MICS NEWS Vol.10 Number 8
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

"G−102.農研機構果樹研究所は、梅酒や梅ジュースの加工原料に適し、完熟果は酸味が多く、香りが強い梅の新品種「翠香(すいこう)」を育成した。 
           【日本農業新聞 2009.10.21朝刊 14面】
           【化学工業日報 2009.10.27朝刊  9面】

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"G−104.北里大学は、乳酸菌「1073R−1」ヨーグルトが、ウイルス感染した細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞の働きを活発にし、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることをマウス実験で確認した。 
             【毎日新聞 2009.10.16朝刊 25面】

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"G−112.長野県野菜花き試験場は、タンパク質の主成分β−コングリシニンの含有量が従来品種の1.8倍多い大豆の新品種「ななほまれ」を育成した。 
           【信濃毎日新聞 2009.10.21朝刊  6面】

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"G−129.岡山県水産試験場は、シソ科のオレガノにノロウイルスを抑制できる効果があることを見いだした。今後、カキ養殖現場での食中毒予防策への活用に向け、有効成分の解明や大量処理技術の開発を行う。 
             【中国新聞 2009.10.23朝刊 28面】

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"H−003.富山大学の研究チームは、マイタケの抽出物が、マクロファージを刺激して生理活性物質TNF-αを増加させ、免疫細胞を活性化させることで間接的にウイルスを減らすことを培養細胞を用いた実験で明らかにした。 
             【毎日新聞 2009.10.24朝刊 26面】

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"H−013.徳島文理大学は、2種類の緑茶カテキン(エピガロカテキンガレート、エピカテキンガレート)に、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果があることを見いだした。 
           【日本農業新聞 2009.10.25朝刊  1面】

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"H−052.沖縄県工業技術センターは、伝統的な沖縄そば「木灰そば」に使用する木灰汁(もくあく)の成分分析を行い、カリウムイオン、硫酸イオン、鉄イオンが麺の味や色、コシに影響していることを明かにした。 
             【琉球新報 2009.11. 5朝刊  4面】

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"H−057.農研機構九州沖縄農業研究センターの手塚隆久バイオマス・資源作物開発チーム長が、健康志向の高まりから飲料用や機能性食品として需要が伸びているハトムギの生産状況や消費動向、栽培法などの紹介をした連載記事(9回連載)。 
           【農業共済新聞 2009. 8.12    9面】
           【農業共済新聞 2009. 8.26   13面】
           【農業共済新聞 2009. 9. 2   11面】
           【農業共済新聞 2009. 9. 9   11面】
           【農業共済新聞 2009. 9.16   11面】
           【農業共済新聞 2009. 9.23   11面】
           【農業共済新聞 2009.10. 7    9面】
           【農業共済新聞 2009.10.14   11面】
           【農業共済新聞 2009.10.21    9面】

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"H−064.秋田県大潟村の農家らが組織する市民グループは、カメムシの吸汁による「斑点米」の混入で等級格付けが下がることに対して、食味への影響はないとして、農林水産省に検査基準見直しの要望書を近く提出する。 
             【毎日新聞 2009.11. 6夕刊 10面】

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"H−068.(財)沖縄科学技術振興センターは、モズクに含まれる赤い色素(フコキサンチン)を効率よく採取する方法を開発した。フコキサンチンは、肥満や糖尿病予防などの働きがあるとされる。
           【沖縄タイムス 2009.11. 7朝刊  9面】

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"H−075.農研機構畜産草地研究所と日本全薬工業(株)は共同で、GABAを生成する能力が高いチーズ用乳酸発酵スターター(種菌)を開発した。GABAを多く含み、風味の良いチーズの生産が可能に。 
           【化学工業日報 2009.11.12朝刊  9面】

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"H−077.青森県産業技術センターの内沢秀光氏は、シジミに含まれるオルニチンの量は、生シジミより冷凍シジミの方が最大8倍多く、青森県産のヤマトシジミの粉末を使ったヒト試験で、肝機能向上効果があったことを、オルニチン研究会が開催したセミナーで報告した。 
         【日刊水産経済新聞 2009.11. 5朝刊  2面】

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"H−081.サッポロビールと岡山大学は共同で、オオムギ種子やビールに含まれるタンパク質Z4とZ7の含有量が、ビールの泡もちに関係することを明らかにした。大麦品種のZ4とZ7の含有量を診断できるDNAマーカーも開発し、泡もちの良いビール用大麦品種の開発が期待される。 
             【朝日新聞 2009.11.10朝刊 31面】

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"H−086.林原生物化学研究所が開催した、天然糖質トレハロースの有用性についての研究発表会で、インフルエンザの簡易検査に使用する抗体の劣化や変性を防ぐ効果があるなどの研究成果が報告された。 
             【山陽新聞 2009.11.10朝刊  7面】

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"H−092.明治乳業(株)は、保有する乳酸菌(ブルガリア菌)の一つ、「1073R−1乳酸菌」で発酵させたヨーグルトを食べると、風邪にかかるリスクが半減することを、ヒト臨床試験で実証した。
           【日本農業新聞 2009.11.11朝刊  1面】




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