MICS NEWS Vol.11 Number 1          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

"L−163.英国環境・食料・農村省は、雑草防除に外国産昆虫を利用する英国初の例として、侵略的な外来植物として問題化している日本産のイタドリ(タデ科)を駆除するため、日本産昆虫のイタドリマダラキジラミ(キジラミ科)を刺客として野外に放すことを決めた。
             【朝日新聞 2010. 3.17朝刊 37面】

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"L−170.産業技術総合研究所は、抗体精製用のタンパク質「プロテインG」を分子デザインで改良し、性能を高めることに成功した。 
           【日経産業新聞 2010. 3.18朝刊 12面】

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"L−173.米国イリノイ大学は、細胞内で物質の伝達などにかかわるタンパク質「フィラメントアクチン」が、細胞内でジグザグに動くことを突き止めた。
           【日経産業新聞 2010. 3.18朝刊 12面】

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"L−178.理化学研究所と東京大学、独マックスプランク研究所などは共同で、植物の成長制御にかかわる植物ホルモン「オーキシン」が作られるのを阻害する薬剤を初めて突き止めた。成果の一部は農研機構の事業支援で行っている。
           【日刊工業新聞 2010. 3.18朝刊 20面】

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"L−182.北海道大学と東京大学は、植物が養分を吸収する仕組みを突き止めた。ホウ酸を吸収する輸送タンパク質は根の細胞の土壌側に、排出する輸送タンパク質は導管側に、それぞれ局在することをシロイヌナズナを使って見いだした。 
            【朝日新聞 2010. 3.19朝刊 34面】

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"L−184.基礎生物学研究所と京都大学は、ほ乳類の精巣内で長期にわたり、ほぼ無限に精子が作られ続ける仕組みを突き止めた。 
           【日経産業新聞 2010. 3.19朝刊 11面】

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"A−002.農業生物資源研究所は富士化学工業(株)などと共同で、カイコの繭に黄色の色を付ける遺伝子の一つを特定し、それが善玉コレステロールの輸送体と極めてよく似た構造であることを突き止めた。 
           【化学工業日報 2010. 3.25朝刊  9面】

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"A−003.農業生物資源研究所は、インド型稲品種と日本型稲品種を交配した多収の飼料稲品種では、日本品種由来の遺伝子が超多収性やバイオマス特性を高めているものが多いことを突き止めた。 
           【日本農業新聞 2010. 3.20朝刊 16面】

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"A−025.東京大学は産業技術総合研究所と共同で、細胞内にある遺伝子が、必要なときだけ働く仕組みを突き止めた。 
          【日経産業新聞 2010. 3.23朝刊  11面】

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"A−026.京都大学、東京大学、兵庫県立大学の研究グループは、植物の細胞内で原形質流動が起こる仕組みを明らかにした。 
          【日刊工業新聞 2010. 3.23朝刊  14面】

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"A−034.岩手県農業研究センターは、リンドウの褐斑病感染の仕組みを解明した。収穫後に残った茎や葉に付着した病原菌が越冬し、翌年の梅雨に増殖、雨水に溶け込んでほかの茎や葉に感染していることが判明。 
           【日本農業新聞 2010. 3.26朝刊 16面】

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"A−044.セーレン(株)は、まゆから抽出した絹タンパク質「セリシン」を使った細胞培養用の培地「セリシンGIT」で、マウスの胚性幹細胞(ES細胞)の培養に成功した。
          【日経産業新聞 2010. 3.26朝刊  16面】

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"A−056.農業生物資源研究所は農研機構作物研究所などと共同で、インド稲「カラサース」から、種子の品質を損なう穂発芽を防ぐ遺伝子「Sdr4」を特定した。今後、小麦でも穂発芽耐性遺伝子の機能を解明し、品種改良に役立てる考え。
           【日経産業新聞 2010. 4. 2朝刊 11面】
           【日本農業新聞 2010. 4. 2朝刊 14面】
           【化学工業日報 2010. 4. 7朝刊  9面】

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"A−078.理化学研究所は、DNAを修復するタンパク質が、壊れた部分から切り離された一本鎖のDNAを特異的に結合するメカニズムを解明した。
           【日刊工業新聞 2010. 4. 2朝刊 21面】

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"A−107.フランスの研究チームは、日本人の腸内でノリなど海藻の食物繊維を消化する細菌を見いだした。 
             【毎日新聞 2010. 4. 8朝刊  2面】

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"A−108.米ウィスコンシン大学は、ショウジョウバエの羽の模様ができるときに働く遺伝子「wingless」を見いだした。生物の体の模様ができる仕組みの解明につながるとして期待。 
           【日経産業新聞 2010. 4. 8朝刊 12面】
             【毎日新聞 2010. 4.13朝刊 25面】

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"A−116.(株)前川製作所は、稲の体内に生息する多数の植物共生菌の中から、病気や害虫への耐性を高める働きを持つ細菌アゾスピリラムなど3種を発見した。
           【北海道新聞 2010. 4.11朝刊 11面】

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"A−118.欧米などの国際研究グループは、オーストラリア原産でスズメ目の「キンカチョウ」のゲノム解読に成功した。鳥類ではニワトリに次いで2例目。
             【朝日新聞 2010. 4.13朝刊 29面】

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"A−122.東北大学は、アリの脳の高次嗅覚中枢に警報フェロモン情報の処理に特化した領域があることを見いだした。 
             【科学新聞 2010. 4. 9    2面】

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"A−123.東京大学と立教大学は、植物の葉の鋸歯(ぎざぎざ)の謎について、シロイヌナズナを用いて、基本的な仕組みを解明した。 
             【科学新聞 2010. 4. 9    6面】

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"A−129.奈良先端科学技術大学院大学と理化学研究所は共同で、植物に備わる水の通り道(導管)の細胞形成を制御する抑制遺伝子「VNI2」を突き止めた。
           【日経産業新聞 2010. 4.14朝刊 11面】
           【化学工業日報 2010. 4.16朝刊  9面】





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