MICS NEWS Vol.11 Number 10          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

""J−002.農業生物資源研究所は、愛知県農業総合試験場、農研機構北海道農業研究センター、農林水産先端技術研究所と共同で、イネに大きな被害を与える穂いもちに効果が高く、持続性のある抵抗性遺伝子「Pb1」のDNA配列を特定し、構造と機能を明らかにした。葉いもちに強い遺伝子「pi21」などと組み合わせることにより、いもち病に強い品種の育成が期待される。 
       【NHK首都圏ニュース 2010.12.22      6時台 放送】
     【NHK関東地方のニュース 2010.12.24   12時台 放送】
     【NHK茨城県域デジタル1 2010.12.246、7、18時台 放送】
           【日本農業新聞 2010.12.23朝刊 14面】
           【日経産業新聞 2010.12.24朝刊 10面】
           【化学工業日報 2010.12.24朝刊  7面】

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"J−011.米フロリダ大学などの国際研究チームは、イチゴに近い野生種の「エゾヘビイチゴ」の全遺伝情報の解読に成功した。DNAは2億4000万塩基対で、タンパク質を生み出す遺伝子は、約3万4800個と推定され、シロイヌナズナの1.4倍。
           【日本農業新聞 2010.12.28朝刊  3面】
           【日刊工業新聞 2011. 1. 7朝刊 21面】

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"J−013.イスラエル・テルアビブ大学などのチームは、太陽光を使って活動のエネルギーを作っている可能性のあるスズメバチ「オリエンタル・ホーネット」を発見した。ハチの体の表面に太陽電池に適した構造があり、黄色い縞模様に電圧が発生していることが判明した。 
             【朝日新聞 2010.12.30朝刊  2面】

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"J−018.理化学研究所発生・再生科学総合研究センターは、世界で初めて凍結保存されていたマウスの死骸からクローンを作った技術を生かして、約100年前に絶滅したニホンオオカミの剥製から、クローンを誕生させることに挑戦する。
           【神戸新聞 2011. 1. 1朝刊  1面】

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"J−019.(株)トロピカルテクノセンター(TTC)と琉球大学、沖縄科学技術振興センターは、沖縄の郷土料理「豆腐よう」の原料として使われる「紅麹菌」のゲノム解析を世界で初めて行った。コレステロール低下作用のある「モナコリンK」生成の遺伝子が含まれていることを再確認し、多数の未知の遺伝子の存在も確認した。
          【沖縄タイムス 2011. 1. 3朝刊  1面】

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"J−025.近畿大学は、1万年前に絶滅したマンモスをクローン技術で復活させる取り組みを本格化させる。5、6年後にもマンモスの誕生が期待される。
          【読売新聞(大阪)2011. 1. 5朝刊 36面】

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"J−033.アクアワールド茨城県大洗水族館は、サンゴを幼生から養殖することに成功した。水槽に海中のように変化のある水流を作り出し、石灰藻を生かして陶板や植木鉢にサンゴの幼生を着床させた。 
         【朝日新聞(茨城版)2011. 1. 6朝刊 32面】

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"J−042.北海道立工業試験場は、ホタテのウロ(中腸腺)が、金・プラチナ・パラジウムの貴金属3種を選択して吸着する性質を持つことを突き止めた。
             【東奥日報 2011. 1. 7朝刊 23面】

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"J−043.国立遺伝学研究所と農業生物資源研究所は共同で、イネの雄しべの中で花粉が一斉に作られる仕組みの一部を解明した。花粉が作られる過程で、生殖細胞が一斉に「減数分裂」するために必要な遺伝子を突き止めた。
             【静岡新聞 2011. 1. 7朝刊 25面】

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"J−053.千葉県農林総合研究センター森林研究所や東京大学千葉演習林などの研究チームは、絶滅が危惧されるマツ科の「ヒメコマツ」の保存に向け、接ぎ木苗による種子の生産に成功した。 
             【千葉日報 2011. 1.11朝刊  1面】

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"J−056.米プリンストン大学は、増殖に必要な4種類のタンパク質を作る遺伝子を働かないようにした大腸菌に、人工タンパク質を作る遺伝子を4種類導入して増殖させることに成功した。医薬品やバイオ燃料の生産などに役立つ「人工細菌」を丸ごと作製する技術への応用が期待される。 
           【化学工業日報 2011. 1.13朝刊 11面】

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"J−070.英ケンブリッジ大学やエディンバラ大学などのチームは、H5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染しても、ウイルスの増殖を抑制し感染を拡大させない研究用の遺伝子組み換えニワトリの開発に成功した。 
           【日刊工業新聞 2011. 1.14朝刊 26面】
             【毎日新聞 2011. 1.16朝刊  2面】
           【日本経済新聞 2011. 1.16朝刊 38面】
           【日本農業新聞 2011. 1.16朝刊  3面】

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"J−072.長野県水産試験場は、伝染性造血器壊死症などの病気に強い「信州サーモン」の開発に乗り出す。病気に強い稚魚のDNAを調べ、耐病性のある遺伝子を持った親を選抜し、病気に強い親同士をさらに交配して、生産の安定化を図る計画。
          【信濃毎日新聞 2011. 1.15朝刊  8面】

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"J−074.米ニューヨーク州立大学は、カリフォルニア州の砂漠「デスバレー」の2万2千〜3万4千年前の岩塩の中に、古細菌の仲間で、高い塩分濃度を好む特徴を持つ、単細胞の微生物が生存しているのを発見した。 
             【朝日新聞 2011. 1.16朝刊  2面】

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"K−003.米ライス大学は、エサとなる細菌が少なくなると、食べ尽くさずに一部を体に取り込んでから別の場所に移動して、移動先で体内の細菌を播き、増えるのを待って食べる原始的な「農業」のような行動をする粘菌「キイロタマホコリカビ」を見いだした。
             【朝日新聞 2011. 1.25朝刊 39面】

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"K−008.理化学研究所と東京大学、横浜市立大学などは、ビフィズス菌により作られる酢酸が、腸管出血性大腸菌O157の発症を抑制する働きがあることを突き止め、そのメカニズムを解明した。効果的な予防法の開発などにつながる成果として期待される。
           【朝日新聞 2011. 1.27朝刊 37面】
             【毎日新聞 2011. 1.27朝刊 26面】
           【日刊工業新聞 2011. 1.27朝刊 22面】

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"K−013.奈良女子大学は、大腸菌を一緒に培養すると、形質転換が起こりやすくなることを突き止めた。大腸菌で、従来知られている形質転換とは異なるメカニズムが働いていることが明らかになった。 
           【日経産業新聞 2011. 1.28朝刊 10面】


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