MICS NEWS Vol.11 Number 9
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

"H−105.農研機構北海道農業研究センターは、同九州沖縄農業研究センター、(有)小林食品、東洋水産(株)、北海道大学などと産学官の研究チームを結成し、抗酸化力のある健康機能成分ルチンを安定して含有する加工食品の開発プロジェクトに乗り出した。加工時にルチンが分解されにくいダッタンソバの新品種を育成し、栽培や品種識別などの技術を開発する計画。 
           【化学工業日報 2010.11.24朝刊  9面】

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"H−111.花王(株)は、和歌山県工業技術センター、和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場うめ研究所と共同で、ウメの完熟果実について、香りと遺伝系統の間で関連性があることを見いだした。また、香りの特徴には4種類あることも突き止めた。
             【化学工業日報 2010.11.29朝刊 10面】

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"I−023.(株)伊藤園中央研究所は、静岡県立大学、白十字ホームと共同で、緑茶に含まれるカテキンとテアニンが、インフルエンザの発症率を抑制する効果があることを、ヒトによる臨床実験で確認した。緑茶によるうがいだけでなく、毎日積極的に飲むことで、インフルエンザ予防に効果がある可能性が示された。
     【フジサンケイビジネスアイ 2010.12. 1朝刊  8面】

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"I−035.慶応大学先端生命科学研究所は、庄内柿を凍結、粉状にして成分を調べた結果、抗ストレス作用のある「GABA」や血圧や血糖値を抑える「カテキン」、血管拡張作用のある「シトルリン」を発見した。蒸して加熱処理をしたところ、これらの成分が2〜3倍に増えることも明らかにした。 
             【朝日新聞 2010.12. 3朝刊 33面】

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"I−066.小林製薬(株)は島根大学と共同で、シイタケ菌糸体が「がんペプチドワクチン療法」の効果を増強させることを突き止めた。 
           【日刊工業新聞 2010.12. 9朝刊 17面】

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"I−079.東京理科大学は、バナナを食べると花粉症が改善される可能性があることをマウスを使った実験で突き止めた。バナナの成分が免疫バランスを改善し、アレルギー症状を抑制するとの見方。 
             【読売新聞 2010.12.14朝刊 38面】

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