MICS NEWS Vol.9 Number 13
         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"J−091.徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所は、鳴門わかめを生長途中で収穫する「芽生えワカメ」の量産化技術を確立した。種付け時の種の間隔を通常の半分程度におさえ収量を4倍とした。違う品種を使い分けて、収穫の回数を4回に増やせることも実証した。 
             【徳島新聞 2009. 1.16朝刊  7面】

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"J−093.北陸先端科学技術大学院大学は、光を当てるだけでDNAを思い通りに切断・連結できる「光ライゲーション法」の技術を開発した。スピードと確実性が飛躍的に向上し、遺伝子診断やDNAコンピュータへの応用が期待される。
             【産経新聞 2009. 1.19朝刊  9面】
         【産経新聞(大阪) 2009. 1.19朝刊 10面】

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"J−103.奈良県農業総合センターを中心として、農業環境技術研究所、千葉県農業総合センターは共同で、イチゴの炭そ病菌の遺伝子を特定し、高精度で素早く検出する診断方法を開発した。 
           【日本農業新聞 2009. 1.21朝刊 16面】

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"J−115.筑波大学は、高分子のタンパク質やDNAが体内で働く仕組みをコンピューターで精密に調べられる手法を開発した。医薬品開発などへの応用が期待される。
          【茨城新聞 2009. 1.21朝刊 20面】

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"K−002.フジワラテクノアートなど岡山県内外の8社で構成される産学官連携コンソーシアムは、セルロース系原料に幅広く応用できる技術として、小麦ふすまを原料としたバイオエタノールの精製に成功した。 
             【山陽新聞 2009. 1.23朝刊  6面】

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"K−007.島根県農業技術センターは、高分子フィルムを使ったイチゴ栽培体系の確立を目指している。不織布に染みこませた養分や水分を、メビオールが開発した高分子フィルムを通してイチゴ苗に吸収させる仕組みで、省力化とコスト低減、品質を高める効果が期待される。 
           【日本農業新聞 2009. 1.25朝刊 12面】

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"K−018.福島県林業研究センターは、キノコの「ホンシメジ」を日向土やバーミキュライトなどの無機物、押し麦などの栄養剤、簡易な資材を使用した培地を菌床とした野外人工栽培技術を開発した。 
             【福島民報 2009. 1.28朝刊  3面】

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"K−022.東京大学生産技術研究所は、生きた細胞を使い、自在に立体構造を作る技術に成功した。肝臓やすい臓などの臓器の立体的な組織を作れるようになり、創薬や再生医療などへの応用が期待される。 
           【日本経済新聞 2009. 1.23朝刊 34面】
             【科学新聞 2009. 1.30    1面】

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"K−025.新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京大学は、室内で従来の10倍以上の効率で有害物を分解できる光触媒を開発し、量産化に成功した。これまでは外装材などの屋外向けであったが、用途が室内に広がることで光触媒の市場拡大が期待される。 
           【日経産業新聞 2009. 1.29朝刊 20面】

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"K−027.福井県食品加工研究所は、植物性乳酸菌を使ったコメとウメの発酵技術を開発した。コメを原料としたヨーグルト風の発酵食品、酸味がまろやかなウメ果汁飲料などの製造が可能となり、県産農産物の用途拡大が期待される。 
             【福井新聞 2009. 1.31朝刊  7面】
           【日本農業新聞 2009. 1.29朝刊 12面】

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"K−036.国際基督教大学と東京海洋大学、片倉工業などは、ウナギの完全養殖を目指し、遺伝子組み換え技術を使い、カイコにウナギの生殖腺刺激ホルモンを作らせ、それを雄ウナギに投与して精子を作り出すことに世界で初めて成功した。今後は、精子の量産技術の開発や同様な手法で卵子を作る研究を行う。  
           【日本経済新聞 2009. 2. 2朝刊 12面】

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"K−056.ハウス栽培の無加温栽培として、苗の株元に水を詰めたビニールダクトやペットボトルなどを置き、昼間に太陽熱で水を温め、夜間に株元を保温する「湯たんぽ農法」が注目されている。 
           【日本農業新聞 2009. 2. 5朝刊 14面】

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"K−058.富士重工業(株)は、自律的に走行し、土質を改良する農業分野向けロボットを今春にも農場などに投入する。 
           【日刊工業新聞 2009. 2. 5朝刊  1面】

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"K−059.王子製紙森林資源研究所では、遺伝子組換え技術によって効率よくパルプの収量を増加させるための研究や、海外植林地での優良木選抜などを実施している。 
          【日刊工業新聞 2009. 2. 5朝刊 27面】

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"K−062.農林水産省は、早急に現場に普及すべき技術としてまとめた「農業新技術2009」を公表した。飼料増産を目指し、地域に合った飼料用稲の品種育成や水田を活用した牛の周年放牧など、7つの技術体系を盛り込み、農研機構や地域の研究機関などが連携し、普及に移すこととしている。 
           【日本農業新聞 2009. 2. 6朝刊 14面】
           【農村ニュース 2009. 2. 9    2面】
           【農経しんぽう 2009. 2. 9    4面】
             【農機新聞 2009. 2.10    3面】

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"K−064.東京大学と日生研(株)は、子ブタの重大疾患である大腸菌性下痢症予防用として、「食べるワクチン」の開発を始めた。遺伝子組換え技術で腸管の免疫を誘導できるワクチン遺伝子を導入したコメを作出し、既存の注射用ワクチンとのダブル効果による発症回避を目指す。 
           【化学工業日報 2009. 2. 6朝刊  9面】

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"K−065.広島県立水産海洋技術センターは、孵化まもない仔魚が大量死する原因の一つとされている海水中のビブリオ菌属を、植物プランクトンに赤色発光ダイオードの光を照射することにより減らす技術を開発した。 
             【中国新聞 2009. 2. 6朝刊 24面】

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"K−066.農研機構果樹研究所は、2月6日に盛岡市で開催した「寒冷地果樹研究会」の中で、リンゴ園地の多くがリン酸過剰になっていることを明らかにし、無施肥や減肥など施肥を削減する新施肥基準の設定を提案した。 
           【日本農業新聞 2009. 2. 7朝刊 16面】
           【日本農業新聞 2009. 2.12朝刊 14面】

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"K−067.家畜改良センターは農研機構動物衛生研究所や機能性ペプチド研究所と共同で、動物由来の成分を使わない豚受精卵の超低温保存液を開発した。病原体が混入せず衛生的に保存できる。 
             【福島民報 2009. 2. 7朝刊  3面】
             【山形新聞 2009. 2. 7朝刊  4面】
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