MICS NEWS Vol.11 Number 6          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

"E−069.英国ティーズサイド大学は、環境汚染などで利用されなくなった工業用地の景観保全につながり、バイオマス燃料に転用できる植物として、汚染された土壌から有害物質を取り込まず、環境にも優しい「クサヨシ」が有望であることを見いだした。
          【日経産業新聞 2010. 8.19朝刊   7面】

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"E−077.大阪大学と東京大学、長崎大学、兵庫医科大学の共同研究チームは、細菌や寄生虫など相手にあわせて免疫細胞が分化するために欠かせないたんぱく質「Jmjd3」を見いだした。 
           【日経産業新聞 2010. 8.23朝刊 12面】

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"E−079.日本原子力研究開発機構と奈良先端科学技術大学院大学は共同で、細胞内の水中で、タンパク質とその表面を覆っている水(水和水)の分子運動(揺らぎ)が、タンパク質の生命機能発現に大きな役割を果たしていることを突き止めた。 
           【日刊工業新聞 2010. 8.23朝刊 16面】

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"F−001.立教大学と山口大学は、葉緑体を増殖させる遺伝子「PDR1(愛称:KUSANAGI)」を見いだした。また、葉緑体が分裂するとき出現する分裂リングの主成分は、糖でできた繊維であることも突き止めた。光合成で油を生産する藻の葉緑体を増殖させるなど、バイオ燃料の増産などに応用ができるとして期待。
             【毎日新聞 2010. 8.24朝刊 21面】
             【朝日新聞 2010. 8.31朝刊 35面】
             【科学新聞 2010. 9. 3    4面】

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"F−006.東北大学とサントリー生物有機科学研究所などは共同で、ブドウの果皮や葉に含まれる「フラボノ-ル」の生合成を担う2つの糖転移酵素遺伝子「VrGT5」「VrGT6」を見いだした。また、構成するアミノ酸残基の僅かな変異により、結合する糖の組み合わせに多様性を与えていることも明らかにした。 
           【日経産業新聞 2010. 8.27朝刊 11面】
           【化学工業日報 2010. 9. 3朝刊  9面】

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"F−008.名古屋大学は、シロイヌナズナを使い、植物の根の成長促進に重要な役割を果たすホルモン「RGF」を見いだした。 
           【日刊工業新聞 2010. 8.27朝刊 18面】
           【日経産業新聞 2010. 9. 2朝刊 12面】

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"F−017.イタリアのエドムンド・マック財団などの国際研究チームは、リンゴゲノムの概要解読に成功した。遺伝子数は約5万7400個、うち約1万1400個がリンゴ特有の遺伝子で、「MADSボックス」と呼ばれる遺伝子群が果実の成長を制御している可能性が高いことや、現在の栽培品種の祖先は、中央アジアの産地に自生する野生種であることなどが明らかになった。 
           【日本農業新聞 2010. 8.30朝刊 11面】
           【日本経済新聞 2010. 8.30夕刊 16面】

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"F−024.ドイツとオランダの研究チームは、野生タバコの葉は、スズメガの幼虫に葉をかじられると、葉の臭い物質を化学変化させ、幼虫の天敵であるカメムシを誘引して、自らの身を守っていることを突き止めた。 
             【毎日新聞 2010. 8.31朝刊 26面】

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"F−031.京都大学は、1954年から56年間1300世代以上にわたり暗闇でショウジョウバエを飼育し、光のない環境が進化にもたらす影響を調査している。光を感じる能力は失っていないが、「感覚毛」が1割ほど伸び、求愛行動は通常のショウジョウバエが20分程度なのに対し、僅か約3分だったことなどが判明しているが原因は不明。 
         【朝日新聞(大阪) 2010. 9. 2夕刊 10面】

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"F−046.理化学研究所や加トロント大学などは、農作物に寄生する植物「ストライガ」の発芽を促進する化合物「ストリゴラクトン」の作用により、日の当たらない暗い場所でも発芽が促されることを突き止めた。寄生を防止する手法や寄生できない農作物の開発につながるとして期待。 
           【日刊工業新聞 2010. 9. 6朝刊 20面】

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"F−055.農業生物資源研究所は、DNA中の特定の塩基配列と結合するDNA切断酵素タンパク質(ジンクフィンガーヌクレアーゼ「ZFN」)を利用して、植物の特定の遺伝子を狙って働きをなくし、意図的に突然変異体を作出することに成功した。突然変異を利用した育種期間が大幅に短縮されるなど、効率的な育種技術として期待される。 
           【日経産業新聞 2010. 9. 7朝刊 11面】
           【日本農業新聞 2010. 9. 7朝刊 14面】
           【化学工業日報 2010. 9. 7朝刊  1面】

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"F−056.森林総合研究所は、1987年に大分県で捕獲され、九州最後の個体とされているツキノワグマについて、遺伝子の塩基配列を調べた結果、福井県から岐阜県に分布している本州由来の特徴を持っていることを明らかにした。 
         【NHK総合 2010. 9. 7   4・5時台  放送】
            【NHK大分 2010. 9. 7   5時台  放送】
            【毎日新聞 2010. 9. 6夕刊 11面】
          【日本経済新聞 2010. 9. 6夕刊 15面】
            【大分合同新聞 2010. 9. 6夕刊 11面】
           【大分合同新聞 2010. 9. 7朝刊 19面】
         【朝日新聞(大阪) 2010. 9. 7朝刊 30面】
             【産経新聞 2010. 9. 7朝刊 24面】
           【日本農業新聞 2010. 9. 7朝刊 13面】
             【岩手日報 2010. 9. 7朝刊 26面】
             【茨城新聞 2010. 9. 7朝刊 21面】
            【西日本新聞 2010. 9. 7朝刊 28面】
         【共同通信47NEWS 2010. 9. 6    配信】
               【東奥日報(Web) 2010. 9. 6 配信】
           【秋田魁新報さきがけonTheWeb 2010. 9. 6 配信】
        【山形新聞(Yamagata News Online) 2010. 9. 6 配信】
           【福島民報(Web) 2010. 9. 6    配信】
            【下野新聞 SOON 2010. 9. 6 配信】
            【東京新聞 TOKYO Web 2010. 9. 6 配信】
            【神奈川新聞カナロコ 2010. 9. 6 配信】
            【山梨日日新聞Miljan 2010. 9. 6 配信】
            【静岡新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
          【信濃毎日新聞信毎web 2010. 9. 6 配信】
             【新潟日報 netpark 2010. 9. 6 配信】
             【北日本新聞webun  2010. 9. 6 配信】
              【福井新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
             【岐阜新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
            【京都新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
            【神戸新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
              【中國新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
              【山陽新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
             【山陰中央新報 ONLINE NEWS 2010. 9. 6 配信】
             【日本海新聞 Net Nihonkai 2010. 9. 6 配信】
             【四国新聞 SHIKOKU NEWS 2010. 9. 6 配信】
            【徳島新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
              【愛媛新聞ONLINE 2010. 9. 6 配信】
              【高知新聞(Web) 2010. 9. 6 配信】
              【佐賀新聞ひびの   2010. 9. 6 配信】
            【熊本日日新聞くまにちコム 2010. 9. 6 配信】
            【宮崎日日新聞 MIYANICHI e PRESS 2010. 9. 6 配信】
              【niftyニュース 2010. 9. 6 配信】
             【gooニュース 2010. 9. 6 配信】
              【exciteニュース 2010. 9. 6 配信】
             【YAHOO!ニュース 2010. 9. 6 配信】
              【しんぶん赤旗(Web) 2010. 9. 8 配信】

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"F−058.新潟大学は、最も原始的な脊椎動物とされ、これまで脳下垂体が未発達でホルモンが分泌されていないと考えられていた「ヌタウナギ」から、生殖腺刺激ホルモンに関係する遺伝子を発見し、性ホルモンが分泌されていることを突き止めた。
              【毎日新聞 2010. 9. 7朝刊 21面】

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"F−070.東京大学は、高等動物の必須アミノ酸「リジン」を合成する酵素の構造を解析し、酵素の働きが鈍る現象を突き止めた。酵素にアミノ酸が結合して構造が変化し、化学反応を起こす部位が塞がれることが判明した。 
           【日経産業新聞 2010. 9. 8朝刊 11面】

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"F−074.理化学研究所と東京大学は、遺伝情報の翻訳過程で必須の役割を果たす翻訳因子「EF-P」と、機能が不明だった酵素「GenX」との複合体の立体構造解析に成功し、「EF-P」が「tRNA」と形や反応が酷似していることや、「GenX」による「EF-P」へのアミノ酸の受け渡しが、大腸菌など真正細菌の増殖に必須であることを突き止めた。 
             【科学新聞 2010. 9.10    4面】

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