   2007. 2. 1  8面)

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"K−009.東京大学の小穴英廣講師らは細胞から単離し、たんぱく質を除去してファイバー化した「ゲノムDNA」を、溶液中で顕微鏡観察しながら、個別操作する技術を開発。
           (日刊工業新聞   2007. 2. 2 24面)

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"K−018.カキの仲間で、食用になる「イタボガキ」を安定的に繁殖する技術を、岡山県水産試験場が確立。瀬戸内海で個体数が著しく減少している「幻のカキ」で、岡山の新しい水産資源として期待。
           (山陽新聞     2007. 2. 4  5面)

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"K−020.海洋政策研究財団の菅原一美政策研究グループ長は、アワビの安価な陸上養殖システムを開発。
           (日刊工業新聞   2007. 2. 5  1面)

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"K−031.生研センターは、刈り払い機の振動を抑える技術の開発で、欧州連合(EU)が定める振動の基準値以内に抑えた試作機を作ることに成功。
           (日本農業新聞   2007. 2. 8 11面)

"K−035.岩手県農業研究センターは、促成アスパラガスの国産が品薄の12月に安定出荷する技術にメドをつけた。移植する前の根株を5度以下で100時間、休眠すれば収量が安定することを突き止めた。
           (日本農業新聞   2007. 2. 9 10面)

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"K−041.茨城大学の金子正夫教授の研究グループは、光を利用してアンモニアなどの有機物を分解して電気を取り出す「光燃料電池」の技術を開発。事業化を目指すベンチャー企業、バイオフォトケモニクス研究所を発足。
           (日経産業新聞   2007. 2.10 11面)

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"K−050.首都大学の内田諭助教授らの研究グループは、大腸菌などの病原菌を1カ所に集めて効率的に殺菌する新技術を開発。微細な空間に電圧をかけて病原菌を集め、電圧を加えて破壊。飲料などの殺菌処理として応用を目指す。
           (日経産業新聞   2007. 2.16  9面)

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"K−054.肉用や採卵用の鶏に納豆を一定量混ぜたえさを食べると、もも肉のうまみ成分が増し、卵黄コレステロールが低減するなどの効果があることが、茨城県畜産センター、畜産草地研究所、茨城大学の共同研究で分かった。
           (日本農業新聞   2007. 2.18 27面)

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