MICS NEWS Vol.11 Number 5  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

"D−078.宮崎大学は、ケイ酸タングステンを添加してマイクロ波を照射すると、セルロースの分解が促進されることを突き止めた。また、セルロース誘導体を効率よく産生できることも明らかにした。木質系バイオエタノールの生産に役立つ成果として期待される。
           【化学工業日報 2010. 7.16朝刊  2面】

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"D−084.山形県は、今年度から地球温暖化による気候変化に備え、県園芸試験場でユズやスダチなど暖地系果樹の試験栽培に取り組んでいる。 
             【河北新報 2010. 7.20朝刊 22面】

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"D−096.石川県は水産総合研究センターなどと共同で、大型クラゲの分布調査に取り組む。従来の目視調査に加え、県沖の8カ所でクラゲを捕獲し、漁業者などに、より細かい漂着情報を提供する計画。 
             【北国新聞 2010. 7.22朝刊 35面】

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"D−104.農林水産省と環境省は、温室効果ガスの排出量取引の一つであるオフセットクレジット制度で、養豚のふん尿中の一酸化二窒素を減らす取り組みを対象として認定することを決定した。 
            【日本農業新聞 2010. 7.24朝刊 1面】

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"D−107.秋田県畜産試験場と秋田県立大学は、豚の尿を使った液肥作りに乗りだした。中古の酒樽を用いることで低コスト化を実現するとともに、悪臭を低減させた。将来は、液肥で育てた米の飼料を豚に与え、その豚の尿から液肥を作るという循環農法を行い、水稲以外の作物への使用も検討している。 
            【秋田魁新報 2010. 7.26朝刊 10面】

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"E−009.新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「再生可能エネルギー技術白書」を公表した。地球温暖化防止のためのエネルギー源として、太陽光や風力、バイオマスなど17種類を対象に、国内での活用状況をまとめた。10年後には、現在より50%を目安に発電コストを削減する目標を掲げている。
          【日本農業新聞 2010. 7.29朝刊  3面】

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"E−013.米カリフォルニア大学デービス校は、コムギとシロイヌナズナを対象に、5つの異なる方法で、大気中のCO2濃度の上昇は、硝酸塩の有機窒素化合物への同化を阻害することを突き止めた。 
             【科学新聞 2010. 7.30    3面】

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"E−014.米航空宇宙局(NASA)は、7年間に衛星から地上に向けて2億5000万回以上のレーザーを発射し、その反射状況から世界の森林の広がりと5平方キロ当たりの平均樹高を割り出した。北米西海岸と東南アジアに平均40メートル超の高木が広がる一方、カナダとユーラシア大陸北部に、広大な伐採を確認した。炭素放出量の算出などに役立つとして期待。 
             【毎日新聞 2010. 8. 1朝刊  3面】

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"E−019.食品残さを再利用した「エコフィード」が注目されている。出荷量が着実に伸び、利用拡大に向けた取り組みも増えつつある。一方で、原料の安定調達に苦しむ再生処理業者も多く、一層の普及には課題も多い。 
           【日本経済新聞 2010. 8. 3朝刊 22面】

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"E−022.農研機構畜産草地研究所などが参加するエコフィード茨城協議会は、カルビー(株)下妻工場など企業と連携し、ジャガイモの皮や干しイモの残さを家畜飼料の原料にする取り組みに乗りだした。今後、食品残さを排出する企業と畜産農家を結びつけるマッチングも強化する計画。 
      【日本経済新聞(茨城版) 2010. 8. 4朝刊 31面】

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"E−031.農研機構畜産草地研究所は米ジョージア大学と共同で、羊のフンから稲わらなどに含まれる植物性繊維の構成成分一つ「キシラン」を、70℃以上の温度条件下で分解できる嫌気性好熱細菌を見いだした。稲わらなどの未利用バイオマスの利用促進に向け応用が期待されるほか、新たな遺伝資源としても利用可能。
           【日本農業新聞 2010. 8. 5朝刊 16面】
           【化学工業日報 2010. 8. 5朝刊  9面】

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"E−042.(株)かんでんエンジニアリングは、菜種油を原料とした変圧器用の絶縁油を開発した。生分解性に優れ、落雷などで変圧器が破損して絶縁油が飛び散っても、土壌汚染など環境への悪影響を抑えられる。CO2排出量も従来製品の6分の1程度。 
          【日経産業新聞 2010. 8.10朝刊  2面】

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"E−043.たくぼエンジニアリング(株)は、コケ入りの塗料を開発した。コケ入りの塗料で塗装した金属パネルを屋根に張ると、太陽熱を遮断でき、省エネ効果が期待できる。
           【日経産業新聞 2010. 8.11朝刊  1面】

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"E−049.出光興産(株)と(財)地球環境産業技術研究機構は、バイオブタノール製造技術研究組合を設立し、稲わらなどを原料に独自の遺伝子組み換え菌を使った、「ブタノール」の量産技術の開発に乗りだした。植物1トンから300リットルのブタノールの生産を目指す。 
           【日本経済新聞 2010. 8.14朝刊  1面】

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"E−053.北海道立総合研究機構食品加工研究センターと北海道大学大学院水産科学研究院は、貝類の天敵である「ヒトデ」に含まれる糖脂質「グルコシルセラミド」を使ったドリンクや錠剤などの健康食品を作る研究に取り組んでいる。漁業者の負担となっていたヒトデの処分費用の軽減にもつながるとして期待される。
            【北海道新聞 2010. 8.17朝刊 11面】

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"E−054.農研機構農村工学研究所や東京大学などは共同で、市町村の作成する構想を後押しし、原料となる未利用資源などから地産地消を基本として、安定したリサイクル社会の実現を目指すシステム「バイオマスタウン設計・評価支援ツール」の共同開発に取り組んでいる。早期実用化と普及を目指す。 
           【化学工業日報 2010. 8.18朝刊  9面】

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