MICS NEWS Vol.9 Number 12
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"I−061.東京大学などは、生きたガン細胞だけを光らせる蛍光物質を開発した。1ミリ以下のガンを見つけられ、ガン細胞が死滅すると光が消えるため、効果を確認しながら内視鏡治療ができる。 
             【毎日新聞 2008.12. 8朝刊 10面】
           【日本農業新聞 2008.12. 9朝刊 15面】

"
"I−062.住友ベークライトは北海道大学と共同で、細胞の表面にある「糖鎖」を利用し、新薬等の候補物質のスクリーニングに利用できる小型の実験器具「糖鎖チップ」を開発した。 
           【日経産業新聞 2008.12. 9朝刊  1面】

"
"I−063.コスモ石油は、来年度からパプアニューギニアで農業ビジネス参入の事業化調査を実施することを現地政府と合意した。背丈の高いカヤの一種の雑草を、バイオ燃料用原料として利用する技術研究などを検討する。 
           【日経産業新聞 2008.12. 9朝刊  2面】

"
"I−073.広島大学発ベンチャーの生物振動研究所は、柿、メロン、スイカなどの外観ではわかりにくい果実の「食べ頃」の判断を数値化する研究に取り組んでいる。
           【中国新聞 2008.12.10朝刊  6面】

"
"I−078.愛媛大学と井関農機などは、ロボットに搭載したカメラ、温度センサーなどで生育状況を把握し、安定した品質の野菜を効率よく収穫できる「知的植物工場システム」の実用化に乗り出した。 
           【日経産業新聞 2008.12.11朝刊  1面】

"
"I−089.農研機構果樹研究所では、ミカンをはじめとするカンキツ類における生産量や品質の年次間変動を、遺伝的に制御するための研究に取り組んでいる。
         【日本経済新聞 2008.12. 7朝刊 11面】

"
"I−090.東京海洋大学は、魚のグルコースと血中コレステロール値を測定し、ワイヤレスで健康診断ができるシステムを開発した。投薬の減少など安全・安心な養殖魚の生産が期待される。
         【日刊水産経済新聞 2008.12. 9朝刊  1面】

"
"I−092.酪農大学と国際航業は、超小型無人ヘリコプターにデジタルカメラやビデオなどを搭載し、農作物の生育調査などに活用する研究に取り組んでいる。
         【農業共済新聞 2008.12.10   11面】

"
"I−099.農業生物資源研究所発ベンチャーのプリベンテックは、遺伝子組換えイネを使い、病気の原因究明などに使用するタンパク質を製造・抽出する技術を開発した。従来の方法よりも菌や細胞を培養する設備が不要な上、製造コストも安い。
       【日経産業新聞 2008.12.16朝刊  1面】

"
"I−105.千葉県農林総合研究センター森林研究所は、菌床シイタケの新培地として、県産マテバシイ(ブナ科)材の活用を推進している。コナラやミズナラの慣行材菌床に比べ2〜5割安く、品質も現行の菌床シイタケと差がない。  
           【日本農業新聞 2008.12.17朝刊 13面】

"
"I−112.高知大学は、稲わらや廃材からバイオ燃料や糖を安価に製造する技術を開発した。独自の触媒と高圧の過熱水で植物繊維を分解する。 
           【日経産業新聞 2008.12.18朝刊 11面】

"
"I−113.米ミシガン州立大学は、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて、微生物からタンパク質を立体構造がそのままの状態で取り出せる方法を開発した。創薬や食品開発に利用できる。 
           【日経産業新聞 2008.12.18朝刊 11面】

"
"I−116.埼玉県産業技術総合センターはGMタイセーと共同で、液体・固体・ゲル状製品用の粘弾性測定装置を開発した。大幅に小型軽量化し、試料に回転振動や直線振動を与えて測定する。 
           【日刊工業新聞 2008.12.19朝刊 38面】

"
"J−012.東京農工大学と徳島大学は共同で、遺伝子組換えカイコや大腸菌が生産するシルクを原料とした、人工血管や皮膚用フィルムなどの再生医療材料の創製技術の開発に取り組んでいる。養蚕業と医療関連産業の連携機械の実現を目指す。
          【化学工業日報 2008.12.22朝刊 17面】

"
"J−020.家畜改良センター十勝牧場は、体細胞クローン牛の生産を本年度で打ち切る方針を決めた。健康に育つ牛が少なく採算が合わないことや、消費者の理解を得るのが難しいと判断した。 
            【北海道新聞 2008.12.25朝刊  1面】

"
"J−024.アース環境サービスは、埼玉県産業技術総合センター、コージバイオと共同で、食品事業者向け微生物汚染源の迅速推定システム「Rapicom(ラピコム)」を開発し、実用化に成功した。専用培地「MACキット」、データベース、分析ソフトなどを使用し、大腸菌群を対象として、短時間で汚染源・汚染経路を絞り込める。
             【日本食糧新聞 2008.12.26朝刊  6面】

"
"J−026.秋田県は、八郎潟干拓地にわき出る環境基準の800−1000倍の濃度のリン酸を含む地下水で、リン酸カルシウム肥料製造の事業化の可能性を探っている。リン酸価格の高騰と水質浄化対策として期待。  
            【秋田魁新報 2008.12.27朝刊 29面】

"
"J−027.近畿大学水産研究所と天草市の水産加工ブリミーは、天草市牛深沖でクロマグロの完全養殖に着手して丸1年、人工ふ化マグロの量産化に向けた初の産学連携が着実に進んでいる。09年末に初出荷を見込む。 
           【熊本日日新聞 2008.12.27朝刊 25面】

"
"J−029.農研機構野菜茶業研究所と日本施設園芸協会が中心に行っている施設園芸の生産性を飛躍的にのばす5カ年計画「スーパーホルト(園芸)プロジェクト」が3年目を迎えた。園芸王国オランダ並みの高い生産性を実現することを目標とし、当面、施設での栽培面積が大きいトマトに絞り、その後、他品目に波及させ、施設園芸全体の底上げを図る予定。 
           【日本農業新聞 2008.12.30朝刊  2面】

"
"J−081.千葉県や愛知県などの試験研究機関は共同で、乳牛の育成後期に自給粗飼料の割合を8割に増やしても、増体や乳量、乳質に悪影響がないことを確認した。これにより飼料コスト削減、自給率向上が期待できるとしている。この研究は、農林水産省が委託する「粗飼料多給による日本型家畜飼養技術の開発」により行っている。
            【日本農業新聞 2009. 1.14朝刊 14面】

"



もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved