MICS NEWS Vol.10 Number 9          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

"H−098.米カリフォルニア大学などは、ヒトの言語能力の発達に影響する「FOXP2」遺伝子における変異が、ヒトとチンパンジーの言語能力や知性の違いを生み出す大きな原動力となった可能性があることを突き止めた。 
             【読売新聞 2009.11.12夕刊 14面】

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"H−100.新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と福井県立大学は、生物由来のプラスチック製造に役立つ「イプシロン−ポリリジン合成酵素」を天然微生物から発見した。薬品に溶けにくい性質があり、新しいバイオプラスチックとして期待される。チッソ(株)と実用化を目指す。 
           【日経産業新聞 2009.11.13朝刊 11面】

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"H−101.東京大学は、消化管にある神経の発生を制御する遺伝子「KIF26A」を突き止めた。食物の正常な消化吸収を担っており、消化管の病気の原因解明や治療法の開発が期待される。 
           【日経産業新聞 2009.11.13朝刊 11面】
           【日刊工業新聞 2009.11.13朝刊 26面】

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"H−106.農業環境技術研究所は、揮発性物質によって農作物の各種病害菌や室内の黒カビの増殖を抑制する糸状菌「Kyu−W63」を、コムギの葉から見いだした。
           【化学工業日報 2009.11.16朝刊  4面】

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"H−109.オランダワーゲニンゲン大学は、灰色カビ病菌に攻撃されたトマトが、多量の芳香族物質を発散することを見いだした。信号物質として病気の早期検出に期待。
           【日本農業新聞 2009.11.15朝刊  3面】

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"H−115.農業生物資源研究所が中心となったカイコゲノム解読が完了し、次の解読対象候補にウンカやアブラムシなどがあがっている。解読技術の進歩はめざましく、様々な昆虫を対象にできる時代が近づいている。 
             【朝日新聞 2009.11.17朝刊 19面】

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"H−117.理化学研究所と科学振興機構は、自然科学研究機構生理学研究所と共同で、細胞の増殖をリアルタイムで観察できる小型で透明な「ゼブラフィッシュ」の作製に成功した。再生医療分野などに役立つと期待される。 
           【日経産業新聞 2009.11.17朝刊  9面】

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"H−118.国際稲研究所は、保有する10万以上の全ての稲品種を対象に遺伝子解析を行う。数年以内に完了する見込み。解析結果は全て情報公開され、病害虫に強く、地球温暖化など気候変動に耐える品種改良などに役立てる。 
           【日本農業新聞 2009.11.17朝刊  3面】

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"H−126.農業環境技術研究所では、生物の多様性保全にむけて、トンボの生息に適したため池や水田の環境など、農業に関連した生態系についての研究を行っている。  
            【毎日新聞 2009.11.17朝刊 22面】

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"H−127.東京工業大学は、リンの少ない土壌で、植物自身の細胞成分からリンを供給して生育できるようにする遺伝子「ホスファチジン酸ホスファターゼ」を発見した。
          【日経産業新聞 2009.11.18朝刊 11面】

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"H−129.新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京大学は、ホタルに含まれる蛍光タンパク質「ルシフェラーゼ」を元に、細胞の活動をリアルタイムで観察できるタンパク質を開発した。 
           【日経産業新聞 2009.11.19朝刊 12面】

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"I−001.愛知教育大学、農業生物資源研究所、農業環境技術研究所などは共同で、マメ科植物の遺伝子が、大気中の窒素を取り込む根粒菌による窒素固定を制御する仕組みの一部を解明した。 
           【日刊工業新聞 2009.11.26朝刊 31面】
             【中日新聞 2009.11.26朝刊 30面】

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"I−009.東北大学は、光を受け取る働きをする緑藻の遺伝子「ChR2」をラットの目の細胞に組み込んで、失われた視力を回復させる実験に成功した。ヒトの場合でも神経節細胞にこの遺伝子を導入して、視力を回復させることが期待される。
          【日経産業新聞 2009.11.24朝刊 11面】

