MICS NEWS Vol.12 Number 2  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”A−044.三菱重工業(株)は、稲わらなどのソフトセルロースを原料にして自動車燃料用のバイオエタノールを製造する一貫技術を確立したと発表した。実用機規模のプラントを設置した場合の燃料コストの試算では、原料の収集・運搬から製造までのランニングコストが1リットル当たり90円未満になる見通し。
            【日刊自動車新聞 2011.4.22朝刊  2面】
            【日刊工業新聞 2011.4.22朝刊  5面】“

”A−048.明和工業(株)は、家畜排せつ物や下水汚泥を処理する際に乾燥炉を使わない新しいタイプのバイオマス(生物資源)設備を開発した。燃焼装置から発生する排熱を乾燥工程の施設の中に取り込んで循環させる仕組みを取り入れ、乾燥炉を不要にした。
           【日経産業新聞 2011.4.22朝刊  9面】“

”A−049.太平洋セメント(株)と小野田化学工業(株)は、下水汚泥から回収したリンを取り出し、肥料原料に再生する技術を開発したと発表した。リン吸着能力が高い無機材料「リントル」の開発に成功したもの。2012年度の事業化を目指していく。また農研機構畜産草地研究所と共同で、リントルの利用手法の開発を進めていく。
            【化学工業日報 2011.4.26朝刊  3面】“

”B−010.森林総合研究所を中心とした研究チームは、自然再生のためのブナなどの植樹が、逆に自然を乱す例があるため、植樹ガイドラインを作り、全国の自治体などに配った。研究チームは、遺伝子タイプの分布域をまたいだ苗の調達を禁止、天然木との交雑による遺伝子の乱れを防ぐようガイドラインで求めた。
             【朝日新聞 2011.4.27夕刊  6面】“

”B−020.福岡県農業総合試験場は、ナス「筑陽」の促成栽培で、従来より夜温を下げ、代わりに日中の午後の温度を高めに管理する「高昼温低夜温管理」をすると収量を落とさずに暖房コストを下げられることを突き止めた。9月上旬定植の作型に適し、燃料消費を40%削減できる。
            【日本農業新聞 2011.5.10朝刊 18面】“





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