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"I−010.米国ワシントン大学などは、トウモロコシの全遺伝情報を解読・解析した。これにより、生産効率の向上や干ばつ、病害虫に強い品種の開発に役立つと期待される。
          【日本農業新聞 2009.11.24朝刊  1面】

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"I−012.ヒュービットジェノミクス(株)が行う、コホート研究と一塩基多型(SNP)解析研究を組み合わせた、独自のビジネスモデル構築の紹介記事。 
           【化学工業日報 2009.11.24朝刊  5面】

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"I−015.今年達成された農業分野におけるバイオ、ゲノム関連研究成果の総括。組み換え技術による品種育成、マーカー育種、ゲノム情報の読了などでの、国内の公的研究機関による開発成果を紹介。 
           【化学工業日報 2009.11.25朝刊  7面】

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"I−019.東京大学は、巻き貝の発生初期の胚へガラス棒などで刺激を与えることによって、左右の巻性を変えることに成功した。 
           【日本経済新聞 2009.11.26朝刊 42面】
          【日経産業新聞 2009.11.26朝刊 14面】
           【朝日新聞 2009.11.26夕刊 18面】
            【読売新聞 2009.11.29朝刊 38面】
           【毎日新聞 2009.11.30朝刊  3面】

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"I−023.佐賀大学は、大豆のオレイン酸含有率を80%程度に増加させる突然変異遺伝子を見いだした。非遺伝子組み換えでは最高レベル。 
             【佐賀新聞 2009.11.26朝刊 24面】

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"I−035.豪メルボルン大学は、鳥類のZ染色体上遺伝子「DMRT1」が、ニワトリで雄の決定遺伝子に必要とされる遺伝子であることを突き止めた。  
             【科学新聞 2009.11.27    3面】

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"I−036.科学研究費補助金により、東京海洋大学が取り組んでいる「ニジマスの生殖幹細胞をヤマメに移植して、ヤマメを親としてニジマス次世代を生産する技術」についての研究成果の紹介記事。 
             【科学新聞 2009.11.27    6面】

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"I−045.森林総合研究所は、国内に生息するツキノワグマの遺伝子解析を行った結果、東日本、西日本、南日本の3グループに分かれて進化していることを解明し、遺伝的特徴も異なることを突き止めた。 
             【朝日新聞 2009.12. 2夕刊 12面】

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"I−046.東京大学は、酵母菌を使い、染色体の分配に重要な酵素「Bub1キナーゼ」が、DNAに巻き付くタンパク質「ヒストン」の特定部位を活性化することを見いだした。
          【毎日新聞 2009.12. 1朝刊 19面】


"I−092.三重大学と名古屋大学は、体内の臓器や筋肉が透けて見える金魚の作製に成功した。同時に開発した金魚の遺伝子組み換え技術と合わせれば、人の病気を金魚で再現し、発症のしくみを解明したりできる。
             【朝日新聞 2009.12.14夕刊 12面】

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"I−099.中国深?華大ゲノム研究院や北京ゲノム研究所などの国際研究チームは、ゲノム解析の結果、ジャイアントパンダがクマ科ながら主に竹を主食とするのは、肉のうま味を感じる機能を失っている可能性があることを突き止めた。
           【朝日新聞 2009.12.15夕刊 12面】
           【日本経済新聞 2009.12.15夕刊 18面】

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"I−100.住友林業は、資生堂が見いだした天然植物脂肪酸「KODA」を使って、京都の霊鑑寺境内にある樹齢300年を超える3本の古木椿を、挿し木でクローン化することに成功した。 
           【化学工業日報 2009.12.16朝刊  9面】

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"I−101.名古屋大学は、ショウジョウバエを使った実験結果から、昆虫には「インスリン様成長因子(IGF)」と構造や機能が類似したペプチドが存在することを見いだした。
             【日刊工業新聞 2009.12.16朝刊 22面】






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